産後「勝手に痩せる」は嘘! 1年で-17kgを叶えた4つのコツ

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2019-11-13 06:00
投稿日:2019-11-13 06:00
 ママ友との会話で必ず出てくるのが、「体重が戻らなくて……」という話題。一児のママである私ですが、出産後に-17kg痩せ、奇跡的に元の体重から-2kgをキープしています。余すとこなくママ友に披露しているこのズボラダイエット話、ぜひ共有させてください。

妊娠中に+15kg増えても「勝手に痩せる」を信じていた私

 友人が「20kg太ったけど、すぐ戻ったよ〜」と言っていたのを信じて、妊娠中は一切体重を気にしなかった私。産婦人科の先生に怒られつつ、増え続けた体重は+15kg。とにかく「産んだら勝手に痩せる」と思い込んでいました。

産後「勝手に痩せる」のは-8kgまで

 産後は確かに痩せました。母乳育児だったこともあると思いますが、産後2カ月で-8kg。授乳中にはお腹が空くし、喉も乾きます。この時にも、何も気にせず飲み食いしていました。それなのに、体重は面白いように減っていきます。

 このまま痩せるものだとばかり思っていたのに……。(笑)

残り7kgは意識しなければ痩せない

 産後3カ月に差し掛かった頃、体重が減らなくなったことに気が付きました。それでも、“ここからはゆっくり痩せるんでしょ?”と、淡く希望を抱いていたんです。

 そのまま産後5カ月が過ぎ、離乳食が始まる頃、「勝手に痩せない」という事実にようやく直面!結局、残り7kgは意識しないと痩せませんでした。周りのママ友も、「あと◯kgが戻らないのよ」と、よく言っていますが。

 一般的に「妊娠中の体重増加は+8kgまでがベスト」と言われていますが、理にかなっているなぁ、と思った次第です。

ストレスなく1年で-15kg! 産後に体重を戻す4つのコツ

 ダイエットでよく言われるメソッド、「運動・半身浴・食事制限・規則正しい生活習慣を行う」。こんなこと毎日やっていたら、痩せるに決まっています。

 でも、そんな時間が取れないのが「ママ」。育児で忙しい時期は何年も続くんですから。いかにストレスなく努力せずに痩せるか、これが重要。一般的なダイエットなんて一旦忘れて、ズボラダイエットを見てみてくださいね。

1. おしゃれをして外出をする

 産後、ほとんどワンオペ生活だった私。乳児期の息子といつでも2人きりで、人と接さないこと、外出をさっとできなくなったことが一番辛かったような気がします。

 息子が3カ月を過ぎ、徐々に外出できる時間が増えてきた頃。おしゃれをして外出をすることにハマりました。といっても特別なことではありません。誰かとばったり会っても恥ずかしくないような服とメイクで出かけるだけ。

 ベビーカーでお散歩をするだけなのに、ハイヒールを履いて出かけたりもしました。背筋がすっと伸びるような、そんな気がしたのを覚えています。

 誰に見せるわけでもないおしゃれは、自分のため。おしゃれをすると妊娠前の洋服が入らないことにも気づけますし、痩せようという気にもなるもの。“痩せたいという意識を持つ”、これが産後ダイエットの一番大切な要素なのかも?と、思います。

2. 毎日体重計に乗る

 したくないけど毎日していたこと、それが体重計に乗ること。朝晩、息子を抱っこして体重計に乗り、自分の体重を引いて息子の育児ノートを付けていた一環で、毎日嫌でも自分の体重を思い知らされていました。

 ただ単純に、「あと◯kg戻そう」と思えたのは良かったですね。ちなみにこれは、今でも続けています。体重が増えたら1〜2食を軽く済ませるようにすると、すぐに元の体重に戻りますよ。

3. 子どものご飯を先に済ませる

 産後太りをする原因の1つに、子どもの残した食事を食べてしまうということがあると思います。私は息子1人ですが、子どもの数が増えれば増えるほど、そのリスクは高まるでしょう。

 子どもの食事量は本当に読めません! 食べている途中で機嫌が悪くなったり、寝てしまうこともありますよね。だから、まずは子どものご飯を先に済ませてしまうのです。子どもの食べ残しを食べて、それでもお腹が空いていたら足りない分だけ食べれば良いのです。

 今でもよくやっているのが、お子様セットの残りをおつまみにお酒を飲むこと。(笑)プラス小鉢とか? ほろ酔えるし、ちょうど良いです。授乳が終わったお酒好きのママには、ぜひおすすめ。

4. 1日3食のご飯にこだわらない

 育児中のママは子どものために、1日3食の食事を用意をします。そして、用意をすると、ついつい一緒に食べなければならない気持ちになってしまう方は多いはず。

 でも、乳幼児を抱えるママはみんな不規則。眠りたい時に寝ている方なんていません。生活習慣は乱れるもの。だから、1日3食食べなければならない、という訳ではないと思うんです。

