憧れの有名女優の夫を寝取った女性の“驚きの理由”とは…#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2019-09-02 06:45
投稿日:2019-09-02 06:00
 大ファンである人気女優・美咲さん(仮名・30代)に近づきたいがために、その夫・Kさん(40代)と肉体的関係を持った邦子さん(43歳・スナック経営)。
 彼女のその複雑な心情に、CA歴4年、クラブママ歴10年の官能作家・蒼井が迫ります。
 第2話はコチラです。

セックスしながらの会話が新鮮だった

――その後、彼との逢瀬は続いていたんですよね。

「はい……彼は週に一度、海外出張がある時でも二週間と空けず、店に通ってくれました。閉店後にホテルに行って抱かれるという密会が続きました。東南アジアへの出張が多い彼は、帰国後、体臭がとてもスパイシーなんです。フェラチオをしても、全身リップをしてあげても香辛料の匂いがプンプン。私は彼に逢う前はなるべく匂いに気を遣っているのに――。

 でも「日本人は清潔すぎるんだよ」「外国なんてワキガのニオイがセクシーだって、モテモテの女もいるんだよ」などと、セックスしながら海外の話をおもしろ可笑しく聞かせてくれるんです。彼のモノを挿入しながらの会話はとても新鮮でした。

 日本人って無言でエッチする人が多いじゃないですか。でも彼は大らかで「気持ちいいよ」「そこ、もっと噛んで」「邦子ママの顔を見てるだけでイキそうだ」などと話しながら、ズンズンと私の膣肉を貫いてくるんです。そしてセックス後、汗びっしょりの私のワキに舌を這わせ、「ああ、邦子ママのワキ汗は美味しいなあ。他の客が知ったらなんて思うだろうな」なんて、優越感に浸っているんです。子供みたいですよね」

彼を奪いたいと思うようになってしまった

――そう無邪気に笑う邦子さんの表情が、少しずつ暗い影を落としてきた。

「幸せだったはずなのに、徐々に私の心に変化が訪れたんです。最初こそ、『妻である美咲さんとの間接セックス』に興奮していたのが、彼との体の相性の良さもあって、だんだん私のほうがKさんにのめりこむようになっていって……」

――Kさんにのめりこむ? 大ファンである女優・美咲さんよりも、夫のKさんのほうを好きになってしまったということでしょうか?

「好き……なんでしょうね。最初のセックスでは、彼にペニスを挿入されていても、私の脳裏には必ず『美咲さんと性器をこすり合わせたり、乳房を押しつけ合っている』という光景を想像していました。私の中には、常に美咲さんがいたんです。彼女が好きだからこそ、一番近しい夫に接近したのは言うまでもありません」

――それが変わってきた、と。

「はい、女って『抱かれた男を好きになる』と言いますが、その典型です。夜のスナックで働いている私が、まさかお客様に惚れるとは思っていなかったのですが……そのうち、美咲さんから彼を奪いたい思うようにまでなってしまったんです」――それで、どうされたんですか?

「私は仕事柄『お客様をもてなす』ことに長けています。セックスでも同じでした。彼が「ホテルのベランダでバックからやってみようか」と言えば、恥じらいながらも言う通りにしましたし、彼の運転でドライブ中に「ドラフェラして」と言われれば、ドライブ中、彼の勃起に指を絡めながらペニスを取りだし、頬張ってフェラチオを浴びせまくりました。ノーパンでデートしたことだってあります」

――すごい、エッチです……。

「ある時『奥さんとも、こんなことするの?』とつい、訊いてしまったんです。すると、『あいつは淡泊だからな』と一言。あまり話したくなさそうでした」
 
――しかし、破局が訪れた、と。

「はい、彼とのセックス中、彼のスマホが鳴ったんです。液晶画面を見ると『まずい、妻だ』と告げました。私が『緊急の用事かもしれないから出てあげて』というと、彼は通話をオンにし、会話を始めたんです。内容は定かではありませんが、何かの集まりで人数が足りないから困っている……という内容でした」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


