夫とは2年、まともに口をきいていません。(46歳・パート主婦)

植草美幸 恋愛・婚活アドバイザー
更新日:2025-06-15 06:00
投稿日:2025-06-15 06:00

【相談】会話をする気になりません

「夫とは2年、まともに口をきいていません」――。

 46歳パート主婦です。48歳の夫(大手メーカー勤務年収1200万円)、大学受験を控える高校3年の息子、中学2年生の娘の4人家族ですが、夫とは家庭内別居状態です。もともと職場の先輩後輩で恋愛結婚でしたが、妊娠を期に私が退職しています。

 夫の強い希望で職場復帰や転職は叶わず、娘が小学校卒業するまでは専業主婦でした。生活には困っていませんが、自分のキャリアを絶たれた意識があり、家庭に協力的ではない夫への気持ちが離れました。現在、子供の教育費や生活費のお金のやり取り以外は、挨拶すらまともにしていません。寝室も別で会話する気にもなりません。

 子供が成人するまでは両親がそろっていたほうがいいと思っていましたが、関係修繕すべきか、別れるならどのタイミングがいいのでしょうか?

【こちらもどうぞ】彼とのスキンシップが面倒。性欲が低いのはおかしいですか?(46歳・会社員)

【見解】まず考えるべきは関係修復

 相談者さんは専業主婦として家庭を支えてきて、数年前からパートを始めたとのこと。ただ今離婚したとして後の人生を考えたとき、本当に一人で生活していけるでしょうか。世の中の46歳のキャリア女性たちはどのように働いているのか、その現実をもう少し知る必要があると思います。

 そもそも彼女は「ないものねだり」なのかもしれません。仮に何か専門技能があったとしても、会社員としての復職は簡単ではありません。46歳でブランクが長い場合、前の職場の同じポジションでの復帰や近い立場での他社への再就職は厳しいでしょう。実際に就職活動をしてみれば、現実が見えてくるのではないでしょうか。

 また、この先90歳、100歳まで生きるとすれば、まだ50年近い人生が続きます。その間の費用をきちんと計算してみることも大事でしょう。ライフプランナーなどの専門家に相談し、生活設計を立ててみればきっとわかるはずです。

 その点を踏まえて、まず考えるべきは関係を修復する道だと思います。これまで家族のために一生懸命生きてきたことは誇るべきです。子供たちが健康に育ち、進学できたのも、ご主人が仕事に打ち込めたのも、貴方の支えがあったからこそ。

 自分の歩んできた道を「立派な仕事だった」と認め、もう少し今の幸せを噛みしめてみてください。

植草美幸
記事一覧
恋愛・婚活アドバイザー
1995年、アパレル業界に特化した人材派遣のエムエスピーを創業(現・代表)。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の高い成婚率(※)を誇り、成婚件数も1000件以上を数える。著書は「ワガママな女におなりなさい 『婚活の壁』に効く秘密のアドバイス」(講談社)、『、「結婚の技術」(中央公論新社)、「なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ」(青春出版社)など多数。(※)成婚退会者数÷全体退会者数で算出。
HPXYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


20代前半女子が恋活を飛ばして婚活すべき理由とそのメリット
 皆さんは、何歳になったら婚活を始めるのがベストだとお考えですか? 「まだ20代前半だから、早すぎるかな」「30歳まで...
七海 2020-05-20 11:24 ラブ
アベンジャーズのヒーローたちを女性の恋愛対象として考えた
 アメリカが誇る超大作シリーズが完結しましたね。ご存じ、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」。本日、2019年9月4日か...
しめサバ子 2019-09-04 06:00 ラブ
あなたがフラれた理由は? “恋の終わりの原因”を聞きました
 何度経験しても辛い、好きな人や恋人との別れ。今回は皆さんがフラれた理由のアンケートを取ってみました。辛い思い出ではあり...
深志美由紀 2019-09-03 06:00 ラブ
彼氏面する“迷惑男”の実態! それとなく距離を置く方法3つ
 付き合っていないのに、付き合っているかのような仕草や言動をしてくる男に、お困りじゃないですか? 筆者はこれまで4回ほど...
東城ゆず 2019-09-03 06:00 ラブ
坂口杏里さんもつきまとい? なぜ女はホストにすがるのか
 元タレントの坂口杏里さん(28)が、2度目の逮捕です。元交際相手のホストの部屋に侵入容疑とのこと。関係が終わったはずな...
内藤みか 2019-09-02 06:35 ラブ
彼は倦怠期なの? カップルで温度差を感じた時の4つの対処法
 どんなに恋愛経験があっても、分からないのが相手の気持ち。「付き合っているのに、なんでこんなに寂しい気持ちになるんだろう...
孔井嘉乃 2019-09-02 19:04 ラブ
恋に縁遠い女性がつい口にしてしまいがちな「NGワード」5選
 容姿はそんなに悪くない。プライベートもそこそこ充実している。だけど男の人からなぜかモテない。「なんで私はモテないの?」...
七海 2019-09-01 06:00 ラブ
結婚する気のない男は女の人生も表情もおブスにする理由!
 初めまして。社会人2年目のOLです。相談したいのは遠距離恋愛中の彼氏についてです。  海外在住の彼との遠距離恋愛...
神崎メリ 2019-09-01 06:00 ラブ
浮気した男はまた浮気する説について “浮体男”の対処法は?
 浮気をした男性が、また浮気する確率は非常に高いといわれています。浮気者の夫や彼を持つ女性が私のところに相談に来られて、...
山崎世美子 2019-11-14 19:23 ラブ
連鎖するモラハラの被害者にならないためのプチ知識 #番外編
 恋愛がらみの怖い事件がたびたび報道される今、暴力を振るったりお金を搾取したりする男性には近づかないようにしよう、と女性...
神田つばき 2020-02-29 06:16 ラブ
彼以外にハマれるものがない…恋愛依存から抜け出すには?
 さて、恋人がいない期間はあなたの人生でどれくらいありましたか?  数年いなくても平気な人もいれば、1日もあけずに...
七海 2020-01-30 06:17 ラブ
頭をぽんぽんする5つの男性心理!脈ありor脈なしの見分け方
 好きな男性から頭をぽんぽんとされると、なぜか嬉しくなってしまう女性は多いでしょう。でも、「もしかしたら、好かれているの...
孔井嘉乃 2020-02-21 18:37 ラブ
運命の人と出会えない…婚活女子が気づくべき“盲点”とは?
「いい人そうだったけど、断った。『学歴も会社も申し分ないのに、なんであんな良い物件断るの!』と紹介してくれた友達に非難さ...
七海 2019-08-29 06:00 ラブ
愛人顔だから既婚男性にモテるの? 愛人気質女性の4つの特徴
 一見美人なのに、なぜか「愛人顔」と呼ばれてしまう女性っていますよね。「好きになってくれるのは、なぜかいつも既婚男性……...
リタ・トーコ 2020-02-26 20:27 ラブ
テストステロンvsエストロゲン 男女の仁義なきホルモン戦争
 さて、恋愛感情とは、身もふたもない言い方をすれば「ホルモン」による化学的作用です。  こうした感情に作用するホル...
しめサバ子 2019-08-28 14:39 ラブ
「高嶺の花」だと思われる…ハイスペ女子が恋愛を楽しむ方法
 あなたの周りにもいませんか? 学歴が高くて、英語もペラペラで、仕事も男性顔負けで活躍していて、もちろんルックスはモデル...
七海 2019-08-28 06:00 ラブ