コロナ禍のオンライン飲み会がつらい…上手な断り方・NG例

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2020-05-20 11:42
投稿日:2020-04-24 06:00
 コロナ自粛中の今、オンライン飲み会が流行っていますね。私の知り合いの間でも毎日のようにオンライン飲み会が行われていますが、中には、「オンライン飲みがつらい」という声もちらほら。「コロナで外出できないから家で飲む」という合理的な方法なのに、なぜそんな声があがってしまうのでしょう? その理由や、もしもの時の上手な断り方をお伝えします。

コロナ禍のオンライン飲み会がつらい…そう感じる4つの理由

 コロナ自粛の乗り越え方はさまざま。その中で流行っているオンライン飲み会ですが、「楽しくて仕方ない!」と毎晩のようにしている人もいる反面、つらく感じている人もいるよう。まずは、そう感じてしまう4つの理由を見てみましょう。

1. 時間の調整がしやすいからこそ断りづらい

 オンライン飲み会というと、少人数で行うのが一般的。普通の飲み会と同じく参加人数を揃えないことには成立しないため、当然スケジュールを合わせるところから始まります。

 普段であれば、「その日は別の予定が……」と断ったり、途中から参加するという選択肢も持てますが、コロナ自粛中の今は時間の調整がしやすいからこそ断りづらいと負担に思う方は多いようです。

2. プライベートな雰囲気を晒すようで嫌

 電話と違ってオンライン飲み会は、お互いの顔を見ながら行うもの。そのため、必然的にスマホや
パソコンのカメラなどを使って、自分の周りの環境ごと映すことになります。

 流行りのバーチャルの背景などでカバーできても、自宅や自室は自分にとっての大切なプライベートな空間。その雰囲気を晒すことに、抵抗がある方も多いでしょう。

3. ずっと見られているようで気が抜けない

 直接会って飲んでいると、相手がこっちを見ていないタイミングを察することができて、ふっと気を抜くことができるもの。

 しかし、オンライン飲み会では、相手がいつ視線を外すか、気を抜いているのかを察することが難しいです。フレームアウトをすれば良いですが、ずっと見られているようで気が抜けないというつらさを感じる人もいるようです。

4. 終わらせるタイミングが分からない

 外で飲んでいたら「終電」という時間の区切りが来てくれますが、オンライン飲み会の場合には終わらせるタイミングが分からず、そのままだらだらと飲み続けてしまう方も多いよう。「もう終わりたい」と思いながら自室で飲み続けるのは、なかなかつらいものがあります。

 ある程度、時間の区切りを設けていても、ほかの人の会話が盛り上がっていたりすると「そろそろお開きに……」と言い出せないこともあるでしょう。ましてや、少しでもコロナから離れたいのに、オンライン飲み会でまでコロナ論争が勃発してしまったらぐったりしてしまいます。

上手に断ったつもりが……実はNGな断り方

 オンライン飲み会の断り方をリサーチしてみたところ、みなさん言い訳を駆使して上手にお断りを入れていました。でも、実はそれってNGでしょう!と思えるものもあったので、ご紹介したいと思います。

「部屋が散らかっている」

「部屋が散らかっている」「見せられるような空間じゃないから嫌」という理由でオンライン飲みを断る人がいますが、今やバーチャル背景やエフェクトは当たり前の時代。

「背景変えれば大丈夫だよ!」と言われたらおしまいなので、避けた方が良いでしょう。

「wifi環境がない」

 wifi環境がないことを言い訳にしてオンライン飲み会を断る方もいるようですが、この時代にwifi環境がない家なんてそうそうなさそうです。

 ましてや、コロナによるリモートワーク中だと知られている場合には「どうやって仕事してるの?」と思われてしまうため、完全にアウトでしょう。「wifi通信が遅い」はアリかもしれませんが、毎回同じ理由で断るのはリスクが高そうです。

「別のオンライン飲み会がある」

 場合によっては、オンライン飲み会が重なることもあるでしょう。でも、その都合の悪さをどうにかできるのが「オンライン飲み会」のメリットでもあるんです。「じゃあ、その日は避けようか?いつがいい?」と聞かれたら、打つ手がありません。

コロナ禍のオンライン飲み会を上手に断るには?上手な断り方

 適当に断ると地雷を踏んでしまう「オンライン飲み会」。では、角が立たない上手な断り方とは?考えてみました。

素直に「苦手」と伝える

 なんだかんだいって、素直に「苦手」だと伝えるのが一番の最善策ではないでしょうか? 曖昧に断ったところで次のお誘いが来るかもしれませんし、毎回誘ってくれる相手に対して失礼になってしまう可能性もあります。

 思い切って、「コロナ自粛が明けてから、直接飲みましょう!」と言ってみたり、「やってみたけど、オンラインに馴染めなくて」など、正直にお断りを入れた方が良いかもしれません。

家族を理由にする

 同居の家族がいる場合には、「一人になれない」「騒がしくて落ち着いて飲める環境がない」と、家族を理由にしてしまうのもありでしょう。実際のところ、周りに夫や子ども、親がいる環境でのオンライン飲み会参加は困難を極めますから、分かってもらえるはず。

