3Aを求める他力本願な自己実現女が騙される救世主男子よ

小悪魔ドルチェ寿司 編集者
更新日:2019-08-17 12:00
投稿日:2019-08-02 06:00
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイットボーイというより、じわじわ低温やけどさせる現役引退系脳みそ性器。そんな男を好いて惚れ尽くしたわけですが、ひろしの「濃縮還元原液エロス」って!?

濃縮還元? 救世主として爆誕するひろし

【vol.24】

 前回は太宰の恥から学ぶリスクヘッジ、前々回はギリシア哲学のアンドロギュノス的ジェロントフィリアについて語りました。今回はそこから読み解く、81歳ひろしの現役エロス帝王学についてお話したいと思います。

 具体的には以下の3項目に分けて説明してまいります。

1.救世主として爆誕するひろし
2.服従させるヒギンズ教授
3.徹底した裏番長

 では、まず、【1.救世主として爆誕するひろし】から。ひろしの女性に対する現役っぷりといえば、〈原液エロス〉といって差し支えないほど見境がない点が特徴です。

 まさに、そこに穴があるから、以上、という潔さ。

 そういう男性の生理に関しては古今東西そんなに違わないと思うので(81歳になっても原液どころか濃縮還元で毎夜のスプラッシュマウンテンハイという事情を一旦脇において)、穴があると弄りたい、なにかしら挿れてみたいというのは全男性に共通することだと思います。

3A的トリプル欲求とは…

 しかし、そのアプローチまでの所業が並大抵の男と違うんですね。亀の甲とか亀の頭とかいろいろすっ飛ばすっていう、さすが年の功。女子の欲しいものを絶妙に把握していて赤子の手をひねるように懐柔する……、リストもびっくりの超絶技巧なわけです。ひろしは「愛されたい」「安心したい」「甘えたい」という3A的トリプル欲求を巧みに満足させるのですが、その方法がまた……。

自立神経の働きと同レベルで雌を満足させる

 やはりベストセラーである「サピエンス全史」が指摘しているように、進化の過程において共同生活を送るうえで〈噂話なしには危機から身を守ることはできない〉がポイントになってきます。

 誰が危険、どこが危険、あのグループはよからぬことを考えてこのコミュニティの食料を奪って、我々を全滅させようとしているなどと、どんな小さい噂話でも知っておく、共有しておくということがサピエンスを進化させてきました。

 そして雌のほうがそれに対しての危機感を多く持ち、共感し、想像力を豊かにして進化してきました。この人は安全、一緒に寝ても大丈夫、子供ができて動けなくなっても私の元にちゃんと食料を取りに戻ってきてくれるという確信がないと、雌は股を開けません。

雄への原始的な欲求

 安全であるというリサーチによる信頼関係の構築(隣で寝てても殺されない)と、愛されている実感(この人といると餓死しない)、安心感(膣を差し出している無防備な状態でも危害を与えらえない)、甘えられる(こちらの要求を伝えても逃げない)、これが雌による雄への原始的な欲求です。

 この原始的かつ根源的欲求を、ナチュラルボーンプロバイダーとして自立神経の働きと同じレベルで、雌を満足させられるのが、そう、ひろしなのです。

他力本願だからこそ

 女は「他力本願な自己実現」をいい意味でも悪い意味でも、はたまた程度の差もあれど希求します。その点において、愛情表現が活発で豊か、毎日最低3回の連絡は欠かさないという愛され実感、なにを相談しても必ず解決してくれるという安心感、そしてどんな要求にも応えてくれ、与えてくれる見返りのない無心さ。それを出会って2週間で成し遂げるので、出会ったばかりの女性の中では、ひろしの存在が救世主、そして一生そばにいたら安泰という計算も含め、気づいたら離れられない存在になっているのです。

 「必ず解決してくれる」と申しましたが、これって可能なのかと思った方も多いのではないでしょうか?

