「バーに行こうよ」副業ブームの裏で増える“別の目的”。仕事紹介のはずがプロポーズ…看護師が見た下心

内藤みか 作家
更新日:2025-10-31 11:45
投稿日:2025-10-31 11:45
 物価高の影響か、副業を始めたいと考える女性が増えています。

 しかし副業のオンラインコミュニティーに入会すると、そこは出会いを求める男性もいて、本来の目的とかけ離れた方向に向かってしまうこともあるのだとか。

副業を始める人々の心の中

 世の中、副業がプチブームとなっています。「今の給料だけでは暮らせないから、遊ぶお金を副業で稼ぎたい」という人や、「今後の人生が心配だから副業で稼いで貯金を増やしたい」という人など、副業を始める大きな理由には経済的不安があるようです。

 近頃は社員に副業を許可する会社も増え、始めるハードルは低くなっています。

 とはいえ、どこでどうやって稼いだらいいのか分からずオロオロする人も少なくありません。そういう人はオンラインの副業から始めるという人も多いようです。

【こちらもどうぞ】「一生独りかも…」諦めた女性が“地方×年下男子”に辿り着くワケ。バリキャリが見つけた新しい幸せ

 アラフォーのT子さんも、オンラインで副業を始めようと考えた1人です。看護師の仕事が不規則なので、カフェなどの店舗で定期的に働くことが難しいからです。オンラインならば、自分が手が空いた時間にマイペースでできる仕事もあるのではないかと考えたのです。

 オンライン副業といっても、ネットが発達した現代ではさまざまなものがあるようでした。ライブ配信でギフトを投げてもらったり電子書籍を作って販売するのも面白そうだと思いましたが、トークやライティングのスキルに自信がなく見送りました。

「直接会ったほうが早い」という誘い

 やがてT子さんは、自宅でできるAI副業に興味を持ちました。企業が求める文書やイラストなどをAIで生成するというものです。とはいえ、ノウハウも全く分からないので、その副業をしている人たちのオンラインコミュニティーを見つけ、入ってみることに。

 そこは意外にも50代以上の参加者が多く、T子さんは最若手のほうでした。まずはオンライン飲み会に顔を出して参加し、自己紹介をすると、その日のうちに会員男性からメッセージがやってきました。

 その中には「分からないことがあるのならなんでも聞いて」と親切に言ってくれる50代の既婚男性もいたので、お言葉に甘えてあれこれ質問していると、「オンラインで説明するより直接会ったほうが早い」と食事に誘われたのです。

教えてもらううちに態度が豹変

 いろいろ教えてもらったお礼も伝えたかったので、T子さんは繁華街の居酒屋で彼と会いました。会社帰りだというスーツ姿の彼は、最初のうちはPCの画面を見せながらレクチャーをしてくれましたが、酒が進むにつれて態度が変わってきたのです。

「近くに雰囲気がいいバーがあるから行ってみよう」などと言うのでやんわりお断りすると、突然不機嫌になり、その後はメッセージも来なくなりました。

 そもそも既婚者と個人的に親しくなろうだなんてことを考えてもいなかったのでT子さんは戸惑います。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


隙がない女性はモテない? 男性のために「スキ」を作る方法
 山本早織の「結婚につながる恋コラム」第10回は、男性から選ばれる女性が持っている「隙(スキ)」について。隙がないと言わ...
山本早織 2019-07-23 06:00 ラブ
本命彼氏がいないなら…“ボーイフレンドを3人作る”作戦も?
 恋愛から遠ざかる若者が増えていると報道されています。その原因のひとつとして高望みしすぎること、選びすぎることがあるよう...
内藤みか 2019-07-22 06:00 ラブ
男性が彼女のことを可愛い!と思う“5つの瞬間”が意外な結果
 付き合ってる彼氏を「誰よりも好き」とゾッコンな女性も多いはず。ならば、考えることは一つしかありませんよね。「彼氏にも私...
東城ゆず 2019-07-22 06:00 ラブ
男のプライド問題はメス力的な「プチ天然」を武器にしろ!
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラム...
神崎メリ 2019-07-21 06:00 ラブ
地獄でしかない…サイコパス夫に苦しめられた女性のコクハク
 サイコパス…。それは、偏った行動や考えをもち、身近な人を追い詰めることもある存在です。  魑魅魍魎(ちみもうりょう)...
並木まき 2019-08-14 17:47 ラブ
ピルで確実に避妊するなら?心構えや男性任せの避妊の危うさ
 前回の「日本はピル後進国! 『ピル=避妊』の考え方は遅れています」に引き続き、連載2回目の今回は、きっと女性のみなさん...
リタ・トーコ 2023-01-26 20:16 ラブ
新たなモテ男?本当はダメじゃない“ファッションダメ男”とは
 時代は今、空前絶後の「ダメ男」ブームです!  バリキャリ女性が増えて十分な収入がある自立した女子が増えてきている...
しめサバ子 2019-07-20 06:00 ラブ
ジワリと怖い…メシマズを指摘された妻の恐ろしい「ひと言」
「メシマズ」と呼ばれる女性たちには、面と向かって夫から料理について指摘をされると、激昂するタイプもいるようです。  意...
並木まき 2020-02-21 16:57 ラブ
大人の出会いの場所って? いつまでも素敵な恋をしていたい
 私は大人の女性と主張するみなさん。最近、“恋愛”してますか? 「恋愛したい」と思っていても、仕事にたび重なる残業、休日...
東城ゆず 2020-05-20 11:22 ラブ
結婚相手に一流を選んだつもりが…「三流の男」だった話3選
 一流の夫を選んだと思ったら、見事に三流の男だった…という苦い結婚生活を送っている女性もいるようです。  魑魅魍魎(ち...
並木まき 2020-02-21 16:54 ラブ
夫婦の愛も冷める…グータラ夫の奇行に嘆く妻たちの心の叫び
 大好きだった夫と結婚した妻たち。しかし同じ屋根の下で生活し、やがて子供も産まれると、日に日に気持ちが冷め始める……。そ...
インリン 2019-07-18 06:00 ラブ
会話スキルなしでもOK 「立ち飲み屋」は自然な出会いの宝庫
 出会いは欲しい。できるだけ自然に。もっと言えば運命を感じる形で……。  古今東西の人類の望みです。たとえ出会いを...
うかみ綾乃 2019-07-17 06:24 ラブ
これってセレブ?「電車に乗らない男」との結婚生活はアリか
 毎日通勤ラッシュの電車に乗って、仕事へ行くのは大変ですよね。休日も、人気のスポットへ電車で向かうには、どうしても混むし...
田中絵音 2019-07-16 14:51 ラブ
バツイチ女性が今モテる! 彼女たちに学ぶ“恋愛の極意”とは
 バツイチ女性は、スピード婚の人が多いです。バツイチ女性が再婚を切り出すと、「一度は失敗してるんだから、ちょっとは慎重に...
東城ゆず 2019-07-16 06:00 ラブ
離婚するべき? やめるべき? 離婚に踏み切るべき3つの理由
 今や3組に1組が離婚するとも言われているからか、離婚しようかどうしようかと迷う女性もかなり多いのです。けれど、いったい...
内藤みか 2019-07-15 06:00 ラブ
都合のいい女にならない! 逆手にとって恋愛を楽しむには?
 世の中的に「都合のいい女」の対義語は「本命の女」らしいのですが、でも、それって本当? と、疑問に思ってしまう私。本命だ...
リタ・トーコ 2019-07-14 06:00 ラブ