大人に“ときめき”はいらない?『続・続・最後から二番目の恋』を見て感じた、私が中年恋愛に望むもの

mirae.(みれ) ライター
更新日:2025-06-27 18:46
投稿日:2025-05-27 06:00

それでも、私は“恋のときめき”をあきらめたくない

 年齢を重ねれば重ねるほど、恋愛に求めるものが変わっていくのは自然なことだと思います。20代のような激しい恋愛よりも、穏やかで居心地のいい関係を求めたくなる気持ちもわかります。でも、それでも私は“ときめき”を手放したくありません。

 たしかに、ドラマの中の和平と千明のような関係も、とても素敵です。歳を重ねても、お互いに言いたいことを言い合えて、自然体でいられる関係は、理想のひとつかもしれません。

 けれど、私のように今まで恋愛らしい恋愛をしてこなかった人間にとっては、「ときめきを知らないまま終わる」ことの方が、もっと切なく感じてしまいます。

 心が浮き立つような出会い。相手の声だけで嬉しくなったり、何気ないメッセージに舞い上がったりする感覚。それをこのまま知らずに人生が終わってしまうのかと思うと、やっぱりどこかで「もう一度だけでもいいから、恋をしてみたい」と願ってしまうのです。

50代の恋愛に“正解”なんていらない


『続・続・最後から二番目の恋』は、歳を重ねたからこそ築ける、信頼と安らぎに満ちた関係を描いていました。それは恋愛の“理想形”のひとつかもしれません。それはそれでとても素敵だし、そういう出会いも最高だと思います。

 でも、それが唯一の正解ではないと思います。

“ときめき”がなくても男女関係は築ける。そう言われてしまうと、恋を知らずにここまで来てしまった私は、どこか寂しさを感じてしまいます。

 50代になっても、ドキドキする恋をしていい。ときめきを求めてもいい。誰かを待ってもいいし、自分から動き出してもいい。恋愛に、年齢も、形も、正解もありません。自分の気持ちに正直であることが、なによりも大切なんだと思います。

 だから私は、これからも“心が踊るような恋”を信じていたい。安心できる関係も大事だけれど、ドキドキする気持ちだって大切にしたいと思うのです。

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


失敗しない家の選び方 快適生活のため気をつけるポイント6つ
 筆者は、これまでの人生で実家の引っ越しも入れると、8回ほど引っ越しをしています。そのうち5回ほどは、結婚や仕事の都合、...
えっ転移? 子宮頸がん術後に襲いかかる後遺症リスクのお話
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
やっと会えたね♪ 水辺でデートを楽しむ幸せ“にゃんたま”
 望遠レンズを覗いていると……きょうのにゃんたまωは、水辺で決闘!?  いいえ、水辺で逢い引きです。  雨が...
オンナが恋愛ネガティブになる“不幸のスパイラル”脱出法とは
 いつからだろうか? 仕事は楽しくできるのに、プライベートではなぜかネガティブ。特に恋愛に関しては腰が重い。 「この人...
犬を飼いたいと思ったら…救える命があることも知ってほしい
 近ごろは空前のペットブームですね。「犬って可愛いなぁ」と思う人も多いのではないでしょうか。散歩をさせている犬をみれば「...
小さな優しさが呼んだ奇跡…ワタクシは花のチカラを信じます
 死ぬまでにしたいことはなんですか――? そんなことを突然聞かれても、どれだけの方が答えられるのでしょうか。  あ...
大人のストレス発散方法5つ! イライラ社会をどう生き抜く?
 日々、ストレスを感じることは多くあります。仕事や人間関係でどうにもならないことに遭遇すると、やきもきしてしまいますよね...
愛しいあの子を待ち伏せ…気品あふれる白い“にゃんたま”王子
 きょうは、幸せの白いにゃんたまω。  綿アメみたいにふわっと品性あるにゃんたまなので、「白にゃんたま王子」と名付...
身近な人の変化に気づいて 認知症の兆候が疑われる3つのこと
 身近な人の変化に「認知症かも……」と疑いたくなることはありませんか? 認知症が社会的な話題となり、「もしかして」と思う...
ストレス発散や美肌にも…キックボクシングで女性の悩み解決
 働き方改革で残業が少なくなりアフター5(ファイブ)を楽しむ時間の余裕ができた今日この頃。早く帰っても何をしたらいいのか...
いよいよ子宮全摘へ 入院女子が涙した必須&便利グッズ17選
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
暑い日はずっとシエスタ…大事な“にゃんたま”を冷やす後ろ姿
 暑い日をどう過ごすか。  きょうは「夏だって毛皮を纏ってるぜ!」のにゃんたま君の知恵を拝見しましょう。  ...
ピルでツルツル肌に? 知っておきたい8つのメリットと危険性
 ピル連載も4回目。第1回目の「日本はピル後進国!『ピル=避妊』の考え方は遅れています」でも少し触れましたが、今回は、ピ...
勤務時間が長い! “自分しかできない仕事”をゼロにする方法
 定時上がりは憧れるけど、いつも勤務時間内に処理しきれず残業――。当然、プライベートの時間はカット。1日1時間の残業で、...
不妊症大国ニッポン…卵子凍結で産みたい人が産める社会へ
 子供を産みたい人がちゃんと産めるような社会にしたい。不妊治療で悲しむ人をゼロにしたい。これが私の願いであり、目標です。...
ワンオペ育児の日本と違う…台湾の妻が悩む“親戚の過干渉”
 国や地域によって、育児にまつわる文化の違いは様々ですよね。日本では日々忙しく過ごしているワンオペ育児ママが沢山いらっし...