コスメの寿命はどれくらい?アイテム別寿命&劣化を防ぐ方法

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2020-06-24 06:00
投稿日:2020-06-24 06:00
 あなたがお使いのコスメは、使い始めてからどのくらい経っていますか? 中には、お気に入りのアイテムを長年愛用し続けている人もいるのではないでしょうか? しかし、コスメにはそれぞれ寿命があります。適した買い換え時期を判断するためにも、この記事でコスメの寿命や劣化を防ぐ方法をチェックしていきましょう。

コスメに寿命があるって知ってる? アイテム別の寿命とは

 今、お使いの基礎化粧品や、メイクアイテムはどのくらいの期間使っているものでしょうか? なかなかなくならずに、長期間使用し続けているものもあるでしょう。しかし、コスメは“消費=寿命”ではありません。健康な肌を保つためにも、ここでコスメの寿命を確認していきましょう。

化粧水などの基礎化粧品の寿命

 朝、晩と洗顔後に使う化粧水や美容液、クリームなどの基礎化粧品。1日1〜2回は使うため、「なくなるのが早い」と感じている人も多いでしょう。基礎化粧品の寿命は、適切な環境で保管・使用している状態で、最長1年が目安だとされています。理想は、ワンシーズンで使い切ること。

「高価な美容液だから」と長期使用している人もいますが、品質が落ちてしまう可能性があります。色が変わったり、購入時とは違う香りがしたり、分離などが起こっている場合には注意が必要です。

日焼け止めアイテムの寿命

 日焼け止めは、開封した段階から劣化が進んでいきます。前年使いきれなかったものを使用している方も多いと思いますが、せっかくSPF値の高いものを購入していても、劣化してしまえばせっかくの効果を得ることができないでしょう。また、傷んだアイテムを使うと、肌にとっても負担になってしまいます。日焼け止めの寿命は、基本的にはワンシーズン。毎年、買い替えるようにしましょう。

ファンデーションなどのメイクアイテムの寿命

 メイクアイテムは一度にたくさんの量を使う訳ではないため、長期にわたって使っている人もいるはず。しかし、メイクアイテムにもそれぞれ寿命があります。

《ファンデーション》

 ファンデーションは、未開封の状態であれば3年が寿命と言われています。しかし、一度開封したものは、半年〜1年で使い切ることが理想的です。

 リキッドやクリームファンデーションには水分が含まれているため、バクテリアが繁殖しやすくなります。パウダータイプは、定期的なスポンジのケアが大切。カビや雑菌が繁殖しやすいため、清潔に保つようにしましょう。

《コンシーラー》

 部分的に使うコンシーラーは消費するまでには時間がかかりますが、実はコンシーラーにも寿命があります。リキッドタイプは最高でも1年、スティックタイプやパウダータイプは1年以内を目安に使いましょう。

《アイシャドウ》

 目の周りに使用するアイシャドウは目の粘膜周辺で使用するため、バクテリアの繁殖が起こりやすくなります。特に、水分が含まれたクリームタイプなどは注意が必要。3カ月程度で買い替えるのが理想的です。

《口紅やグロス》

 口紅やグロスは直接唇につけるため、最低でも1年置きには買い替えましょう。長く使ってしまうと質感が変わり、使いにくくなることもあります。

 また、水分量が多いグロスは、香りが変わったり、べたつきが起こることがあります。使用感が気になった時には、買い替え時だと判断しましょう。

《チーク》

 パウダータイプのチークは、清潔なブラシを使って使用していれば2年ほどは持ちます。しかし、リキッドやクリームタイプのチークは乾燥して肌なじみが悪くなるため、1年を目安に買い替えを検討した方が良いでしょう。

《マスカラ》

 アイシャドウ同様、マスカラも目の粘膜周辺に使うもの。マスカラは、ブラシを容器から出し入れして使うため、雑菌などが入りやすくなります。不衛生な状態で使い続けると、ものもらいや結膜炎の原因になることもあるそう。できれば、2カ月〜3カ月程度で買い替えた方が良いと言われています。

コスメの劣化を防ぐ3つの方法とは?

