更新日:2025-06-27 11:50
投稿日:2025-06-27 11:50
土下座謝罪を受けれた妻に感謝
翌日、和彦さんは妻に土下座して謝った。
「妻は涙ぐみながら『戻ってくるなら、いつでも受け入れるつもりだったわ』と許してくれました。母親って強いですね」
その後、和彦さんは心機一転、自分磨きを始めた。
ジムに通ってダイエットし、イメージコンサルタントのアドバイスを受けて、ファッションや髪型を変えたのだ。成果はみるみる表れた。
「2か月で10キロのダイエットに成功し、今もジョギングと筋トレを欠かしません。
息子も「パパ、カッコいい!」と大喜びし、ようやく笑顔を向けるようになったんです」
今の幸せは神様がくれた2度目のチャンス
いま、和彦さんは家族と平穏な日々を送っている。
だが、一人になると、ふと優佳さんの顔が浮かぶことがあるという。
「なぜ、離婚届を出す直前に、彼女は去ったのか。それだけが今もわからないんです」
人は「もうすぐ手に入る」と実感した時、不思議とその現実から身を引きたくなることがある――心理学でも、そんな傾向が知られている。
不倫中は「結婚したい」と強く願っていても、いざ現実が近づくと、責任の重さに圧倒されて逃げたくなる――それは、恋という名の幻想が壊れるタイミングなのかもしれない。
優佳さんの中で「心のよりどころ」であった和彦さんが、「現実の夫」になろうとした瞬間、彼女の幻想は崩れ、元彼へと走らせたのだろうか。
和彦さんは語る。
「今の幸せは、神様がくれた2度目のチャンスだと思っています。あのとき電話をくれた友人は、命の恩人です」
愛されたいという欲望は、時に人を破滅へと導く。
だが、手を差し伸べてくれる人がいたなら、人は何度でも立ち上がれるのかもしれない。
ラブ 新着一覧
告白をしようと考える時、「フラれたらどうしよう?」と、誰もが不安になるものです。しかし、待ってばかりでは二人の関係は進...
シリーズでお送りしている、地方別男女の性格や特徴&恋愛傾向!今回は、東海地方に迫っていきます。東海地方は、愛知県、岐阜...
「鬼嫁」と呼ばれる女性には、巧みな話術で、夫を煙に巻くタイプもいるようです。その中には「あなたのためだから」と言いつつも...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。世の中、勘が鈍く察しの悪い人もいれば直感が鋭く物事の本質をすぐに察してしまう...
「モテる人」の条件は、時代によっても変化します。コロナ禍の今は、これまで以上に男女間においてのさまざまな場面における「価...
シリーズでご紹介している「男女の恋愛観まるっと調査」! 今回は、東京と大阪の中間に位置する、愛知県、岐阜県、三重県、静...
突然強い孤独感に襲われる……。今後の人生も、ずっとこのまま独りなのではないかーーそんな漠然とした不安感で眠れない夜を過...
「なんだか最近、モテてる……?」そんな素敵な状況が訪れている人はいませんか? 今まで男性になかなか相手にされなかったの...
自宅にこもってばかりで退屈な日々を送っている女性が大勢います。なかには暇つぶしにとマッチングアプリに登録する人も。けれ...
ひと昔前は、「年下の若い女性が好み」という男性が多かったのですが、最近では年上の女性に魅力を感じる年下男性が増加傾向に...
いつまでも仲良くいたくても、恋人との関係は思いがけない方法に進んでしまうことがあります。一方的に別れを切り出されること...
仕事でもプライベートでも、仲良くなりたい相手との話が合わない時ってありますよね。生まれた年代や趣味が違いすぎて、共通の...
男性は「過去に付き合った彼女は、いつまでも自分のことを好き」だと思っていることが多いようです。それでも復縁したくなるほ...
甘え上手な女性は同性から見ると、少しマイナスなイメージを持たれがち。しかし、それと同時に異性に上手に甘える彼女たちを見...
令和の時代になっても、昭和かと思うほどに、古典的な嫁イビリをする義母が散見されます。そんな義母との関係によって、想像を...
鬼嫁と呼ばれる女性の中には、夫を思い通りにコントロールできないと、不機嫌になるタイプも珍しくありません。さらには自分の...