更新日:2025-05-30 06:00
投稿日:2025-05-30 06:00
私ではなく寿司を見ろ
そういうわけで恋人との食事も、うまくいった試しがなかった。食べものほどの愛はないが、憎からず思っている相手ではある。たまにはデートというコミュニケーションも必要だろう。
しかし、お昼何食べる?と聞けば、「ミエカの好きなもの」、夜ご飯は?と聞けば、「ミエカが食べたいもの」……。
そんならわし、アンタと一緒に食う意味あんの?
食に集中するためにカウンター席を選べば、体ごとこちらに向けて、どうでもいい愛の言葉を囁き続け、職人が握った寿司が葉の上で乾いている。私ではなく寿司を見ろ。私は寿司しか見ていない。体を捻って食事をしたらお腹が痛くなると、親に注意されなかったか。
「よく食べるミエカが好きだよ」と乾いた寿司を寄越されても、回転寿司のレーンで何周もしたような寿司は嫌だ。自分の寿司に責任を持てよ。ロマンティックな恋人は、見知らぬ酔っ払いより質が悪かった。畢竟、食事を断りがちになる。他に好きな人でもいるのかと問われれば、「この世の食べ物全て」と即答するだろう。
ライフスタイル 新着一覧
ドクダミの白い花が美しい季節になりました。個人的には決して嫌いではありませんが、今の季節ごろから、美しい花が目立つせい...
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
あなたは子供の「友達の親」が苦手な場合、無理して付き合いますか?
“子供”でつながった関係は、普通の友達とは...
2025年のGWも、あっという間に終了し早くも6月に。今年入った新入社員たちも、そろそろ会社の雰囲気に慣れてきた頃では...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
独身女性からしたら、既婚女性に「幸せそうでいいな」と羨ましさがあるかもしれません。ですが「家に帰りたくない」と涙を流し...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
男児であろうと女児であろうと子育ては大変ですよね。性差よりも個人差…とは言うものの、我が子と異なる性別の子どもの話を聞...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年5月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかし...
父の日になにを贈ろうか悩んでいる人もいるでしょう。そんな方のために、今回は父目線の経験談をご紹介! 父の日の贈り物で1...
行けば毎回、楽しく明るく、時には厳しく接客をしてくれるホステスのお姉さんたち。でもそのお姉さんたちも永遠に居てはくれま...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「仕事で取り返しのできないミスをしてしまった…」「職場でやらかしちゃって、もう出社したくない」と落ち込んでいる人はいませ...
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
とうとう最終回、この10カ月、ポンコツ商店会話を長らく読んでいただきありがとうこざいました。
この商店会もポン...

アラフィフ独女ライターとして日々を過ごす中で、「50代からの恋愛」って、いったいどういうものなんだろうと考えることがあ...
