枝毛や切れ毛は修復できる?原因&美髪を目指す5つの対処法

コクハク編集部
更新日:2021-04-23 06:27
投稿日:2020-03-10 06:00
 きちんとヘアケアをしているつもりでも、気づけば枝毛や切れ毛が発生して髪がパサついてしまう……そんなお悩みをお持ちの方は多いはず。でも、髪のダメージはどうしたら修復できるのでしょうか?そこで今回は、枝毛や切れ毛の原因や対処法についてご紹介していきます。

【基礎知識】枝毛や切れ毛はなぜできる?修復できるの?

 まずは、枝毛や切れ毛についての基礎知識です。おもな原因を見ていきましょう。

「枝毛」は髪の傷みのサイン

 知っての通り、「枝毛」とは髪が枝のように裂けて分かれてしまう症状のことを言います。髪をツヤツヤに保つ「キューティクル」が剥がれたり、めくれたりすることで、タンパク質などの栄養が流れ出て傷むことで起こります。

「切れ毛」との違い

 枝毛と似たような症状に「切れ毛」があります。髪のダメージによって起こるという点では同じですが、枝毛が裂けているのに対して、切れ毛は途中で切れている状態のことを言います。

 どちらにせよ、枝毛も切れ毛も放置するとダメージが深刻になってしまうため、早めの対処が必要です。

枝毛や切れ毛は修復できる?

 残念ながら、キューティクルが傷んだことでできる枝毛や切れ毛は修復することはできません。つまり、枝毛や切れ毛を本当の意味で改善させるには、切るしか方法がないのです。

 ちなみに、枝毛を見つけると裂いてしまう方もいるようですが、これもNG。傷みが広がってしまいます。良い対処法としては、今ある枝毛から3cmほど上を毛の流れに対して直角に切ること。斜めに切ると枝毛が再度できやすくなるため、注意が必要です。

枝毛や切れ毛ができるおもな原因

 枝毛や切れ毛はなぜ発生するのでしょうか?髪にダメージを与える原因を見ていきましょう。

カラーリングなどによる負担

 カラーリングやパーマは特殊な薬剤を使用するため、髪にとって大きな負担となります。

 特に、髪の色素を抜いてしまうブリーチ、直毛にする縮毛矯正は、激しく髪にダメージが起こりやすいです。

ドライヤーなどによる熱

 ドライヤーやコテなどで髪に熱を与えるのも、枝毛や切れ毛の原因になります。ただし、自然乾燥で乾かすのはもっとNG!濡れている時の髪は、もっともダメージを受けやすいと言われています。

摩擦や外的刺激

 無理なブラッシングや就寝時に枕と髪が擦れたりなど、物理的に髪に摩擦が加わることでも枝毛などのダメージは起こりやすくなります。

 また、紫外線や乾燥などの外的刺激にも要注意。肌と同じく、外気の影響でも髪は傷みます。UVケアや保湿ケアを行うことが肝心です。
枝毛や切れ毛ができにくい髪へと改善するには?5つの対処法

 先にもお伝えしたように、現在、発生している枝毛や切れ毛を改善させるには、切るしか方法がありません。大切なのは、今後枝毛や切れ毛ができにくい髪へと環境を整えていくことでしょう。そこで、5つの対処法をお伝えします。

1. シャンプーなどヘアケアアイテムの見直し

 毎日使うシャンプーなどのヘアケアアイテムは、髪のコンディションを良く保つために有効です。トリートメントやヘアオイルは、保湿や補修効果のあるものを選ぶと良いでしょう。

 見落としがちなのが、シャンプー。「どうせ洗い流すから」と洗浄力が強いだけのものを使うと、髪のダメージになります。おすすめは、近年人気のアミノ酸系シャンプー。髪に優しく負担が少ないため、枝毛・切れ毛予防に役立ちますよ。

◇アロマのやさしさ

 累計30万本突破している「「アロマのやさしさ」」は、低刺激の髪に優しいシャンプーです。頭皮環境を良くすることは、枝毛・切れ毛予防にも有効。

 お試しサイズもあるため、この機会にヘアケアに取り入れてみるのもありですね。
◇内容量:シャンプー(30ml)

公式サイトはこちら

2. 髪への負担を減らす

 日常生活の中で、髪に負担をかける行動は意外と多いです。枝毛や切れ毛を発生させる大きな原因は、ずばり、摩擦にあります。キューティクルを剥がさないためにも、最低限の負担で済むようにケアを行うことが大切です。

【髪に負担がかかる行動】

• ゴシゴシとタオルドライをする
• 髪を乾かさずに寝る
• ブラッシングを無理矢理行う
• 過度にコテやホットカーラーを使う
• カラーリングやパーマを頻繁に行う
 また、おしゃれの一環としてヘアスタイルにこだわりたい方も多いと思いますが、コテやカーラーなどの熱を与えるアイテムには注意が必要。また、髪のパサつき、ゴワつきを感じたら、カラーリングやパーマは控えた方が良いでしょう。

 トリートメントなど、髪を守るケアを重点的に行うことで、枝毛・切れ毛リスクを減らすことができます。

3. ドライヤーを正しく使う

 普段なんとなく使っているドライヤーですが、ドライヤーの熱により髪の傷みが進んでしまう可能性があることは否めません。いくつかのポイントを守って使うだけで、髪への負担をぐっと減らすことができるため、以下の項目をチェックしましょう。

