“適度な運動”ってどのくらい? 健康的に行う目安&方法!

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2020-05-08 06:00
投稿日:2020-05-08 06:00
「適度な運動をした方が良い」と聞くと、軽いジョギングや柔軟体操などをイメージする方も多いでしょう。でも、実際のところ“適度”とは、あなたの思うような運動ではないかもしれません。そこで今回は、「適度な運動」はどの程度の運動のことを指すのか、方法や目安についてお伝えしていきます。

適度な運動の「適度」ってどのくらい?

「適度な運動」といっても、人によって体格や体力は異なるため、それぞれの「適度」は多少異なることもあるでしょう。しかし、適度な運動量については、実は基本的なガイドラインがあるんです。日常生活の中で取り入れられる方法もあるので、ぜひ参考にしてください!

1. 有酸素運動

 世界保健機関、米国疾病予防センター、米国心臓協会の3機関が「有酸素運動」についてガイドラインを出しています。

・ウォーキングなど、中程度の運動を週に150分。できれば、1回30分を5回に分けるのが理想
・ランニングなどの激しい運動を週に75分。25分を3回が理想
・10分未満の運動は1回にカウントしない。できるだけ1週間でまんべんなく分散させる(1回で90分行っても十分ではない)

 上記を見ると分かるように、適度な運動とは“中程度からハードな運動までを時間、回数で分けて行うこと”が、理想とされているようです。

 いきなりハードな運動がキツイと思う方は、近所を散歩がてらウォーキングをしてみましょう。逆にハードなトレーニングが好きな方は、ランニングを短時間で行うのもOK。運動を行う時には、無理せず自分に合ったやり方で行うことが重要です。疲労を感じた時はすぐに休みましょう。

2. 筋トレ

 筋トレや柔軟など、室内でできる運動もあります。WHOなどでは週に2回の「高強度筋力強化運動」をすすめています。これは、「1セット◯回×◯セット」という運動です。

 要は、筋肉に負荷をかけられる運動なら何でも構いません。ちなみに、最初は8~10回を1セットとして3セット程度行うのがおすすめ。トレーニングを行う目安としては、10回目が1回目よりもかなりキツく感じるということが大切です。筋トレをすると基礎代謝がUPするため、ダイエットや引き締め効果にも期待できますよ。

3. 日常生活の中での活動量を上げる

 筋トレやウォーキングをわざわざ行わなくても、日常生活の中で活動量を上げるだけでも「適度な運動」を行うことは可能です。

 たとえば、階段の昇り降りや、買い物に行く時に車や電車を使わず自転車で行くなど、心拍数が上がるような動きをするのが◎。もちろん、あまり激しすぎるのはいけません。人それぞれの体格や体調に合わせて行いましょう。

健康的に行う「適度な運動」とは? 具体的な方法をチェック!

 必ずしも、ただ運動をすれば健康になるというわけではありません。「やらなすぎ」「やりすぎ」も、健康的とは言えないのです。では、健康的に行う適度な運動とは具体的にどんなことをすればいいのでしょうか? 上述したように、WHOなどで言われている運動を具体的に紹介していきます。

中程度の運動

 中程度の運動とは、次のような運動のことを指します。

・早歩き程度のウォーキング
・サイクリング
・ハイキング

 一見、「これが運動?」と思われるかも知れませんが、れっきとした運動です。何が「中程度」なのかという見極めは、「人と会話をしながら行えるか」というのが目安になります。歌うことは厳しいけど、無理なく会話ができる程度が中程度の運動です。

 上記の運動はおもに野外で行えて、さまざまな風景を楽しむこともできるため、飽きにくいのもメリット。のんびりと運動がしたい方にはオススメです。

活発な有酸素運動

 活発な有酸素運動とは、次のような運動のことを指します。

・ジョギングやランニング
・水泳
・エアロビクス
・スポーツサイクリング

 これらの運動は、非常にハードなトレーニングです。そのため、ある程度体力がある方や運動に慣れている方にオススメです。あまり長い時間ではなく短時間で運動することが目安となります。

運動は継続が肝心!

