乾燥する手指をうる艶に!ネイリスト直伝の時短お手入れテク

時短美容協会 一般社団法人
更新日:2019-12-24 06:00
投稿日:2019-12-24 06:00

 気温が下がる冬場は血行が悪くなり、手のカサつきの原因になりがちです。また、寒くなると温かいお湯で手を洗う機会が増えますが、石鹸による脱脂力が強くなり、これも乾燥を招く原因になりやすいです。

 実は、ささくれやひび割れの原因の多くが、“乾燥”によるもの。ですので、乾燥を防ぐケアは、美しい手指を育むには欠かせないお手入れです。そこで、時短美容協会に所属するネイリストの筆者が、湿度の低い日でも“うる艶ハンド”をキープする秘訣をレクチャーします。

ネイリスト直伝! 乾燥を防ぐ習慣は「プチプラ」でOK

 日常的な乾燥を防ぐためにオススメなのが「水仕事をする際はゴム手袋を付ける」「外出時には手袋を付ける」などの物理的な手の保護。それに加えてこまめに保湿するお手入れも重要です。

 実は、高級なハンドクリームを一度に塗って終わらせるよりも、日に数回、プチプラでもこまめな保湿をおこなったほうが、乾燥対策には有効です。会社での休憩中や炊事をした後、お風呂上がりやおやすみ前など、クリームを塗るのを習慣づけるといいでしょう。

 一度乾燥が進んでしまった手肌を治すのは、思っている以上に大変ですので、荒れる前の保湿徹底がマストです。

たった2step! 手のツヤアップのお手軽マッサージ

 ハンドクリームを塗るだけではなく、クリームを付けながら軽くマッサージをプラスすると、より保湿効果が期待できます。

(1)片方の手を指の側からつかみ、手の甲を親指で螺旋を描くようになでます。

(2)次に親指の根元から指先までくるくるとハンドクリームをなじませ、最後は爪を軽く指圧してつまんで弾きます。この動作をすべての指で繰り返します。

 このひと手間で、ハンドクリームがよく馴染み、マッサージによって血行も改善できるので、肌つやが良く見えるでしょう。

筆ペンタイプのネイルオイルで潤いアップ

 手指の保護、マッサージに加え、さらに筆者が心がけているのが、「筆ペンタイプのネイルオイル」でのお手入れです。プラスチック製であれば持ち運びやすく、化粧ポーチからサッと取り出してピンポイントで保湿できるので、時短ケアにも最適。

 固くなりがちな爪を取り囲む皮膚の部分や、ささくれのできる爪の根元部分などにネイルオイルを塗って柔軟に保っておくと、ハンドクリームの馴染みも良くなります。塗った箇所は、よく揉み込むようにすると、潤いの実感もアップ!

 どうしても冬は手指が乾燥しやすい時期です。手元がうるうるだと、きっと毎日のテンションも上がるはず。「高価なものをたまに」より「プチプラでも高頻度」のほうが、効果を実感しやすいでしょう。顔同様に、やさしくいたわってお手入れをする心がけが、美しい手指をキープする秘訣です。

<文・社)時短美容協会所属/稲村絵美里・ネイリスト>

時短美容協会
記事一覧
一般社団法人
「時短美容」を単なる「省略美容」「ながら美容」ではないものと定義し、多忙な現代女性が「美容の時間を効率的に確保するため」に欠かせない正しい美容知識の普及に努めるとともに、美容にまつわる正確な時短知識を有する「時短美容家」「時短美容協会認定美容家」ならびに、薬機法(旧薬事法)を遵守する「美容ライター」の育成および普及活動を行っています。
WEB:https://fastbeauty.biz

ビューティー 新着一覧


プレ更年期でニキビ?女性ホルモンの乱れが…【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【夏の脇汗】毎シーズン悩む…洋服の黄ばみ&ニオイどう防ぐ
 夏になると多くの人を悩ませるのが「脇汗」ですよね。洋服の種類によっては、くっきりと脇汗部分だけ色が変わって、黄ばみやニ...
2022-06-15 06:00 ビューティー
実感!偉大なる“おばあちゃんの3大教え” 2022.6.14(火)
 おばあちゃんっ子です。母が病弱だったこともあり、小さな頃からしょっちゅう祖母の家に預けられていました。大学も祖母の家か...
梅雨・台風の不快を減らしたい!1日1分の耳穴ストレッチ<前>
「梅雨の時期や台風が多い時期は、なぜかカラダの具合が悪い……」という人は、意外と多いのではないでしょうか。それは自律神経...
疲れ目対策&美鼻狙いで「耳穴ストレッチ」1日2分でOK<後>
 前編では、骨格矯正士の清水ろっかん氏の著書「『聞こえ』がよくなる! 耳穴スイッチ」(世界文化社)から、「気象病」を治せ...
髪色より眉色チェンジ!垢抜け狙いの時短メイクは目元がカギ
 メイクのテイストを変えるなら、“眉色”に変化をつけるのも人気ではあるけれど、せっかく眉を変えても「なんだか垢抜けないか...
やせたいのに食べてしまう!脱・過食は歯磨き粉を味方にする
 ダイエット中、やせたい気持ちとは裏腹に食べてしまった経験はありませんか? そのたびに自己嫌悪に陥り、さらにストレスで過...
低用量ピル愛用歴10年でドクターストップが!2022.6.9(木)
 ここ数年ですっかり身近になった低用量ピル。周囲にも「飲み始めたんだ~」と気軽に話してくれる友人が増えてきました。しかし...
梅雨の湿気で髪ボンバー!「ボサこ&ぺたんこ」お悩み別対策
 湿気の多い梅雨の季節は、髪に関する悩みが尽きませんよね。ボサボサになって広がってしまう人、うねってしまう人、ぺたんこに...
「黒目を大きく見せるメイク」習得すべし!やりがちNGも紹介
 ポイントメイクの中でも、多くの女性が重要視しているアイメイク。アイメイクのトレンドは変わっていくものの、黒目の部分が大...
万年ダイエッター卒業? 夏までに無理せず緊急ダイエット5選
 ダイエットは、女性にとって永遠のテーマです。「年中、ダイエットをしている」なんて人もいれば、なんらかの理由で「すぐに痩...
2022-06-04 06:00 ビューティー
【ドラコス3選】ギョッ!シミ・シワのケアは毎日の習慣に
 久しぶりにデパートのコスメカウンターに座って鏡を見た時に、自分の目元のくすみにギョッとしてしまいました。デパコスを買う...
「本気デートに合うバッグ」男性は金銭感覚も見てるんだと!
 大好きな彼とデートに行く時、メイクや洋服のコーディネートはばっちり決めていくのに、バッグに関してはいつもの使い慣れたも...
痩せられる人と痩せられない人には明確な“境界線”があります
 女性の多くは、ダイエットを経験しているでしょう。でも、「結果を出せた!」という人は、意外と少ないもの。どうして同じよう...
「刈り上げ女子」への疑問 伸びてきたらメンテどうしてる?
 最近増えている「刈り上げ女子」。下ろしていればいつも通りのスタイル、アップにすればクールな印象になり、2WAYのスタイ...
叶姉妹は無理でも40女のセクシーメイクは“カモメ”を意識して
 家事や仕事、子育てに奮闘する30代を過ぎ、少し落ち着いてくるのが40代。あらためて、女性としての色気や魅力を大切にして...