フェイスパックを効果的に使う方法♡毎日の使用は肌に悪い?

コクハク編集部
更新日:2019-08-19 06:00
投稿日:2019-08-19 06:00
 以前はスペシャルケアとしてスキンケアに取り入れていたフェイスパック(シートマスク)ですが、近年では手軽に毎日使えるタイプも豊富に発売されています。そんなフェイスパックの選び方や効果的に使う方法をご紹介! 夏の肌疲れをしっかりケアしましょう。

フェイスパック(シートマスク)の目的別選び方!

 フェイスパックと一言で言っても、たくさんの種類があります。まずは、どんな目的で使いたいのかを明確にして、自分に合うものを選びましょう。

毎日のスキンケアにプラスしたい

 毎日のスキンケアに手軽に取り入れたい場合には、毎日使っても負担にならないフェイスパックを選ぶことが大切。購入時には、「毎日使用可能」の記載があるかどうか、用法をチェックすることが肝心です。

 また、毎日使えるタイプのフェイスパックは、大容量で比較的リーズナブルな価格で購入できる製品も多くなっています。水分補給を目的として作られた製品が多いため、肌の水分量を底上げさせたい方におすすめ!

肌悩みのケアをしたい

 美白・エイジング・乾燥・血流改善など、さまざまな肌悩みのケアに特化しているフェイスパックもあります。

 各パックによって特徴が違いますが、パッケージに「美白用」「エイジングケア用」などの記載があるのかをチェックしてみてください。各肌悩みを改善する成分が配合されているかの目安になります。普段のケアにプラスして行うことで、集中して肌悩みを解消しやすくなりますよ。

ここぞという日のスペシャルケアに使いたい

 スペシャルケア用のフェイスパックは、肌のコンディションを高めてくれる成分がたっぷり含まれています。効果抜群な反面、毎日にように使ってしまうと栄養過多状態になってしまい、逆に肌トラブルを引き起こす可能性も。

 スペシャルケア用のパックは、週に1〜2度ほどの頻度であることが多いです。用法を守って、デートなど大切な日の前日などここぞという日に使うと良いでしょう。

フェイスパック(シートマスク)を効果的に使う7つの方法!

 普段のスキンケアにフェイスパックを取り入れている方は多いと思いますが、せっかくなので、より効果的に使うポイントを押さえていきましょう!

1. 毛穴が開いている状態で始める

 フェイスパックは、毛穴が開いている状態で始めるようにしましょう。ベストタイミングは、体の血行が良くなっている入浴後! 洗顔後の肌への使用も良いですが、蒸しタオルを使ってさらに毛穴を開いてから使用すると、より肌内部へと成分が浸透するそう。

 蒸しタオルは、濡らしたタオルを1分ほどレンジでチンするだけで手軽に作れるため、習慣にすると良いですね。ただし、火傷には十分に注意してください。

2. 使用頻度、使用時間をしっかり守って使用する

 上記でお伝えしたように、フェイスパックの使用頻度や使用時間は製品によってさまざま。使えば使うほど肌が綺麗になるというものではないため、必ず用法を守って使うことが大切です。

 また、意外と知られていないのが、パックのつけっ放しは肌の水分をシートが吸い上げて乾燥を引き起こしてしまうということ。アラームなどを使用して、たとえパックがヒタヒタの状態でも時間になったら外し、パックに残った美容成分は首やデコルテ、ボディの保湿に再利用するようにしましょう。

3. 使用前には化粧水で肌を整える

 洗顔後に直接フェイスパックを使用する方は多いですが、これはNG! パックは基本的に「美容液」としての位置付けのため、肌に水分を与えて整える「化粧水」としての役割を果たせないことがあるのです。

 洗顔後の肌の乾燥を防ぐためにも、速やかに普段通り化粧水を塗ってからパックをするようにしましょう。

4. パックの穴あき部分はアイクリームやリップで保護

 フェイスパックは、目元や口元に穴があいていますよね。でも実は、目元や口元は皮膚が薄く乾燥しやすい部位でもあるため、パック中に放置しておくのはおすすめできません。

 どうせなら、目元にはアイクリーム、口元にはリップなどの油分を含んだアイテムで同時にケアを行うのが◎。乳液やクリームで代用するのも、もちろんOKです。

5. 肌悩みがある時には美容液を併用する

 ニキビやシミなど特定の肌悩みがある場合には、各肌悩みに特化した美容液を使用した後にフェイスパックを使用すると、相乗効果に期待できるそう。

 ただしこの時にも、化粧水→美容液→パックの順番を守るようにしてください。パックが蓋の役割となり、美容液の成分がじっくりと浸透していきますよ。

6. 使用後には必ず乳液orクリームで保湿を行う

 フェイスパック後には肌が十分に潤っている気がしますが、乳液やクリームなどで保湿を行わないと、せっかく肌内部に浸透させた水分が蒸発してしまいます。パック後のケア、必ず忘れずにしてください。

