彼女と喧嘩して悩む男性に…復縁と恋の花「ガーベラ」の理由

斑目茂美 開運花師
更新日:2019-08-24 08:41
投稿日:2019-08-24 06:00
 あるまったりとした昼下がり。いつもの慌ただしい店内とは打って変わって、ワタクシが猫店長「さぶ」のお腹に顔を埋めて癒されておりましたところ……一人のお若い男性客が切羽詰まったご様子で飛び込んでいらっしゃいました。

彼女と仲直りするため花屋に来た男子

お客様 「助けてください」

ワタクシ「はっ!なんでござんすか!?」

お客様 「彼女と喧嘩しました」

ワタクシ「そりゃ大変だ」

お客様 「謝っても謝っても許してくれません。困ってます。どうしよう」(そもそもこのお兄様、ワタクシ初対面)   

ワタクシ「ワタクシ思うにお兄さんの謝罪の気持ちが足らんのではあるまいか?」

お客様 「めっちゃ謝りました。これ以上、謝りようがないのです。花でなんとかできませんかね。僕の気持ちを代弁するような花で……助けてください!」

ワタクシ「ん~~」

お客様 「しかも僕……今月ピンチなんで……予算があまり……」

 彼女と仲直りする方法を相談するため、お花屋さんに飛び込むなんて、なかなかのロマンチストなお客様でござんす。しかも、お金までない(笑)。まさに二重苦だわ。

 そんなときはやっぱり……「お花さ~ん! 出番ですよ~」ということで、今回は復縁と恋の花「ガーベラ」の解説でございます。

「陽」の花ガーベラで人間関係を改善!

 ガーベラは伸びやかな花弁が良縁を運び、人と人との絆をつなぐとされています。つまりは、この花もやはり恋愛運、結婚運に効きMAX!ということでござんす。

 ガーベラは若い女性には根強い人気で、従来のような傘を広げたような咲き方のものばかりではなく、柔らかい花弁が幾重にもかさなり、最後は丸く開花するポンポン咲きのガーベラや、咲く過程を楽しむツボミガーベラなるものも出現しているのでございます。

 さまざまに形が変わっていくガーベラの出現に、ワタクシたち花屋もワクワク。

 お色によってもさまざまですが、一般的な花言葉は「希望」や「神秘」とされております。美をとことん追求し、恋に生きた「クレオパトラ」の名がガーベラの別名だということはあまり知られていないのかもしれませんな。

 また、ガーベラは丸いフォルムがポイント。風水的に言えば福は丸いものに宿るとされているようでござんすが、そういった意味でいえば丸い形プラス「陽」の気を多く帯びるガーベラは復縁にも効く花。

 この花を飾るだけで、あなたの「縁」を再び結んでくれるはずなのでござんす。

 今回の“二重苦お兄様”の当初のリクエスト「お願い! 許して花束」に対して、ワタクシは、強烈リセットと希望の「白」のガーベラ、恋愛の決定打「ピンク」のガーベラ、そしてこっそり新しいご縁の「オレンジ」の花をお入れしました。

 復縁とは何も「よりを戻す」だけではないのでござんす。

 新しい良縁が再びこのお兄様にやってくることもこれまた「復縁」なのでございます。

お客様 「ありがとうございます。なんとかこれでなりますかね……」

ワタクシ「それはわからんでござんすが、どちらにしてもお兄様の気持ちが前向きにアクションを起こせるような花束になっているはずですよ。頑張って! お兄様!」

 意味を知ってか知らずか……ヨリを戻す気マンマンで意気揚々と出て行ったお兄様。

 彼女に何をしたのかはわかりませんが、最上級の謝罪でもなお許してくれないのであれば、もはやそこに望みなし! お互いのため、いっそ諦めて新しいご縁を求めても良いではあるまいか?

 結果的にお兄様が幸せになればいいのでござんす。との願いをワタクシこっそり花束に込めたことを、お兄様は知る由もないのでございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


今のキャバ嬢が30歳を迎えても「オワコン」じゃない理由
「キャバ嬢なんて若いうちだけじゃん。30代になってから後悔すると思う」  これが世間の、水商売やキャバクラ嬢に対する一...
認知症の介護って辛い? 介護士が教えるリアルな現実とは
 連日、高齢者ドライバーの悲惨な事故が後を絶ちません。高齢者の身体能力低下に起因する事故もあれば、認知症が原因となってい...
強い女性になるには? ポジティブ思考でいるための5つの方法
「強い女性」というと、どんな女性を思い浮かべますか? 気の強い女性? アスリートのような筋肉隆々の女性? って、違います...
がん→子宮全摘まで“カウントダウン1カ月”の記録<私生活編>
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
悟り世代“だら先輩”に学ぶ…今日も1日仕事中にダラけたい!
 この話は、働く女性の誰もが思い描く「仕事中はダラダラして、定時にさっさと帰りたい!」という願望を確実に実行し続けている...
妄想がバレた? スッと姿を消したクールな“にゃんたま”君
「にゃんたま」に、ひたすらロックオン!猫フェチカメラマンの芳澤です。  きょうは、キリっとした眼差しの美形にゃんた...
ピアノが弾ける子どもにしたいなら?知っておきたい親の心得
 子どもの習い事というと「ピアノ」というイメージがありませんか? 今も昔も、子どもにピアノを習わせたいと思う親は後を絶ち...
金運に効く最強の花とは? いつの世もそれがキニナルの巻
 いつの世も…女性は「占い」や「おまじない」、「厄除け」なんてちょっぴり「スピリチュアル」みたいなものに大変なご興味のあ...
都内にいながら温泉気分を満喫できるオススメの「スパ3選」
 なんだか最近疲れたなぁ……。なんていう時は、一人でぼーっとする時間も必要です。お休みを使ってゆっくり癒されてみませんか...
イケ“にゃんたま”に囲まれて…モテモテ女子も大変なんです
 きょうは大変です!  イケにゃんたまωωに迫られるモテモテ女子が困っちゃっています。  若くてちょっと強引...
5歳過ぎてもオムツがとれない…意外な“おねしょの原因”とは
「もう5歳なのにまだオムツが外せなくて」「小学校にあがってもおねしょしてしまうんです…」 思わず、えっ!! と驚かれるよ...
親の介護は家族総動員 あるある問題とその後にすべき行動3つ
 親の介護と聞けば、多くの人が不安を抱くはずです。「自分を育ててくれた親だけど……」と思う反面、親の介護をすることで自分...
我慢強いA型長女は返上! がんがくれた「キャンサーギフト」
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
父譲りの哲学“にゃんたま”を持つ「オペラ座」のクールな視線
 きょうはレアなツートンにゃんたまω。かっこいい見返り美男でドキッ!  タオマークの様にも見え、哲学さえ感じさせる...
ハート型で可愛い…アンスリウムは恋愛を具現化したような花
 だいぶ以前になりますが……ウチのお花屋さんに居た若い女性スタッフM子のお話でございます。  これがまた大変にブッ...
都会にいて幸せになれるの? 「田舎の女」が幸せな理由4選
 格差社会といわれる日本ですが、年収や学歴のみならず、都会と田舎の格差も広がっています。都会を生きる女と田舎を生きる女は...