更新日:2019-09-14 06:00
投稿日:2019-09-14 06:00
深い紅色が印象的な彼岸花 (C)aribaba
秋でございます。9月に入り、カレンダーをめくると「あと3枚かぁ……」
今年も年末のカウントダウンが始まり、お花屋さんであるワタクシはすでにに年末の準備が始まっております。まだ恐ろしく暑いけど……。
「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句がございます。寒さは春分まで、暑さは秋分を境に和らぎますよ〜という意味ではございますが、昨今の日本はどうなんだい? 秋分の日が過ぎてもだいぶ暑いぞ。と天気の神様にお伺いできるものなら、お伺いしてみたくもなるってもんでござんすよ。
とはいえ、そろそろ今年も秋彼岸が近づいて参りました。この時期になると、神奈川でもなかなかのカントリー風情のあるワタクシのお店の周りにはボチボチ彼岸花の群集が現れ始めます。畑や田んぼの周り、路傍にたたずむお地蔵様の横でも真っ赤な彼岸花の群衆があちらこちらに点在するさまは、配達の車を停めて思わず見惚れてしまいます。
まるで生々しく紅い舌を出したような彼岸花に触れると、幼いころに無邪気にたくさんの彼岸花を摘んでしまったワタクシを、烈火の如く叱り飛ばした田舎の祖母を思い出すのでございます。
「お前はあの世からせっかく帰ってきた人たちの首をはねたのと一緒だぞ」
ということで、今回は「秋彼岸と彼岸花」の解説でございます。
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