脱・風呂キャンセル界隈! メンタルどん底だった40女が「推し活」で浮上した話

コクハク編集部
更新日:2025-03-25 06:00
投稿日:2025-03-25 06:00

久しぶりに外出

 当選通知後の週末は、美容院とネイルサロンのハシゴの後、近場のアウトレットモールまで。

 天にも昇る心地だったので、超絶苦手な人ごみも、店員さんの執拗なセールストークも難なくかわし、イベント用のワンピースをゲットしました。

 友人からの飲みの誘いも軒並み断り、ただひたすら布団の中でダンゴムシ状態だったのに…。

 推しに会えるとなったとたん、この復活っぷりったら!

 我ながら笑ってしまいました。

推し活に救われた人は多い

 株式会社R&Gが推しのいる男女337人を対象に行った「推し活の魅力に関する意識調査」によると、推し活で得られたものは以下の通り。

 1位 充実した生活


 2位 推し活友だち


 3位 生活のモチベーション


 4位 前向きな気持ち


 5位 ストレス解消の手段

専門家の見解は?

 この結果を受けて、公認心理師、臨床心理士の藤本志乃氏は、

《推しを応援することは、楽しみや生きがいを見出し、ストレス対処(コーピング)の一環として機能することが考えられます。推しの存在が心の拠り所となることで、日々の活力を得る人も多いでしょう。》

 と考察しています。

わかりみが深い

 ああ、すごく、わかる!

 正直このイベントに当選しなければ、ずっとメンタルがド底辺だったでしょうよ。あと1週間は風呂キャンセル界隈だったんちゃうか(苦笑)。

 大好きな人に会うためにきれいになりたいなんて感覚、すっかり忘れていました。夫よ、なんかごめん…。

推しを持ちましょう!

 イベント当選を推し活友達にLINEで報告したところ、「神様からのKへのプレゼントだね。推しから癒しをもらって、心も体も元気でいよう!」 のレスが。その温かい励ましに涙が止まりませんでした…。

「大丈夫、まだ頑張れる」

 数年ぶりにネイルを施したキラキラの指先を見て、そう思ったのでした。

人の推し活を笑うな

 国内外のアイドルでも、漫画やアニメのキャラでもいいんです。調査の表にもある通り、愛でる対象は人それぞれ。

 なんなら身近なパートナーや友人でもペットでもいいと思う! 人の推し活を笑う奴は馬に蹴られてなんとやらでっせ。

 しんどい時こそ、推しがきっと支えになってくれますよ♡

(編集K)

【調査概要】
調査対象:推しがいる人
調査期間:2024年12月24日~2025年1月7日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:337人(女性233人・男性104人)
回答者の年代:10代 0.9%/20代 24.9%/30代 37.1%/40代 23.7%/50代以上 13.4%

株式会社R&Gの公式サイトはこちら

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ハッシュタグは“いいね”を超える? 承認欲求の先にあるもの
 SNSで昨年あたりから、ハッシュタグの新しい使いかたに脚光が集まりつつあります。ハッシュタグとは冒頭に「#」をつけた言...
こにゃんたま君のパパ「タンク君」のご立派“にゃんたま”
 きょうのにゃんたまは、先日ご紹介した「こにゃんたま君」(奥に写る子猫)のパパです!  その名も「タンク」君! ...
悲劇はもう二度と…園児の外遊びの大切さと保育士さんの努力
 保育園の子どもたちや働く保育士さんにとって、あまりに悲しい出来事が続いています。園児2人が亡くなった大津市の事故のショ...
ゴロンゴロン♪ “にゃんたま”流ストレス解消法でリラックス
 気が付くとストレスで、体が緊張状態になっていませんか?  きょうは、体の力を意識的に抜いてコロコロしてみる、にゃ...
毎朝のお弁当作り 「苦痛→楽しい」に変える4つのコツ!
 手作りのお弁当って子どもの頃はもちろん、大人になっても嬉しいものですよね。でも、作る側はいつも大変!うんざりして、苦痛...
「SNSイタい女」とは呼ばせない オトナ女子のインスタ技3選
 InstagramをはじめとしたSNSは、今や日常生活に欠かせないコミュニケーションツールになりました。少し前までは、...
「え、悪性って…」病院を出たら子宮頸がん患者になっていた
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
三崎港で“にゃんたま”発見! おすすめマグロ店をご案内?
 神奈川県・三浦半島にある三崎漁港。  全国有数のマグロの水揚量を誇る漁港近くで、にゃんたま発見です。  多...
怠惰な人にこそ効く!「やる気が出ない」を解消する3STEP
 どうしてもやる気が出ない時ってありますよね。脳科学を利用した「やる気を出す方法」がネットに多々転がっているものの、それ...
京都・伏見稲荷大社で発見 神のオーラ感じる白“にゃんたま”
 朱色の鳥居と、白いキツネがシンボルの神社。  京都・伏見稲荷大社で、白いにゃんたまωに出逢いました。  鳥...
先生どうして辞めちゃうの? 保育士さんが一斉退職する理由
 保育園で問題になっている保育士さんの一斉退職。子供たちだけでなく保護者の心にも傷を負わせかねない問題ですが、なぜこんな...
私は、子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性です。
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。私...
期間限定だから尊い 可愛い子猫の“こにゃんたま”にメロメロ
 ニャンタマニアのみなさまこんにちは。猫フェチ撮影の日々を送る芳澤です。  きょうは、にゃんとも可愛い子猫にゃんた...
経験者直伝! 出産が「怖い」を「楽しい」に変える考え方
 出産を終えた後、必ずと言って良いほど女友達に聞かれたのが「怖くなかった?」「痛かった?」という言葉でした。出産の「怖さ...
泣きたくなったら…オトナ女子が知っておくべき涙のこらえ方
 泣いても何も解決しない。そんなことは痛いほど分かっているオトナ女子でも、ふいに泣きたくなる時ってありますよね。でも、プ...
猫の島で圧倒的な存在感 コワモテボスの貫録“にゃんたま”
 東北の猫の島・田代島に春が来た!  今年はボスにゃんたま君の子供たち、何匹生れたかな?  頬の張った大きな...