女性官能作家が伝授する「男を虜にするフェラチオ」3選 #2
 皆さん、こんにちは。前回に引き続き、今回も官能作家が伝授する「フェラチオの奥義」についてお伝えしたいと思います。十年間...
蒼井凜花 2020-12-11 17:52 エロコク
激しいプレイでも挿入部はしなやか…根元はぶれないティルド
 この連載では、私が振動刺激を好むということもあって、ディルドを紹介してきませんでした。張り形といわれることもありますが...
桃子 2020-12-06 06:00 エロコク
女性官能作家が伝授する「男を虜にするフェラチオ」3選 #1
 もうすぐクリスマス。今から愛するパートナーとの熱い夜を待ちわびている女性も多いことでしょう。今回から数回にわたり「官能...
蒼井凜花 2020-12-04 18:00 エロコク
リアルが怖い時は…バーチャルセックスでいいんじゃない?
 冬を迎え、新型コロナウイルスの感染が加速しています。こんな時は濃厚感染なセックスをするのが怖い、という女性たちも増えて...
内藤みか 2020-12-03 06:00 エロコク
力加減が絶妙!Gスポットの広い範囲を的確に刺激してくれる
 その年を象徴するラブグッズというものがあり、2020年は、今回紹介する「LELO ソラーヤ・ウェーブ」がそうなりそうで...
桃子 2020-11-28 06:00 エロコク
「妻を他の男に抱かせたい…」エリート商社マンの告白 #5
 これまで4回にわたり連載してきた「ネトラレ」――。自分の愛する妻を他の男に抱かせることで、夫婦のセックスレスを解消しよ...
蒼井凜花 2020-11-27 06:00 エロコク
やっておいて損はない! 3つのボールで日常的に膣トレを♡
 今年は膣トレグッズが豊作です。コロナ禍を経て、これまで以上に自身の体に目が向くようになったからでしょうか。  膣...
桃子 2020-11-21 06:00 エロコク
「妻を他の男性に抱かせたい…」エリート商社マンの告白 #4
 出張ホストの美青年Yくん(24)の巧みなクンニリングスに身もだえする妻を見たエリート商社マンMさん(43)。ネトラレで...
蒼井凜花 2020-11-20 17:00 エロコク
シンプルで軽いのに振動は重量級!ヘビロテしたくなる電マ
 使いやすい道具って、見た目はなんの変哲もないものが多いですよね。先日、旅行先でお箸を買ったのですが最初から手になじんで...
桃子 2020-11-14 06:00 エロコク
「妻を他の男に抱かせたい…」エリート商社マンの告白 #3
 ネトラレとは「自分の妻や恋人の女性を他人に抱かせる(奪われる)ことで興奮する」性癖を意味します。  妻を自分以外の男...
蒼井凜花 2020-11-13 06:00 エロコク
吸引系でセルフ前戯の後は…ミドルサイズのバイブをイン♡
 吸引系にしてはずいぶん大きいなぁ――。これが「幸福吸引 超愛振動 2WAY 吸引バイブ」の第一印象でした。クリトリスに...
桃子 2020-11-07 06:00 エロコク
オイルをほんの数滴…指先でそっと触れただけで全身に快感が
 感度アップ系セクシュアルアメニティーブランド「センスバ」から新商品が届きました。  ラブグッズの世界ではここ数年...
桃子 2020-10-31 06:00 エロコク
「妻を他の男に抱かせたい…」エリート商社マンの告白 #2
「ネトラレ(寝取られ)」という言葉をご存じでしょうか。官能小説やアダルトゲーム等ではすでに定番化しているこちらの分野、い...
蒼井凜花 2020-10-30 06:00 エロコク
膣トレにも目標設定を カラフルボールで楽しくトレーニング
「トレーニングは、効いている実感がないと続かない」――これは誰もが同意してくれることではないでしょうか。加えて、目標も必...
桃子 2020-10-24 08:49 エロコク
もこもこ泡とぬるぬるローション…官能が刺激される入浴剤
 日に日に秋の色が濃くなっていくこの季節、ぬくもりが恋しくなりませんか? 私はなります! セックスしたいとか気持ち良くな...
桃子 2020-10-17 06:00 エロコク
新たな性感帯を知るチャンス♡自分のカラダを探索してみて
「ビーン スポット ピンク」には度肝を抜かれました。私だけではないはず。このS字形の物体が最新バイブレーターだと聞いて、...
桃子 2020-10-12 16:34 エロコク