 人によって体力や健康状態などが異なるように、その人に合った適切な運動量というものがあります。上述した運動はあくまでも目安として、自分の体力に合わせた運動をこなしましょう。

 また、適度な運動は「継続」することが重要。一次的な運動は誰でもできますし、ダイエットと同じで筋肉痛になったからといって止めると、意味がなくなってしまいます。筋肉痛を乗り越えて継続する先に、健康があるということを意識しましょう。

適度な運動で自宅でも健康維持を♪

 いかがでしょうか?「“適度”って、なんとなくこんな感じかな」くらいで、運動している方も多いと思います。しかし、WHOなど世界的な機関がすすめている運動の目安を見ると、意外と自分が思うよりもハードな運動だった、という方もいるのではないでしょうか?

 ただし、決して無理をする必要はありません。「適度」という言葉に甘えながら、自分の体力に合ったやり方で継続して行い、より健康的な身体を手に入れましょう。

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり読み切り漫画/第58回「サクラ鳴く」
【連載第58回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
KALDIサマサマ☆ALL500円以下! “プチプラ”ハロウィンおやつ5選
 暑い暑いと言っている間に、いつのまにか9月も終盤。秋の気配が色濃くなってきました。  となると、気になるのはハロウィ...
「卒業」ばりに花嫁略奪!事実は名画より奇なり、破天荒な友人がヤバすぎ
 破天荒とは、「誰もしなかった前代未聞の行動をする」ことを意味します。そして、世の中には、まさに「破天荒」の言葉にふさわ...
気づけば10年前のまま…大人のメイクは年単位で見直すべし!
 みなさんはぶっちゃけ、メイクの勉強をしていますか? 私はお恥ずかしながら、10代の時に雑誌を参考にして習得した以来、や...
夏空が秋にかぶさる風景 季節がバトンタッチする時期がきた
 夏空が秋にかぶさる。そうだ、あしたはもう「秋分の日」。  ここまでくると「いよいよ今年も後半戦」という感じがして...
気が付けば先輩社員の立場に…「職場で憧れられる存在」に5つの共通点
 仕事がバリバリできて見た目も完璧な女性は、職場の頼れる存在であり、憧れる存在でしょう。「私も少しは後輩から憧れられる女...
2023-09-21 06:00 ライフスタイル
妊娠5カ月、4畳のシェアハウスへの単身引越しに踏み切った話
 先日、夫の実家で親戚の子どもたちと上の子の5歳の誕生日を祝いながら、ふと「ってことは、自分も人の親という立場に置かれて...
「ほよよ顔」がたまらにゃい!プー太郎君の“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
日持ち抜群「ジンジャー科のお花」の摩訶不思議、1週間過ぎても元気!
 ワタクシの大切なお花友達のAさんは、見た目は男性ですが、心は妄想が止まらない夢見る乙女。朝の精神統一は「花を触ること」...
ギャラ飲みは私の天職! 月収100万円、一度だけ恋人関係になった人も…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「必ず夢は叶う」は罪なアドバイス? どっちにしろ人生は続くのです
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
子育てワンオペ問題…親頼みのママにモヤモヤ、男性の育児休暇は必要?
 先日友人と、子育てについての話になりました。  私の仲の良い友人たちは、自分の子どもが乳児の時に、実家の協力が得...
おなら、誤爆、カビパン…40年生きてたら、恥ずかしい思い出ぐらいね
 生きていれば、誰にでも一つや二つの恥ずかしい思い出があるものですよね。時間が経って忘れた頃に、ふと思い出してしまうと、...
遊びスイッチ全開にゃ! 猛ダッシュ“たまたま”の一瞬をパチリさせて~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
親との距離感むずい…小言付き同居or孤独な別居、子連れで出した答え
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
月経ディスクにベットする女の覚悟「ストレスを減らす手伝いがしたい」
 生理用品の一種で使い捨て可能な「月経ディスク」を企画・販売する「MONA company」代表取締役の向井桃子さん(3...