更新日:2019-12-14 06:00
投稿日:2019-12-14 06:00
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。今回は、ちょっと重いテーマかもしれませんが、「もしものとき」について考えてみたいと思います。
終活でどんな治療やケアを受けたいでしょうか。その点について家族や医師と話し合っておくことは大切でしょう。その考え方は、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)と呼ばれますが、あまり普及していません。
そこで、厚労省はその愛称を「人生会議」と決定。お笑い芸人の小籔千豊さん(46)を起用し、その普及啓発のためのポスターを作製。先月には自治体への発送を計画していたようですが、ポスターが公表された25日からSNSなどに「ふさわしくない」「不安をあおる」といった批判の投稿が相次ぎ、ポスター発送を取りやめる事態になりました。
ポスターは、鼻に酸素チューブをつけた小籔さんが「命の危機が迫った時、想いは正しく伝わらない。」と、もしもの時のために事前の話し合いを呼び掛ける内容です。批判する方の言い分はあるでしょうが、その内容は決して間違っていないと思うのです。
皆さん、大切なパートナーや家族に万が一の事態が訪れたら、どうしますか。その行動は、事前の話し合いがないとできません。今の時代、死について語ることは、決してタブーではないでしょう。
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