 当たり前ですが、人はカロリーを取るから太るんです。無理に食べる必要はないというのが、私の考え。だから、本当にお腹が空いた時にだけ、食べたいものを適量食べましょう。「食べ過ぎた!」というところまで食べるのはダメ。「ちょうど良い量」を意識するだけで、不思議とストレスなく痩せられます。ただし、栄養バランスには気を付けるようにすることも大切ですよ。

大切なのは「どんな自分でいたいか」を追求すること

 あるデータによると、産後に元の体重に戻っている人は全体の半数なんだとか。もちろん、太ってしまうことが悪いことではありません。肝っ玉母さん!というような、どーんとしているのも良いと思うのです。

 ただ、子どもの有無に関わらず、女性は痩せると新しい洋服を買ってみようという気にもなりますし、メイクが楽しくなります。おしゃれが楽しいとウキウキとして、ポジティブにもなれます。

 子どもメインのこの時期だからこそ、「どんな自分でいたいか」を追求することが大切ではないでしょうか?それが「痩せている自分」だとしたら、少し頑張ってみることで毎日にハリが出るはず。ぜひ、ママだからこそ諦めずに、ベストな自分を保ってくださいね。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


元アムラーは眉毛に注意!「老け見えメイク」で+10歳に見えるキケン
 しみや毛穴、くまなど、年を重ねると隠したい部分が多くなり、とにかくアラをカバーすることを意識してメイクをするようになり...
“ながら”美容ローラーちょっと待って! やってはいけない8つの美容習慣
 年齢とともに、肌や身体の変化を感じながらも「いつまでも若々しくいたい!」と抗ってしまうのが女ゴコロ。自分なりの美容習慣...
「首&デコルテ」に年齢が出ます! 毎日習慣化させたい4つのセルフケア
 40代を超えると、シワやシミなどの肌ケアに力を入れる人は多いですよね。でも、意外と忘れがちなのが「首とデコルテ」のケア...
マッサージいらずの肩こり解消法!根本原因の改善におすすめの漢方薬3種
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
やすりで削ると逆効果?ゾウ級「ガサガサかかと」正しい角質の落とし方
 足にまつわる悩みで多いのが「ガサガサのかかと」ですよね。ひどくなると、ストッキングが伝線してしまったり、パキッと割れて...
「フェイスパウダー」の使い方をマスター! プレストとルースの違いは?
 フェイスパウダーの正しい使い方をご存知ですか? メイク用品のなかではなんとなくスタメン落ちしがちなフェイスパウダーです...
ぷりっと美尻を作る4つの簡単“ながら”体操!アラフォーは始め時です
 アラフォーになると、だんだん代謝が落ちてきて体型が崩れてきますよね。何とかしようと、ダイエットに挑戦する人は多くいます...
関節が鳴る!ポキポキの正体は気泡!? 注目の骨活を解説【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
振袖腕どうにかしたい!薄着になる前にはじめたい二の腕ケア
 アラフォーに突入し、運動不足が原因で体がたるんできたなんて人も多いのではないでしょうか? 特に薄着の季節に気になるのが...
美髪で“後ろ姿年齢”-5歳に…「夜のヘアケア」正しい順番でやってますか
 若い頃は、艶がありボリューミーな髪の毛の人でも、加齢とともに髪はパサつき、ボリュームがなくなってしまうものです。つまり...
忙しい朝の救世主!5分で「血色メイク」ができる神コスメ4選
 慌ただしい朝はゆっくりメイクする時間もなく、丁寧にメイクするのが難しいですよね。しかしテキトーなメイクでは、いかにも手...
驚愕! 雑誌の付録なのに「EMS電気ブラシ」が付いてきた
 最新号「&ROSY」には、なんとEMS電気ブラシが付録でついてきます! 超軽量で使いやすく、頭皮・顔・ボディなど毎日の...
40代女性必見! 老けて見えないアイライン5つのテクニック
「なんか、今までのメイクがしっくりこない!」と感じている人はいませんか。特に、年齢が出やすい目元のメイクは悩みのタネ。「...
「お、いい感じ」美容家が惚れ込んで実践する『40代からの美髪レシピ』
 アラフォーと呼ばれる年代を過ぎてから、髪の不調に悩む人が増えます。ツヤやうるおい不足、なんとなく頭皮がかゆい、フケが増...
プチプラで節約美容! 高価じゃなくてもキレイになれる♡
 値上がりラッシュが続く今、財布の紐を引き締めて節約したいところです。もちろんプチプラでも、良いものはたくさんあります!...
メノポーズケアって何?“更年期予備軍”35歳から始めたい【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...