 とはいえ、相手が独身の方であったり、一人暮らしの方の場合には注意が必要です。「家族を理由」にするのは、独り身の人にとっては有無を言わさない破壊力となりますから。

 なかなか人に会えないコロナ自粛中だからこその「オンライン飲み会」です。少なからず、相手があなたと飲みたいと思ってくれていることを忘れてはいけません。今後のお付き合いもあるため、相手がどんな気持ちで誘ってくれているのかを想像しましょう。

ちょっとだけ参加して退出する

 どうしても断りきれなかった場合には、ちょっとだけ参加して退出するのも良いですね。その際には、「やらなければならないことがあるので、◯時には抜けます」など、事前に伝えておくのが良いでしょう。

「電波が悪くてつながりにくいから」という理由で退出をする方もいるようですが、「だったら、なぜまたつながないの?」と思われてしまいます。

コロナ自粛が終わった後のお付き合いを考えることも大切

 実は私、オンライン飲み会に参加したことがありません。大抵夕方過ぎから始まる飲み会時間は、幼稚園休園中の息子のお風呂、ご飯、寝かしつけ時間。さらに、参加したとしても、暴れ回る怪獣を横にリラックスして飲めるはずもなく、迷惑をかけて疲弊することが目に見えているからです。

 こんな今思うのは、外での飲み会というのは相手と会って話せる嬉しさはもちろん、日常からふっと離れられたり、居酒屋の雰囲気を楽しむことも醍醐味だったんだな、と。

 私のように「オンラインよりも会って飲みたい!」と思う方は、コロナ自粛が明けて堂々と外で飲める日を妄想しながら、黙々とひとり晩酌を楽しみましょう。早く、みんなで乾杯ができる日が来ますように!

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「これはいけないこと」注意しているのに笑う子どもの心理
 子どもって、これをやったらダメだっていうことをわかっていても、あえてイタズラして親の気を引こうとすることありますよね。...
釣り人さんに聞き込み中の“にゃんたま”君「お魚釣れてる?」
 今年は夏バテせず、運動不足のコロナ太りも相まって、体重は記録更新中。  そしてもうすぐ、天高く馬肥ゆる秋(てんた...
美貌と勝ち残る強運を我が手に! 一期一会の「八重のユリ」
「例のヤツ、今日あるの?」  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんに、本日も「例のブツ」をお目当てのお客様がやって参...
セクシーな香りでマーキング 優雅な“にゃんたま”君の後ろ姿
 きょうは、思わず目で追っちゃうにゃんたま君ω。とっても色気のある男の子なんです。  後をついていくと、ゆっくりし...
体外受精前にタイミング法を試すも…コロナの影響が出始めて
 みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。婚活や恋愛のコンサルをしている私自身が、結婚後に女...
妊娠、卵子凍結…コロナが女性のライフスタイルに与える影響
 新型コロナウイルス感染症が世界で猛威を奮い、あらゆる分野で大幅な変化を余儀なくされた2020年上半期。女性のライフスタ...
男の子が大集合! 茶トラの“にゃんたま”天国に大興奮の巻
 きょうは、行き交う鈴カステラ! 華やかな茶トラだらけにロックオン♪  猫は柄によってオスとメスの比率が違います。...
家にある物で代用! NOテクニックで飾る花が運を引き寄せる
「お花をちょっとだけ飾りたい」  この素敵なセリフ、このコロナ禍の今、お花屋さんにご来店なさるお客様からよく伺うお...
夏も終わり秋分へ…去り行く季節の“にゃんたま”に感じる哀愁
 きょうは、「ゆくにゃんたまωくるにゃんたまω」。  早いもので、秋分に向かう時期となりました。  強面にゃ...
コロナ禍で本性発覚?セコい夫たちが妻に請求した生活費事情
 コロナ禍に突入し、これまでとは生活スタイルが変化したことによって「生活費」に影響が出ている夫婦も少なくないようです。お...
待っているのは…自由! 離婚後の楽しい生活を妄想してみた
 離婚協議中って、泥沼な日々ですよね。どん底な日々が続いて「早く離婚したい……!」と思っている人もたくさんいることでしょ...
「お兄にゃん♡」将来が楽しみな仲良し“にゃんたま”兄弟
 きょうは、お兄にゃんに甘えるこにゃんたまω君♪    かわいい仲良し兄弟です。  暑いのにくっついてお昼寝を...
落ち込んでいるアナタへ 太陽に咲くリンドウで元気になって
「私は、竜っていると思うわ」  お花屋さんになる前、思いっきり理系女だったワタクシの職場に、科学では説明できないス...
甘え下手な女性は損をする!? 共通する4つの特徴&克服方法
「甘えたくても、どうやって甘えたら良いのかわからない……」そんな悩みはありませんか? 実は、甘え下手な方にはいくつかの特...
防波堤で釣れた? 魚じゃなくて元気な2匹の“にゃんたま”君
 きょうは、海とツーにゃんたまωωと私。  防波堤で海を眺め、ここ魚釣れそう……とぼんやりしていたら、2匹の猫がや...
友人の言葉で体外受精を決意…病院を選ぶ際の「3つの条件」
 みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。婚活や恋愛のコンサルをしている私自身が、結婚後に女...