3. 今日からできる肌の守り方
秋から冬にかけてガサガサする乾燥肌にならないために、今すぐ始められる3つのケアを紹介します。
3-1.朝晩のスキンケアは油分でしっかりフタを
乾燥を防ぐためには「水分補給」だけでは不十分です。化粧水や美容液で水分補給をした後は、乳液やクリームといった油分でフタをし、水分の蒸発を防ぎましょう。普段はさっぱり系を愛用している人でも、秋や冬はしっとりしたタイプを使うのがおすすめです。
3-2.室内の湿度は40~60%を維持
肌にとって、理想的な湿度は40~60%です。乾燥が進むと部屋の湿度が30%以下になることもあるので、湿度計で計測しましょう。
湿度が低い場合は加湿器を使うのがおすすめです。加湿器がない場合は洗濯物を干したり、濡れタオルをかけるだけでも効果的。とくに、寝室やリビングのように、長時間過ごす場所の湿度を意識してくださいね。
3-3.体質や内側からのケアも重要
肌の乾燥を防ぐためには、外側からのケアだけでは不十分です。
体質的に肌が乾燥しやすい人は、より内側からのケアも意識しましょう。
先ほど紹介したオメガ3脂肪酸などを摂るのにあわせて、漢方薬の服用もおすすめです。冷えや血行不良、ホルモンバランスの乱れを整えることで、肌の内側からうるおいやすくなります。
自分の肌状態や体質に合わせて、最適な漢方薬を薬剤師や登録販売者に相談してくださいね。
スマホで気軽に専門家に相談できるオンライン個別相談も話題です。
スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談が可能。お手頃価格で不調を改善したい人は、医薬品の漢方薬をチェックしてみましょう。
4. 今すぐ始めるうるおい準備で冬を快適に!
「今まで、紫外線が強い夏や明らかに乾燥する冬だけスキンケアに気合を入れていましたが、それだけじゃ足りないんですね…。これからは春も秋もしっかりスキンケアすることにします」
「それがおすすめよ。エアコンやストレス、花粉やPM2.5など、肌にダメージを与える要因はたくさんあるわ。外側と内側の両方からケアをして、肌を労わってあげてね」
「ありがとうございます。今からしっかりケアをして、冬のイベントを心置きなく楽しめるようにします! 今日教えていただいたスキンケア以外にも試したくなったら、また相談にのってくださいね」
「もちろんよ。いつでも歓迎するわ」
にこやかにサロンを去っていくユカリさんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。
★サロン「コクハク」のオーナー えりの
顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。
(漫画/腹肉ツヤ子)
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<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ・さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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