生理前に限らず些細なことでイライラ!【医療従事者監修】アラフォーが注意したいPMSではない意外な理由

コクハク編集部
更新日:2025-03-20 06:00
投稿日:2025-03-20 06:00
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人です。タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けていて…。
 そんなえりのボスのもとには今日も悩みを抱えた女性が立ち寄ったようですよ。悩みはずばり「イライラ」しがちでブルーになること――。

1. イライラして彼と喧嘩して、さらにイライラ!

 今回は、ミスズさん(38歳/仮名)からのご相談です。

「ミスズさん、イライラしているみたいだけどどうしたの?」

「えりのさん…。実は最近、同棲している彼との喧嘩が増えているんです。彼とは同棲して半年、そろそろ結婚を…という話だったのに、些細な発言にイライラして。彼もそんな私に対して『イライラするのは仕方ないけど、八つ当たりされるのは嫌だ』って…。

 自分でも、確かに八つ当たりしている自覚はあります。だけど、今までとは違って彼にイライラすることが増えて…。これがマリッジブルーってやつなんでしょうか」

 自分で感情をコントロールできずに不安そうなミスズさん。彼に嫌われたくないという思いがあるからこそ、落ち込んだ様子です。

「確かに、マリッジブルーでイライラや不安を感じる人もいるわ。けれど、マリッジブルー以外が原因の可能性も考えられるわよ」

「マリッジブルー以外が原因…? それってPMSとかですか? でも、確かに私はPMSも重い方ですけど、最近は生理前以外の時期もイライラして…」

 今までにない自分の変化にミスズさんの顔色は悪くなっています。

 これは放っておけません!

2. イライラの原因はPMSだけではない!

「女性がイライラする原因といえば、確かに生理前に頭痛やめまい、むくみやイライラを感じるPMSが有名ね。だけど、イライラの原因はPMSだけではないの。とくに、ミスズさんの年齢だと注意が必要よ」

「私の年齢…? イライラの原因ってなんですか?」

「それはね、更年期よ」

「更年期? え、でも更年期ってもっと年齢を重ねてからのイメージが…」

 戸惑うミスズさんに、えりのボスは優しく続けます。

「更年期は閉経前後の5年間、合計10年間を意味する言葉よ。一般的な閉経年齢は50歳だから、45~55歳に更年期を迎える人は多いわ。だけど、これはあくまで平均的な時期。50歳より前に閉経を迎える人もいるの」

「でも…私は38歳だからさすがに早いのでは…?」

「確かに、更年期を迎えるには早いかもしれない。だけどね、実は更年期に入る前から女性ホルモンの分泌量が減って、イライラや肌の乾燥、食欲不振などの不調を感じる人は多いのよ」

「え、そうなんですか!?」

【読まれています】更年期、それはある日突然に…45歳女の体が『倦怠感で満タン』になった

 えりのボスは驚くミスズさんを安心させるように笑いながら、説明を続けます。

「医学的に定義された言葉ではないけど、俗に『プレ更年期』と呼ばれる時期で、30代後半~40代前半の女性が経験するといわれているわ」

「生理前以外にもホルモンの影響でイライラするなんて…。しかも、これから更年期を迎えるってことは、今後も続きますよね…。どうやって対処すればいいんでしょうか」

「これからも続く症状だからこそ、覚えておきたい対処法を紹介するわね」

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


おならが臭う、げっぷが出る!【医療専門家監修】腸活から知るセルフケア
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
廃盤になったら外出できない!? 40代美容家愛用「底見えコスメ」厳選2品
 物価高に苦しむ今は「本当に使えるもの」に厳選して、コスメ選びをしたい人も増えていますよね。  40代のメイクでは、ア...
「膣が乾いて痛い…」40代、夜の生活で実感した老い問題どうしてる?
 40代女性の悩みの一つとして、「夜の生活で感じる老い」があります。若い頃とは違い、老いを感じはじめる年齢でもありますよ...
双子級にそっくり!レブロンがボビィブラウンの名品ハイライターを食った
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
そのふらつきは脳の病気?自律神経の乱れ?【医療専門家監修】5つの整う
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
コンプレックスが悪目立ち!今すぐ見直したい残念メイクテク3選
 コンプレックスを解消するためのメイクが、実は逆効果になってしまっていたら悲しいですよね。  メイク手法が定着している...
「膣おなら」の原因は?【医療専門家監修】性交渉や運動中に恥ずかしい…
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
値段差4300円!SUQQUソックリの「エクセル」お粉はプチプラの鑑だ
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
愛用する化粧水が“改悪”の悲劇!敏感肌の30女が頼った「2つのブランド」
 敏感肌ですぐに赤くほてってしまうタイプのため、鎮静効果のある化粧水を長年愛用してきました…が、それがリニューアルされて...
【ユニクロ】絶賛セール中!ドローストリングショルダーバッグが超使える
 今年はユニクロのラウンドミニショルダーバッグが流行りましたが、ドローストリングショルダーバッグも大容量で魅力的なのを知...
アイラインガタガタ大丈夫?化粧崩れおばさん一直線の3大NGアイメイク
 年齢を重ねていくと、濃いメイクはすっかり卒業して、ナチュラルメイクに切り替える人も増えますよね。  しかしナチュラル...
乾燥シーズン到来!美容ジャーナリスト注目の新作・顔&頭皮スキンケア4選
 気温もぐっと下がって、いよいよ本格的な乾燥シーズンに突入。季節がわりに注目したいのが新作スキンケアですが、今年の秋冬も...
雑誌付録11点盛り!目玉の「サボン」ボディスクラブでカラダも大掃除
 今回ご紹介する雑誌付録は、美容やコスメ好きに人気な「VOCE」通常版2024年1月号(浜辺美波表紙ver.)の「ボディ...
いびきの種類は大きく2つ!【専門家監修】メカニズムとカンタン対処術
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
マフラーの季節になりました♡小顔効果がうれしい4つの巻き方、ご存じ?
 冬になると活躍するマフラーやストール。でも、ただでさえ着膨れする冬に、顔まわりまで布を巻くと「太って見えそう」と心配す...
目、眉毛、口…20代男性がぎょっとするアラフォー女性の三大残念メイク
 年下男性たちは40代の女性のメイクを、秘かに採点しているんですって!  上品でかっこいいとドキッとすることもあれば...