「しないとだめ?」冷凍庫のような結婚に終止符、45歳バツイチ男が不倫相手との再婚を躊躇するワケ

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-12-28 06:00
投稿日:2024-12-28 06:00
「冷酷と激情のあいだvol.227〜女性編〜」では、2年弱にわたる不倫関係の末に、相手の男性の離婚が成立し結婚を切望するものの、思うように進まない瑠奈さん(34歳・仮名)の苛立ちをお届けしました。
 では恋人であるジュンジさん(45歳・仮名)は、今のふたりの関係についてどう考えているのでしょうか。

45歳、離婚→再婚とならないワケ

「あー…。瑠奈との結婚ですか? うーん…、そうですねぇ…。しないといけないんですかねぇ…」

 歯切れの悪い話し方で、暗い表情を見せるジュンジさん。

 聞けば離婚が成立後に、ジュンジさん自身に大きな心境の変化があり、まだその本心を瑠奈さんに話せていないことに悩んでいます。

夫婦間は冷え切っていた

「すでに聞いているかもですけど、僕、彼女と不倫をしていました。それも2年くらい。結構長い期間を、瑠奈と過ごしてしまいました。

 最初のうちは瑠奈に急激に惹かれていたんですけど、だんだん惰性になっていったというか…。

 離婚については、瑠奈と約束しちゃったし、成立させなくてはという義務感が強かったですね。まぁぶっちゃけ前妻との関係は、不倫する前から絶望的に冷めていましたよ。

 家庭内の空気はまるで冷凍庫。僕と前妻は、会話をしないどころか目も合わせない。連絡事項はLINEでしたし、寝室も食事も別々。子供もすっかり前妻の味方でしたね。

 そんな生活がずっと続いていたので、離婚自体はそんなに大変じゃなかったです」

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並木まき
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元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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