そのバツあり男性は大丈夫? 見極める3つのチェックポイント

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-02-26 15:55
投稿日:2020-02-01 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。3組に1組が離婚するといいます。根拠は、1年間の離婚数を婚姻数で割ったもので、2018年のデータで計算すると35%。結婚したカップルを追跡して、離婚の数を調べているわけではなく、正確な意味での離婚率ではありませんが、それでもかなりのカップルが離婚していることは分かるでしょう。
 離婚した男性のうち、2人に1人は再婚するといわれますから、女性がバツ男さんと出会う可能性は高い。どんな男性とであれ、交際すれば、結婚が視野に入ります。そこで今回は、目の前のバツ男さんが、結婚に向くかどうか。見極めるコツを紹介しましょう。

1. 人の心に土足で踏み込む覚悟がいる

「言いにくそうだから、突っ込むのはやめておこうかな」

 オトナ女子は、相手を気遣ってそう考えます。もちろん病気などで思うように動けない相手を思ってするサポートなどはともかく、行き過ぎた気配りや忖度は失敗の元。その典型が、別れた理由を言いたがらないケースです。

 ハッキリ言って、将来を共にしようと少しでも考えるなら、この場面での気遣いは無用。しっかりと何故離婚したのか聞いてみましょう。相手が話を濁したり、嫌がったりすれば、原因は彼にあるかもしれません。

 筆者は、探偵社の顧問もしています。36歳の女性は、バツ1で子持ち。当時交際していた同い年の男性のことで相談に来られました。

 お話をうかがうと、つき合って2年。相手は自営業で勤務体系が不規則ながら、平日の昼間に時間ができることも多く、子供が学校に行っているときなどにデートを重ねていました。彼女の自宅で“密会”したり、旅行したりもしていて、かなり親密な様子でした。ところが、ある時、パッタリと連絡が途絶え、音信不通状態が1週間も続いたというのです。

「最初の日は忙しいのかなと思いましたが、音信普通が2日続くと、『アレっ』と思い、そのうち胸がざわっとしました。だって、彼の自宅も会社も、正確な住所を教えてもらっていなかったのです」

 男性には「親の実家に住んでいるから」といわれたため、彼の家には行ったことがありませんでした。それが事実だとしても、30代の男女が交際していて、相手の住所を知らないのはおかしい。結果だけ知ると、だれしもそう思うのですが、その女性も彼に忖度していました。

「最寄り駅は教えてもらいました。それで、『お店は、どこなの』と聞くとでも、彼がいいにくそうだったから……。正確な場所は、聞きませんでした」

 当然、依頼内容は、彼の自宅住所の特定です。調べてみると、男性の自宅は依頼者の情報の通りある駅の近くにありました。ここまで読まれた方は察しがつくでしょうが、案の定、その男性は妻帯者だったのです。

 再婚を夢見て、彼に気遣った女性が不憫でなりませんでした。調査結果を耳にした彼女が過呼吸で倒れた姿は、今でも忘れられません。

 男性に語りたがらないことがあれば、何かワケがあるとみていいでしょう。離婚歴を軸に男性のよしあしを見分ける方法が、前の妻との別れ話なのです。

 つき合いが長くなると、今さら感で聞きづらいので、知り合って3カ月以内に試すのがいいでしょう。芸能人などの離婚が話題になったときなどにそれとなく、まずは「自分が振ったのか、振られたのか」を切り口にするといい。とにかく重くならない感じで、世間話をするように。相手の過去にやきもちを妬くのは御法度です。

 つき合いが長い方も、芸能ネタを足掛かりにすれば、それとなく聞けるはず。この場合も、それとなく、軽く、です。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


