夏ドラマは松本潤、相葉雅紀、櫻井翔…嵐3人が揃い踏み!視聴率では見えない“ネットでバズっている”作品は?

こじらぶ ライター
更新日:2025-07-26 11:45
投稿日:2025-07-26 11:45

嵐3人の主演ドラマが揃う今期

 2025年夏期ドラマでは、嵐から松本潤(41)、相葉雅紀(42)、櫻井翔(43)の3人の主演作が同時に放送されている。

 松本が主演を務める日曜劇場「19番目のカルテ」(TBS系)、相葉が大森南朋(53)、松下奈緒(40)とトリプル主演を務める「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(テレビ朝日系)、櫻井が主演を務める「占拠シリーズ」の第3弾「放送局占拠」(日本テレビ系)だ。

【関連記事】「嵐」紆余曲折の26年を振り返る。意外なメンバー抜擢、売上苦戦…それでも幸せな時間を共有できるわけ

 安心と信頼の日曜劇場である「19番目のカルテ」では、どの診療科でも診断が出来ない複雑な症状を抱える患者を診る総合診療科の医師・徳重晃を松本が演じている。ひょうひょうとして何を考えているのか分からないミステリアスさは、松本主演日曜劇場で大ヒットした「99.9-刑事専門弁護士-」の主人公・深山大翔に近い。

 だが徳重は、苦しむ患者を救うべく、丁寧に、じっくり症状を見極めるためあえて“静”の姿勢でいるようで、最後には心温まる結末が待っている。

“ツッコミ待ち”好評ドラマ「占拠シリーズ」

「大追跡」では、同じトリプル主演の大森、松下に、佐藤浩市(64)、遠藤憲一(64)など演技派が揃っており、万全の体制で主人公の一人、名波凛太郎を演じる相葉をサポートしている。お堅い刑事モノの中でも、能天気で無鉄砲に見える名波。

 だが、にこやかな笑顔とは裏腹に、内閣官房長官の甥であることを振りかざし、遠藤演じる捜査一課長に無理難題を押し通すなど、意外と神経が図太く何かを企んでいる。名波の型破りな姿勢が周りを振り回しつつ、結果的に捜査が前進する様が痛快だ。


「放送局占拠」では、「占拠シリーズ」でお馴染みとなった、視聴者の方が「嘘だろぉ!?」と言いたくなるようなチープなCG、ありえない展開やアクションで、前代未聞の“ツッコミ待ち好評ドラマ”として不動の地位を確立しているように見える。

 櫻井演じる主人公で刑事の武蔵三郎が、指先だけで壁の淵に掴まり何分も落ちずに堪えしのぐ様は、同じ日テレ系の「ホットスポット」で東京03・角田晃広演じる“おじさん宇宙人”が見せた超人能力とほぼ一致する。とにかく一見真面目に見せて、全力で笑いを取りに来ているドラマ、だと筆者は受け止めている。

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STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

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