「俺を見捨てるのか!」DV男に脅された34歳女性、“報復”は成功したはずが…待っていた恐怖の日々

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-10-03 11:45
投稿日:2025-10-03 11:45

 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚外恋愛経験者だという。SNSやマッチングアプリが普及し、不倫のハードルは下がる一方。しかし、その裏にある人間の欲望と自己演出には注意が必要だ。

 ワイドショーの定番、それは芸能人の不倫騒動。謝罪会見に活動休止──愛に溺れた代償はあまりにも重い。

 世間が「不倫=絶対悪」と決めつけるなかで、それでも、人はなぜその扉を開けてしまうのか。禁じられた恋に身を投じる不倫の背景をCA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持ち、数々の人間模様を見てきた筆者が読み解いていきたい。

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「こじらせる道」を選んだ34歳女性

 本来、不倫とは――誰にも迷惑をかけず「当人同士で始まり、当人同士で決着をつける」――これがマナーではないだろうか。

 だが、あえて「こじらせる」道を選ぶ女たちもいる。取材に応じてくれたのは、七海さん(34歳不動産勤務/バツイチ独身)だ。

 七海さんは語る。

「相手は同じ店舗の支店長・和樹さん(48歳/妻子あり)です。古株の私は彼が係長時代からずっと一緒で…昇進した時は、私まで誇らしかったんですよ。

 支店長になると、『新人の対応には気遣わないとね』『飲みに誘ったらパワハラになるかな?』…そんな小さなことまで相談してきて。頼られてると思うだけで救われたんです」

 彼女の声に一瞬の笑みが浮かぶ。だが、それはすぐに曇った。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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