涙袋つくるヒアルロン酸注射 アイドルみたいな目元にしたい

吉武光太郎 形成・美容外科医
更新日:2019-10-21 06:00
投稿日:2019-10-21 06:00

持続期間は一般的に3カ月

Q4. 一度の施術で、どのぐらい長持ちしますか?

 ヒアルロン酸の場合、注入する製剤によって持続期間が変わります。

 柔らかいものだと3カ月程度、中ぐらいのものだと半年〜1年程度です。多くのクリニックが柔らかいものを涙袋用として注入します。中ぐらいの硬さのヒアルロン酸を注入するクリニックは少ないです。

一度にたくさん入れるのはNG

Q5. 注意事項を教えてください

 ヒアルロン酸の場合、キープするのに定期的に注入する必要があります。ヒアルロン酸は吸収されるためです。一度にたくさんの量を入れてしまうと、幅が広がりやすくなるので、少なめに入れるのがポイントです。

 左右でも涙袋の作りやすさは変わってきます。なぜか左まぶたの方が涙袋を作りにくいことが多いです。

注入はまぶたを開いた状態で行われる

痛みやリスクはありますか?

 ヒアルロン酸の注入はまぶたを開いた状態で、目は上を見ていただいて注入します。注入中、涙を流される方が多いです。

 それは多少の痛みと目を開いた状態での注入で目が乾燥するのが原因と思われます。また多くのクリニックでは、細いマイクロカニューレといわれる、先が尖っていない針を使用しての注入となるため、内出血のリスクはありません。

 重大なリスクとしては、頻度はかなり少ないですが、動脈内に誤って注入してしまうと一部失明や脳梗塞、皮膚が壊死したりする可能性もあります。したがって、ゆっくりと確認しながら注入をしていくことが大切になります。

美容の悩みや質問を募集

 コクハク編集部では、シミやしわ・たるみなど美容の悩みについて、吉武光太郎先生に聞きたい質問や相談を募集しています。(※必ず採用されるわけではありませんのでご了承ください)

 teamコクハク内の質問・相談・その他のご依頼の入力フォームから各必要事項をご記入ください。

吉武光太郎
記事一覧
形成・美容外科医
埼玉医科大学を卒業後、大学病院の形成外科美容外科に入局し、シミ外来を担当。出向先の病院で眼瞼下垂の手術を中心に治療した。東京の美容外科で院長に就任し、シミ、シワ、たるみ、二重まぶた治療といった美容医療を提供。笹塚駅前こたろクリニックを開院した。

ビューティー 新着一覧


45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ 2023.4.8(土)
 価格は100万円前後、治療期間は最低2~3年はかかるとされる歯科矯正。なかなか踏ん切りがつきませんでした。決して安くは...
岩盤浴デートでもすっぴん回避!肌にも優しいマル秘メイク術
 空前のサウナブームにより、「ととのう」状態を楽しむ人が増えていますね。でも、カップルの間では、サウナよりも低温でじっく...
意外と知らない「コラーゲンの効能」美肌・白髪対策に効果的に摂るには?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
お魚さんぽい?アラフォーの離れ目、メイクで今っぽモテ顔に
 離れ目といえば、芸能人では永作博美さんや宮崎あおいさんなど、美人な人が多いですよね。実際に、愛らしく親やすい印象を持た...
人中短縮メイクでイメチェン メス入れずとも若見え&小顔が狙える♡
 美人かどうかの判断は、顔のちょっとしたバランスで決まってしまいます。中でも最近注目されているのが「人中短縮メイク」です...
40代の花柄着こなし術 膝丈ワンピ&スカートは危険と隣り合わせ
 春めいてきましたね! 爽やかな季節に取り入れたくなるのが花柄の洋服。フラワープリントにときめく乙女心はいくつになっても...
膣内フローラって何? 繰り返す膣炎は悪玉菌が原因?(専門家監修)
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
30代40代「VIO脱毛」のメリット、もっと気になるデメリットは?
 肌の露出が増えるこの季節、ムダ毛処理って厄介なものですよね。私たちアラサー、アラフォー世代が若い頃はカミソリや毛抜きで...
雑誌の付録で憧れのブランドのファンデーションを試してみた
 最近はマスクなし生活に戻りつつあり、メイクアップに力を入れる方も多いのではないでしょうか。私も同様で、急いでファンデー...
ぽっちゃり体形を礼賛する男たち
 いつの時代も、女性は今より痩せたいと願っている。少なくとも私は、男性からの「スリム」は褒め言葉だが、「ぽっちゃり」は、...
フォーマル服の悩み ぽっちゃり体形40代は何をどう着る?
 3月といえば、入学式や卒園式、転職などの機会でフォーマル服を着る機会が多いですよね! でも、着慣れないフォーマル服を選...
初めての海外ランジェリー選び 40代の新しい魅力が開花されるかも
 海外のランジェリーは、おしゃれでデザインが豊富ですよね! 日本のランジェリーも良いけれど、40代になってワンランク上の...
吸水ショーツにやっぱり半信半疑…体験談&漏れない履き方
 現代では、さまざまな生理用品が販売されていますが、特に気になるけれど使うのが怖いアイテムが「吸水ショーツ」です。「見た...
傷んだ爪どーにかしたい!美爪ケアに実は漢方もおすすめ【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
プチプラの進化ハンパない!ナチュラルアイになれるメイク術
 ドラッグストアやショッピングモールなどで手軽に購入することのできるプチプラコスメ。最近のプチプラコスメには、デパートコ...
40代の「髪ぺたんこ」問題 3つの原因&ボリュームアップ方法
 40代を超えると、だんだんと髪のボリュームがなくなってきて「ぺたんこ髪」になってしまう人が多いですよね。髪の毛にボリュ...