公式ブログで卒業をほのめかしていた長濱
ここまで計5回(#1、#2、#3、#4、#5)に渡って「平手友梨奈・欅坂46での1617日の軌跡」をたどり、グループ結成から2019年初頭に平手友梨奈(18)の盟友長濱ねる(21)が卒業を決心するまでを振り返った。
今回は長濱卒業発表前後の壮絶なイベント現地の模様と、平手がそれにどう向き合っていたか考察を交えながらお伝えする。
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「悲しくて哀しいのに何か心決めてる自分がいて」
長濱は19年1月2日付の公式ブログで正式発表前に自身の卒業の決心をほのめかしていた。そこには文脈とは無関係に、平手とのツーショットが載せられていた。そのころ長濱や欅坂46ファンの間では、彼女が不可解にレギュラー番組やイベントを欠席したりするなど心配する声が上がっていた。
一方平手は以前より身体の不調が続いていたため、あらためて精密検査を受けたところ、腰部の打撲、関節捻挫による仙腸関節不安定症および遠位橈尺関節痛と診断され、18年末に治療に専念すると公式サイトにて発表があった。ダンスなど激しい動きをする人がよくなりやすいというこのケガも、心身の限界による脱退への大きな原因となったが、ひとまず18年末の音楽特番を全て欠席することとなった。
厄介者の意味を持つ8thシングル「黒い羊」
19年2月27日には8thシングル「黒い羊」が発売される。黒い羊は「厄介者」という意味がある。白い羊のふりをして周りと同調し群れをなす人々から拒絶され、黒い羊である主人公“僕”は「僕だけがいなくなればいいんだ」と絶望するが、受け入れられようと必死にあがきもする。
黒い羊の“僕”に憑依するのはやはり8枚連続センターの平手だった。いつも平手付近で重要な役回りをしてきた長濱は、後々の歌番組やイベントでの披露時に不在になっても最も目立たず済むポジション、最後列3列目の真ん中だった。まだ卒業発表前のことで議論を呼んだ。
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