これって潮時? 別れを考え始めたら確認すべき5つのポイント
「半年付き合ってきたけど、なんだか最初に思っていた人とはだいぶ中身が違った……でもせっかくスペックが高い人と付き合えたの...
七海 2019-08-23 06:00 ラブ
セクシーか?NGか? 男性の心をつかむ夏のモテファッション
 連日30℃を超える夏の暑さは憂うつですが、それでも夏にしかできないことは盛りだくさん。せっかくだから、楽しみたいですよ...
七海 2019-08-22 06:00 ラブ
「内面を見て」と語る男に限って…モヤモヤした違和感の正体
 男女問わず恋愛においてよく発言されているセリフが「内面を見て好きになってほしい」というお言葉。  はい、おっしゃ...
しめサバ子 2019-08-22 06:00 ラブ
サシ飲みデート…さりげない“今日お持ち帰りOK”アピール4つ
 だんだんと過ごしやすい夜が増えてきましたね。こういう時期が、一番「今日はお持ち帰られたい……」という気持ちになっちゃう...
ミクニシオリ 2019-08-22 06:00 ラブ
なぜ恋人ができない? 非モテ女子脱却のためにすべきこと5つ
「恋愛なんて所詮はキラキラしてる女子の特権。地味で冴えない私にはそんな贅沢は起こらない……」 「自分はいわゆる女を...
七海 2019-08-21 06:00 ラブ
「男性=恋愛対象」に? 男友達ができない女性のタイプ3選
「男女の友情は成立するのか否か?」というテーマについて、誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか?でも、なぜだか...
リタ・トーコ 2019-08-21 06:00 ラブ
アラサー女性は知っておきたい 婚活を卒業できない女の特徴
 山本早織の「結婚につながる恋コラム」第12回は、女性からのアプローチについて。30歳を超えると明らかにマーケットが変わ...
山本早織 2020-05-20 11:23 ラブ
体の相性は事前に分かる! チェックするべき7つのポイント♡
 大人の恋愛で避けて通れないのが「体の相性」。こればっかりは試してみないと分からない。と思う方も多いと思うのですが、でも...
リタ・トーコ 2019-09-01 09:06 ラブ
早く立ち直るために! 失恋をしたら試すべき心の癒し方5つ
「覚悟はしてたけど、やっぱり彼と別れることに。胸が痛くてたまらない」「何度経験しても別れには慣れない。あんなに好きな人は...
七海 2019-08-19 06:26 ラブ
超年下男性を彼氏にするのはこんなタイプの女性なんです!
 ついに国の統計でも夫が11歳以上年下という夫婦の比率が0.8%に達し、どんどん1%に近づいています(厚労省「人口動態調...
内藤みか 2020-02-21 18:03 ラブ
晩婚派?早婚派? 若い2人が結婚すると起きる幸せなこと5つ
 現代の日本は晩婚化が進んでいるようです。ところが類は友を呼ぶのか、18歳で最初の結婚をした筆者の周りは、同じように10...
東城ゆず 2020-02-21 18:38 ラブ
元旦那とハッピーに復縁するための「既婚メス力」4カ条!
 小学校中学年の女の子がいるバツイチのシングルマザーです。  離婚して6年が経ちました。月に一度、父親には会わせて...
神崎メリ 2019-08-18 06:00 ラブ
縁結び神社のマナー知ってますか? 神頼み効果を上げる方法
「苦しい時の神頼み!」と、恋愛中に縁結び神社に行った経験がある女性は多いはず。その際、「ご縁がありますように!」と五円玉...
孔井嘉乃 2020-02-21 17:50 ラブ
夏のディズニーランドデートは彼の“真の姿”を見極める好機
 夏休みにデートでディズニーランドに出かける人はいませんか。看護師のA子さん(31)も、そんな一人で、2年前の8月、介護...
山崎世美子 2019-11-14 19:22 ラブ
“夫はATM”と語るママ友の危うさ…それはいつか故障するかも
「夫のことはATMとしか思っていないから……」  私自身、結婚して子供が生まれて、ママ友の輪にも飛び込んだことによ...
インリン 2019-08-17 06:00 ラブ
バリキャリ女性の結婚相手に“年下の起業家”をお勧めするワケ
 仕事が好きでバリバリ働く“バリキャリ女性”が普通になってきた一方、彼女たちはなかなか良い恋人や結婚相手を探すことができ...
しめサバ子 2019-08-16 06:00 ラブ