 乾燥が気になるようであれば、クリーム後にオイルなどをプラスするのも良いですね。

7. ラップやシリコンマスクで密封する

 フェイスパックの上から、目や口周りを切り抜いたラップで密封するのもおすすめ。100円ショップで購入できる「シリコンマスク」なども、繰り返し使用できて便利ですよ。

 水分の蒸発を防いでくれるため、より保湿効果を高めることができます。ただし、パックの使用時間などは使用用法に従って、きちんと守って行うようにしましょう。

フェイスパックを上手に普段のスキンケアにプラスしよう♪

 フェイスパックは従来のように「スペシャルケア」としてのアイテムではなく、毎日使えるタイプや肌悩みを改善させるタイプなど、ラインナップが豊富になってきています。いくつか種類を揃えて肌の状態に合わせて使い分けると、よりスキンケアを楽しむことができるはず。

 ぜひ、普段のスキンケアにプラスして、上手にフェイスパックを利用して肌のコンディションを保ってくださいね♪

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


アブラギッシュな40女がガチ愛用! 買ってよかったベタつきお助けアイテム3選
 今年の夏も暑かった! なんて、まだまだ振り返れないくらい9月に入っても暑いんですけど? 秋、仕事してくれよ…。9月半ば...
U-2000円のセルフまつ毛パーマで「サロン以上の満足度」ってマジ? 不器用女が苦戦した“ある工程”
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
今さらですが「ボトックス注射」って何。目尻、眉間のシワを一撃!?【目元の美容医療に定評ある女医が解説】
 イートップクリニック院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問...
えっ、麻酔は? 40女が「大手美容クリニック」でヒアルロン酸をぶち込んで驚いたこと
 今年3月、ほうれい線治療のためにヒアルロン酸を入れてきました。ヒアルロン酸の持続期間は1年から1年半。注入前よりほうれ...
タイパ抜群! 忙しい40代こそ実践したい「ながら美容」5選
 肌の乾燥、たるみ、シミ、シワ、ボディラインの崩れ…。30代までは何もケアをしなくても保てた美しさが、40代になると一気...
求心顔って何?老けてみえる? 3つのメイクテクで遠心顔っぽくごまかす
 最近よく聞く「求心顔」と「遠心顔」。「私は求心顔らしいけど、イマイチどういう意味なのかわかってない」「求心顔は老けて見...
辛口だなぁ…。20代男性に聞く「一緒に仕事をしたくない40代のリップメイク」完全再現&改善方法
 ビジネスシーンにおいて、リップメイクは印象を大きく左右する要素の一つです。40代女性の無意識メイクが、20代男性に「一...
美容医療で人気の「ハイフ」丸わかり!【気鋭の敏腕女医解説】どこまで変われる?痛くないの?
 はじめまして! イートップクリニック院長の増田えりかと申します。突然ですが、美容医療にどんなイメージをお持ちですか? ...
一重まぶたさんのメイクのお悩みに…個性を生かして可愛く盛るコツ4つ
 切れ長でシャープな印象を与える一重の女性。ミステリアスで魅力的ですが「メイクすると腫れぼったい印象になってしまう」と悩...
夏の暑さに負けない体を作ろう! お家でできるおすすめ有酸素運動4選
 猛暑日が続く夏に、屋外でのウォーキングやジョギングは危険な場合があります。特に女性は、紫外線も気になって運動不足になり...
髪の毛パサ子で10歳も老けて見られた!“シャンコン&ドライヤー”基本のお手入れに3つの+α【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
「鏡を見てもやる気出ない…」自分磨きのモチベをアップさせる対処法5つ
「アラフォーにもなって見た目を磨いたところで、何になるんだろう…?」「自分が思っている以上に周りは自分に興味がないはずな...
40代でも胸は大きくなる? 垂れるのはまだ嫌!アラフォー世代向け「美胸キープ術」【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代でもチュールコーデを楽しむ!“赤ちゃんおばさんみたい”って…残念エピ&オバ見え回避術
 おしゃれ好きには市民権を得た感のあるチュール素材ですが、40代女性としては「甘すぎるコーデになりそう」「オバ見えしない...
ピルは避妊薬だけではない。まだまだ誤解ばかりのピルの効能と「ホルモンバランスの乱れ」
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...