 コスメの寿命を知ると、「それしか保たないの?」と驚く人もいるでしょう。しかし、コスメもちょっとした手間をかけ、工夫することで次第で劣化を防ぐことができるんです。

1. 使用後の管理

 化粧水や美容液、リキッドファンデーションなどは、キャップを開けて手やスポンジに取って使います。劣化を防ぐためには、使い終わった後にキャップの口元をティッシュなどで拭いてから閉めることが肝心。もちろん、キャップはしっかりと閉めることが必須です。

2. 理想的な保管場所

 コスメの理想的な保管場所は、常温で高温・多湿を避けた場所が理想的です。中には、冷蔵庫で基礎化粧品を保管している人もいますが、出し入れにより、温度差が発生して変質に繋がることがあるため、化粧品の使用方法をよく読んで保管するようにしましょう。

3. メイク道具をお手入れする

 メイクアイテムを清潔に維持して使うためには、メイクをする際に使うブラシやチップ、パフのお手入れが欠かせません。新しいアイシャドウも、雑菌がついたブラシを使ってしまえば、清潔に保つことができなくなってしまいます。

 メイクアイテムは、1週間から2週間おきに洗って使うようにしましょう。

コスメの寿命を理解して健康的な肌を目指そう♪

 毎日しっかりとスキンケアをしていても、コスメ自体が劣化していると肌に悪影響を与える可能性があります。そうならないためには、コスメの寿命を理解して使用することが大切!

 ぜひ、この機会に、お手持ちのコスメをチェックして、劣化しているアイテムに関しては思い切って新調してみるのも良いかもしれませんよ♪

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

ビューティー 新着一覧


20代女子が再現する「昭和のリバイバルメイク」の落とし穴。黒のリキッドアイライナーは“鬼門”です
 リバイバルメイクは懐かしさと同時に、どこか新しさを感じさせる魅力がありますよね。しかし40代が昭和メイクをそのまま再現...
ブラの跡が消えないんだけど…! 年齢のせいだと諦める前に知っておきたい原因と対策
 着替えようとした時、背中や肩にブラの跡がしっかりついて消えないことはありませんか? 放っておくとかぶれて赤くなったり、...
40手前で老眼疑惑!?【薬剤師監修】目がかすむ…酷使による「アイフレイル」ってなに?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代の「顔色悪い」問題を救う2アイテム! C塗りとW塗りをお試しあれ♡
 新年は、メイクにも変化を取り入れたくなるもの! 大人世代が簡単に、かつ瞬時に垢抜けを狙うなら、ベースメイクにおけるカラ...
眼瞼下垂を治したい! 美容外科界隈で「世紀の大発明」と呼ばれる手術とは?【目元の美容専門医師が解説】
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回は『眼瞼下垂につ...
白髪以上に40代のパサパサ髪は老けて見える説…【薬剤師監修】更年期の“老け髪”対策
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ウン十年生きてもメイクが苦手! おてもやん、人食いおばば…勇気が出る!? メイク失敗あるある6選
 メイクが上手にできなくて、「自信がない」「もうノーメイクでいいや」と諦めていませんか? でも実は、メイク上手に見える女...
前髪がぁぁぁぁ!伸ばしかけのイライラを軽減、40代に似合うアレンジ術
 前髪を伸ばしたい時、伸ばしかけの期間の煩わしさに耐えられず、結局前髪を切ってしまった経験のある人は多いはず。でも、この...
年間1,000以上の化粧品類を試して実感!忖度ナシで美容家が溺愛する部門別「超厳選4アイテム」
 みなさんは今年、どんな美容アイテムとの出合いがありましたか? 仕事柄月に100以上、年間では軽く1,000を超える国内...
初めてのTバック。冬でも履くのがおすすめな6つの理由、汚れとか気にならない?
 女性がTバックを履く時といえば、下着のラインが透けやすい夏場や、彼氏とのデートの時が多いですよね。冬にまでTバックを履...
なぜ人は酒に酔うのか?【薬剤師監修】さらば泥酔! 酒好きのための「上手な飲み方」完全ガイド
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
国民・玉木代表は好みだった? アラフォー女性「ハデなおばさん化」を回避する方法
 一時期世間を騒がせた、国民民主党の玉木雄一郎代表(来年3月3日まで役職停止)の不倫。特にお相手女性のファッションには、...
20代女子から“ママ活メイク”認定されるのは納得できん! 40代の上品な若作りメイクテクは?
 若作りを意識しすぎるアラフォー女性は気を付けて! もしかしたら年下女性から「あのアラフォー女性、もしかしてママ活中!?...
ボサ、ツル、ハミ、ポロリ…。セクシー下着&アンダーヘア処理の赤っ恥失敗談7選
 恋をした女性なら、一度はセクシー下着やアンダーヘアの処理に興味を持った経験があるはず。もちろん、彼氏や夫に喜ばれて大成...
生理期間は短縮できるの?【薬剤師監修】生理を早く終わらせたい、生理周期をズラしたい、生理の不快感ムリ!
 旅行や大切なイベントと生理が重なってしまい、憂鬱な気持ちになった経験を持つ女性は多いでしょう。そんなとき「生理が早く終...
40代以上「お疲れ顔」の原因は? 面倒でも時間がなくても「2つの工程だけ」は省略してはいけない
 40代後半くらいから、きちんとメイクもしているし、スキンケアにも気を配っているのに「疲れてる?」と聞かれてしまう頻度が...