松本人志は後輩芸人の判決にニンマリ? 登録50万人→なし崩し的に地上波復帰に向かいそうな「危うい空気感」
「ダウンタウン」の松本人志(62)に女性を紹介したとする写真週刊誌「フライデー」の記事で名誉を毀損されたとして、吉本興業の松本の後輩芸人、クロスバー直撃の渡邊センス(41)が発行元の講談社などを相手に、1100万円の損害賠償などを求めていた裁判。11月25日、東京地裁は講談社側に220万円の賠償を命じた。
争点となっていたのは記事内で登場するA子が渡邊から「必ず(性行為が)できる子を呼んでほしい」などと頼まれていたことや、性行為が可能かどうか確認されたとする記事の記載。渡邊側は、これらの記事が虚偽であり、社会的な評価が低下させられたと主張していた。
裁判の今後の行方は定かではないが、松本サイドとしては、後輩芸人にその手の指示を出していたわけではないという主張になり得る判決だ。
一連の松本の性加害疑惑を巡っては、松本自身も、「週刊文春」に対し、発行元の文藝春秋らに、名誉棄損などの理由で、5億5000万円の損害賠償などを求める訴訟を起こしていたが、2024年11月8日に双方合意の元で終結させていた。
「松本は渡邊の判決について、現在のところコメントは出していませんが、内心ニンマリではないでしょうか。なんとなく“松本は悪くないんじゃないか”という空気感が広がるとともに、自らは文春への裁判を取り下げているだけに、全体の真相解明はこのままウヤムヤになってしまう可能性がさらに強まったと見るべきでしょう」(女性誌記者)
松本自身は、地上波復帰が叶わぬ中、11月1日には有料配信サービス「ダウンタウンプラス」をスタート。騒動に対する言及は全くないまま、登録者数が50万人を突破したことによほど気をよくしたのか、「勝ったりましたわ!」と配信内で“勝利宣言”。
当初は裁判になれば、「証言台に立ってもいい」と公言していた被害者女性もいた中、このまま事実上、なし崩し的に復活し、その先にはいずれ“地上波復帰”を見据えているのだろうか。
しかし、チャンネルを見たあるお笑い番組制作関係者の見方は手厳しい。
「初速の登録者数は想像以上に伸びたと思いますが、様子見で最初だけ入った人もいるはずですし、ここから数字を伸ばすのは難しいでしょう。そもそもコンテンツの量が少なすぎるし、内容的にも芸人を集めて何かやらせるだけの見応えのない軽い企画ばかりなので、今のところ明るい兆しは見えません。松本さん自身が毎日生配信をしたり、大喜利やコントをしたり、汗をかいて本気で頑張っているところをもっと見せた方がいいと思います」
騒動について一切説明責任を果たすこともなく、なし崩し的に復活を目論んでも、コトはそう簡単に進むだろうか。
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