更新日:2025-08-22 11:45
投稿日:2025-08-22 11:45
蜜月のおしまい
だが、蜜月は長く続かなかった。4カ月ほど経ったころ、唯子さんが酔ってLINE電話をかけてくるようになる。
「信じられない罵声でした。『どうせ旦那に戻るんでしょ』『結局は男に行くんだよね』『私だけがバカみたい』『旦那にバラしてやろうか』と。ある時は『今、車で留美の家に向かってる。会えないなら電柱に突っ込んで死んでやる!』と叫ばれて…」
豹変ぶりに恐怖を覚えた留美さんは必死になだめ、飲酒運転だけは止めさせたという。
その後3時間にわたり、唯子さんの話を聞いた。「女性しか愛せない苦しみ」「過去の恋人もみんな男に戻った」「私だけが孤独なの」という絶望を吐露。
留美さんも涙を流しながら聞くしかなかった。
彼女のもう一つの顔
1カ月後、勇気を出してバーのママに相談すると「彼女は心療内科に通っている」と明かされた。抗不安薬が手放せず、恋愛でもトラブルを繰り返していたのだ。
「軽率でした。同性だから油断してしまったけれど、恋愛に性別は関係ないですね。自宅が知られている以上、恐怖心は消えません」
そう語りながらも、留美さんは唯子さんを「嫌いにはなれない」と漏らした。
「短い期間でしたが、楽しい思い出がありすぎて…まるで10代に戻ったかのようなときめきを唯子は与えてくれたんです」と。
しかし同時に、「あの豹変ぶりは異常でした」とも。彼女は最後にこう結んだ。
「もう、二度と夫を裏切ることはしないと誓いました」
同性だから安全でも安心でもない。むしろ同性だからこそ、嫉妬も執着も濃くなる――それが「ビアン不倫」の怖さなのかもしれない。
ラブ 新着一覧
男性に「こうしてくれたら」「あれしてほしいなぁ」と、本心を隠してしまう女性に対して、「これがしたい」「あれを買って」と...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。前回の「探偵に浮気調査を依頼する前にやってはいけないNG行動」の続きは、「浮...
新型コロナウイルスへの警戒から、浮気をやめた男性も出てきているようです。「そもそもウイルスへの警戒ムードではなくとも、...
「女性は恋愛すると元気になる」と良く言われますが、ただの噂だと思っていませんか?実は、恋愛には女性にとって嬉しい効果がた...
自分勝手な彼氏のわがままに振り回されてばかりいると、ストレスでイライラしてしまいますよね? 「どうやって対処してよいの...
付き合ってから、彼氏の呼び方を変えたいと思う女性は多いでしょう。でも、呼び方が安定するまでは恥ずかしかったり、呼び慣れ...
「そんなにかわいいわけでもないのに、なぜかモテている」 そんな印象を持つ人が、周りにいたことはありませんか?
クセ...
頭では「浮気はいけないこと」とわかっていても、どうしても避けられない瞬間もあるはずです。浮気をしてしまう理由は人それぞ...
大人女性であれば、恋に溺れた経験が1度や2度はあることでしょう。恋愛をプラスのパワーに変えて頑張れる女性であれば良いで...
大人の恋愛は「告白」の儀式がないまま、なんとなく交際のフェーズに入っていた、ということも少なくないですよね。
「これ...
新型コロナウイルスへの警戒が強まっている今、夫婦で対策への温度差があると、思わぬ不仲への原因ともなっているようです。
...
「私、コミュ障って言われるから恋愛なんて無理……」と諦めていませんか? でも、どんなにコミュニケーションが苦手な方でも恋...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。浮気調査専門の探偵社代表の筆者にとって、今回のテーマはごく当たり前のことなの...
「別れても元彼のことで頭がいっぱい......」「忘れられない……」など、辛い未練に苦しんだ経験がある女性も多いのではな...
先月、「東大女子」を議題にある話題が世間を騒がせました。東京大学のサークルの中で、東大女子はサークル入部ができない「#...
女性なら誰もが「素敵な恋愛をしたい」と、願っているでしょう。しかし、実際には仕事やプライベートが忙しく、恋愛に消極的に...