不可能を可能にする81歳

 でもひろしならできるんです。女が相談すると、ひたすら熱心に聞き、すごいことを言っているようで、なにも言ってないアドバイスを繰り広げ、最後にめちゃくちゃ極端なアドバイス、例えば仕事についての相談なら「お前なんかおらんでも会社は安泰、辞めてしまえ」。

 おまけに「お前ほどの優秀な人間ならすぐ他が見つかる。こことかどうや」と言って知り合いの会社を紹介し、ちゃんと給料アップをさせるのです。

 そして最後に「カネで解決できることは全部カネで解決しろ」でフィニッシュ。

 かゆいところに手が届くと思っている間に、いつの間にやらアンドロギュノス的合体が起こり(このうまさ、ひろしの右に出る者はいません:「出会い編」参照)、そのままハマる女子の多いこと。わたしは、そんな女子をたくさん見てきました。

 からの、次回は【2.服従させるヒギンズ教授】についてお話したいと思います!

小悪魔ドルチェ寿司
記事一覧
編集者
出版社で勤務のかたわら、現場主義のスケベライフを送っている最中に81歳と恋に落ち同棲生活開始。

関連キーワード

エロコク 新着一覧


その女と出張へ…ケイタイに登録されていた私の生理周期
 その女、「G」に出会ったとき、私は30代で、フリーランスの仕事をしていました。彼女は40代後半。私に仕事を依頼した会社...
憧れの有名女優の夫を寝取った女性の“驚きの理由”とは…#3
 大ファンである人気女優・美咲さん(仮名・30代)に近づきたいがために、その夫・Kさん(40代)と肉体的関係を持った邦子...
蒼井凜花 2019-09-02 06:45 エロコク
クワガタの角に息子クンを挟んで…男性を喜ばせるラブグッズ
 彼を喜ばせたい! でも何をどうしていいか分からない。テクニックを身に付けるのって難しそう……という女性に知ってほしいの...
桃子 2019-11-12 04:44 エロコク
映画「火口のふたり」に充満する男女のエロスと切ない裏事情
 女性は甘美な欲望に貪欲かつ忠実な生き物です。いいんです、それでいいんです。むしろ、オトナ女子なら神様が授けてくださった...
「ギネス世界記録」を断る失敗しない男・ひろしの処世術
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
必要以上に身体を触られ…アラフィフ女に覚えた違和感
 同性からのセクハラも、逃げ場を塞がれやすいものです。 (この人の態度、なにかおかしいけど、まさか……女同士だし…...
女性器リノベに投資する女たち#3…「膣がゆるい」の真相は?
 美容整形外科のメニューにはあるのに、あまり表立って語られることの少ない女性器の整形手術。費用はどれぐらいかかるのか? ...
憧れの有名女優の夫を寝取った女性の“驚きの理由”とは…#2
 大ファンである人気女優・美咲さん(仮名・30代)に近づきたいがために、その夫・Kさん(40代)と肉体的関係を持った邦子...
蒼井凜花 2019-08-26 06:00 エロコク
地球の裏側からでも操れる? スマホで遠隔操作可能なバイブ
 仕事でもプライベートでも必要不可欠なものになっているスマートフォン。これからはセックスライフにも欠かせないものになるか...
桃子 2019-11-12 04:44 エロコク
タバコもピルも本当の自分も捨てたら酒カスになったわたし
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
「会わずに君を追い詰めたい」SMサイトの男性が講じた奇策
 とあるSMサイトで出逢った人の中に、「会わないままで君のことを追い詰めたい」という一風変わった人がいました。  ...
性癖を通してパートナーを…緊縛されたかった女性の出会い
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-08-21 19:20 エロコク
吸って震えてのダブル刺激…“吸引系”火付け役の高級モデル
 毎年、「出会えてよかった!」と心から思えるバイブレーターが何本かあります。「ウーマナイザー デュオ」もそのひとつ。 ...
2019-11-05 13:23 エロコク
祝結婚・小泉進次郎的「鎧を脱がせる」隠れた被支配欲求とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
性欲の強い女性が好きそうな食べ物“ベスト5”を考察してみた
 私の周りには性欲の強い女性のお友達がいるのですが、彼女たちとご飯に行くと、メニューやお店のセレクトにどうやら傾向が見ら...
大きさも振動も…女性が安心できる「電マ」売れているワケ
 自分で自分を気持ち良くするセルフプレジャー。じっくりと楽しみたい夜もあれば、短時間でささっと済ませて眠りにつきたい夜も...
桃子 2019-11-12 04:43 エロコク