【ドライヤーの正しい使い方】

• 優しくタオルドライを行ってから、ドライヤーを使用する
• ヘアオイルなどを使用して、髪を熱から守る
• 頭皮を乾かすように、まんべんなくドライヤーを当てる
• 最低20cmほどは離して乾かす
• 仕上げは冷風でキューティクルを引き締める

◇Emerire

 話題の「Emerire」は、ドライヤーの熱を潤いに変える新発想のヘアオイル。「エルカラクトン」という素材が髪の水分量を上げ、パサつき、枝毛、切れ毛にアプローチしてくれます。

◇内容量:ヘアオイル(40ml)

公式サイトはこちら

4. 生活習慣の見直し

 これから生えてくる髪を健やかに保つためには、毎日の生活習慣を整えることも大切。これは、美肌を保つ生活習慣と同じことでもありますね。

 栄養バランスの取れた食事、質の良い睡眠、ストレスレスな生活を送るなど、要は、体に優しい生活を行うようにしましょう。

5. プロの手を借りる

 定期的に美容室に行って、プロの手を借りるのもおすすめです。毛先を揃えるだけでも、枝毛や切れ毛予防には効果的。また、プロが行う「サロントリートメント」は、セルフケアで行うトリートメントよりも効果が長持ちします。

 特に、カラーリングやパーマを行う際には、トリートメントでダメージを低減させるケアが必須。お得な「カット+カラー+トリートメント」などのコースが用意されている美容室も多いため、美容師さんに相談してみると良いですね。

枝毛は作らせない!美髪を目指すなら毎日の習慣に注意して

 枝毛や切れ毛があると髪の手触りが良くないばかりか、見た目にも傷みやゴワつきが目立ってしまいます。さらに、カラーリングやパーマの持ちも悪くなりますよね。

 今、すでにある枝毛に関してはカットを!これから作らせないためには、毎日ケアする習慣が大切です。ぜひ、ご紹介した対処法で美髪を目指してくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


中国発の大バズり「メイラードメイク」を徹底攻略、誰でも10分で完成!
「メイラードメイク」をご存知ですか?  食べ物に含まれる糖とタンパク質が加熱されることで褐色に色づく“メイラード反応”...
40代女性の「おじさん化」を食い止めたい! 今すぐ見直したい5つの習慣
 せっかく女性に生まれたのだから、「いつまでも女性らしくありたい」と思っている女性は多いもの。その一方で、「40代になっ...
令和ロマンが美容男子枠に殴り込み!VOCE付録よりお笑いを取った結果…
 VOCE5月号は『通常版と増刊版とSpecial Edition版』の3種類がありました。  本屋に行く前までは...
完全再現5選!わざわざ「デカ顔」に見せるメイクをしていませんか
 少しでも顔を小さく見せようと、メイクを工夫している人も多いのでは? ですが、せっかく小顔に見せようと頑張ったの...
美容師さんの失礼すぎる言動4選と対処法 もう二度と行かないからー涙
 素敵な髪型にしてもらいたくて、ウキウキした気持ちで行く美容院で美容師に失礼な言動をされたら気分も台無しですよね。  ...
夜のベッドで足がつる!【専門家監修】改善→安眠するにはどうする?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
KEYUCAのバズった「ストッキング靴下」パンプス履いたら何これー!
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。 「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」 「買ってみた...
40代赤ちゃん肌は無謀?いいえ、ベイビーフェイステクとアイテムで叶う
 赤ちゃんのようにみんなから愛されるベイビーフェイスになりたい人は多いですよね!  実は少しのメイクテクニックで、...
痩せ希望!「L-カルニチン」って何?【専門家監修】脂肪燃焼効果を解説
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
アラフォーは美脚の前に「美足」を目指す!<後>靴選びのテッパン3カ条
 春めいてきた今日この頃。厚手の靴下や80デニール以上のタイツを履き、足元の防寒対策に気が抜けない季節とは、ようやくおさ...
アラフォーは美脚の前に「美足」を目指す!<前>美足とは? 歩き方3カ条
 春めいてきた今日この頃。厚手の靴下や80デニール以上のタイツを履き、足元の防寒対策に気が抜けない季節とは、ようやくおさ...
値段それなりでは不満!辛口アラフォー“美人見え”最旬プチプラコスメ3選
 プチプラコスメの実力がぐんぐんと上がっている昨今は、そこまで期待せずに買ってみたコスメが、想像以上に良かった…! とい...
排尿痛さようなら!【専門家監修】トイレでつらい原因&病院いつ行く?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
春こそ変えたい! 40代女性こそ似合う服の系統5つ&落とし穴
 時に「服の系統を変えたい!」と思うことってありますよね。今回は「服の系統を変えたい」と感じている人に向けて、40代女性...
あーモヤモヤする! 職場で服装いじりする人の心理と対処法
 職場の同僚や上司に、服装をいじられたら時、まあ嫌な気持ちになりますよね。自分が着たい服を着ているだけでいじられると何も...
実年齢+10歳も老け見え!? アラフォー女性のNGメイク3選【パーツ別】
 メイクは色や位置、塗り方、範囲が少し違うだけでもイメージが変わります。  若い頃と同じメイクを、アラフォーになってし...