5歳児がHIPHOPで“国会”を学べるなんて! 庶民の私が娘を「知育教室」に通わせたワケ

しろいしろ
更新日:2025-11-27 11:45
投稿日:2025-11-27 11:45
「みーちゃんも試験うけて高級なおりこうさん学校いくよ」――保育園年長の娘が突然の“お受験宣言”。庶民的な家庭に生まれ、高校まで公立進学が当たり前だと思っていた筆者はその固定観念を見直すことに。アタフタしながらも奮闘する母親の中学受験挑戦記です。

娘をEQWELに通わせたワケ

 小学校に上がる前、娘・ミオリは習い事のひとつとして家から近い幼児教室に通っていた。EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミーという、全国各地にある七田式の流れをくむ幼児教室だ。

 七田式とは、教育研究家・七田眞氏が提唱した、65年の歴史がある右脳の開発を重視した、 学ぶ力のみならず、心や社会性などを育む教育法。EQWELは七田式から分裂したもので、全国各地に教室があるため、その看板を目にした人も多いと思う。

 なぜ、この教室に通うことになったかというと、コロナ禍という状況からくる私の焦りと勢いにほかならない。

【関連記事】「お受験したい」6歳娘の言葉にアタフタ。“公立で十分”は親の勝手な思い込みですか?

 コロナ禍でひきこもり生活が続き、それがあけつつあった時期、「保育園と家以外に何か世界を作ってあげないと!」という焦燥感に襲われた。娘の年齢は、当時2歳。しかしながら、家から通える範囲に3歳未満で通える習い事は限られていた。

 あるとすれば、ピアノ、水泳、体操あたり…。他はお勉強系の幼児教室というオーソドックスな感じ。いろいろリサーチをしていると、家からほど近い場所にある幼児教室・EQWELは鉛筆や箸の持ち方、ひらがななども教えてくれるのだということを聞いた。

 実を言うと、私は子育てするにあたって、うまくしつけができるか潜在的に不安があった。

 自分自身、礼儀や箸の持ち方も自信がなく、字も下手、挨拶や社交も上手くできないなど、人間的に足りていない部分がかなりある。どうやら、教室の授業の中では、そういうことも含めて教えてくれるらしい。脳を開発することで、結果的に社会性も高まるとか…!?

 そんなわけで体験をうけたところ、数の概念教育や、俳句の暗唱をするなど、思いのほか勉強勉強していてびっくりだった。宿題も出る。

しかし「小さい頃からこの教育を受けていたら、勉強習慣もつきそうだし、親が私みたいにダメ人間でも、賢さと礼儀正しさとコミュ力を兼ね備えた子に育つのでは?」という、今まで抱くことができなかった娘に対する期待感が産まれた。

 月額料金は少々痛かったが(首都圏で二万円くらい)、将来への投資と考えて、申込をすることにしたのである。

しろいしろ
記事一覧
地方出身。公立中→高校受験でN大付属校から内部進学でそのままN大へ。現在フリーライター。神奈川・湘南地区在住。現在公立小一年生のひとり娘・ミオリの中学受験を検討中。夫も地方出身で、公立高校→私立工業系大学卒のサラリーマン。

ライフスタイル 新着一覧


26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円!昼はOL、非港区系の堅実生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
いくつになっても、誰かに褒められるのはやっぱりうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...
出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?
 先日X(旧Twitter)で、米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したニュースを...
シンデレラ城より“我が城”が好き!LINEが示すめんどくさがりやの実態
 めんどくさがりやの人は、できるだけ身動きしないで済むように、いろいろな方法を駆使し、少しでも楽な生活を追求していますよ...
水しぶきの向こうに見えた太陽 長く暑かった季節を偲んで
 次の季節に向かうとき、少し寂しくなるのはなぜだろう。  高3の夏の終わりに自分の手でプールのカギを閉めたときとは...
出産で疎遠に…結婚後に態度が変わる女友達の特徴&無理しない付き合い方
 学生時代に仲の良かった女友達も、結婚した途端に疎遠になってしまったというのはよくある話です。どうせなら、結婚しても長く...
発達障害グレーゾーンの長男が憎い…ある一言で私の何かがプツンと切れた
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
パーフェクト“たまたま”の精悍&クールな眼差しに痺れちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ゴールデンボンバーの「女々しくて」は言い得て妙だった!
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
LINEのない生活は無理!父の死、仕事の失敗、自分の病…心が救われた話
 仕事で大きなミスをして落ち込んだり、大事な人を失って悲しんだりと、気持ちが沈んでしまう瞬間がありますよね。そんなとき、...
他人の不幸は蜜の味でも不倫より「よろめき」のほうが風情があっていい
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
義母が若すぎるとこうなるのか!介護の心配もジョークで交わせるって素敵
 年下の男性と結婚した場合や、夫の母親が若くして出産している場合には、若すぎる義母が誕生するケースがあります。中には、義...
ほっこり読み切り漫画/第59回「ボクは君で、君はボク」
【連載第59回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「「しっ...
「たかが、ものもらい」じゃなかった 30代女、霰粒腫の手術をしました
 先日、眼科で右目のまつ毛の生え際にあった“しこり”の切除手術をしました。「たかが、ものもらい」と思っていたのですが、こ...
久々に会ったペルシャ料理店の友人は変わらず元気だった
 お互いにいい歳。出合った頃より額は広くなったし、シワも増えた。  そして、なぜだか年々服装がハデになっていくんだ...