色鮮やかな温野菜とご一緒に
「冷蔵庫にあるものを使うのがポイントです。漬物はタルタルソースの食感を出すために欠かせません」と佐々木シェフ。
ご飯のお供として、どの家庭にもある漬物がイタリアンに様変わりしてしまうから不思議です。
今回は、しば漬けを使いました。赤シソの色味はマヨネーズに映えるし、塩分があるので調味料も必要ありません。“素材”のみで仕上がってしまうから手間いらず。キュウリの漬物でもたくあんでもいいそうです。
これだけで、さっぱりした白ワインのおツマミになりますが、ブロッコリーやニンジンなど残った野菜を一口大に切って茹でて、付けて食べてもおいしい! バゲットを添えてもいいですね。ホームパーティーでも主役になること間違いなし。
それにしてもなぜ、和風の食材なのにイタリアンに感じるのでしょうか。
「醤油を使っていないからですね」
なるほど和洋がマッチした逸品です。
【材料】
・茹で卵 1個
・漬物 適量
・タマネギ 小1個(みじん切り)
・マヨネーズ 大さじ1
・ブロッコリー 4分の1個
・ニンジン 1本
・オクラ 3~4本
【レシピ】
1. 大きめに切った茹で卵と細かく刻んだ漬物、水にさらしたタマネギ、マヨネーズをボウルで和える。
2. 塩茹でしたお好みの野菜にかける。
本日のダンツマ達人…佐々木泰広さん
▽ささき・やすひろ
1977年大分生まれ。地元のホテルに就職後、21歳で神戸のレストランに。24歳の時、もともと好きだったイタリアに渡って本格的に料理の道へ。北イタリア・モデナの3つ星レストラン「OSTERIA FRANCESCANA」で3年間の修業を積んで、帰国後は麻布十番「エノテカ キオラ」の料理長。2013年から独立。
▽ARMONICO(アルモニコ)
東急東横線代官山駅から徒歩4分のイタリアン。店内は、オープンキッチンスタイルで、シェフとの会話が楽しめるカウンターが並ぶ。テーブル席のほか、個室もあるので会食にも重宝される。
イタリアの郷土料理をベースに、地元大分の旬の食材や豊後水道の魚介などを生かしたこだわりのメニューが味わえる。東京都渋谷区代官山町12―16 シンフォニー代官山102。火~日曜(※月曜+不定休)。17時~23時半(21時LO)。
(日刊ゲンダイ2020年1月22日付記事を再編集)
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