野外ライブ「欅共和国2019」は天候も荒れた
ちょうど1年ほど前、欅坂46の富士急ハイランド・コニファーフォレストでの野外ライブ「欅共和国2019」(7月5日~7日)が3daysで開催された。
例年は夏の野外ライブにふさわしくメンバーから放水がなされたりと、観客がずぶ濡れになることで暑さも吹き飛ばすお祭りのようなライブだったが、19年は連日、寒さと雨に見舞われた。
それでもこの年のテーマ、欅坂46という船で航海の中、試練に立ち向かっていくストーリーに強い雨が演出の一部かのようになっていた。乗組員の格好をしたメンバーたちに続いて、最後に一人、三角帽子を被った船長ルックの平手友梨奈(18)の登場で会場は大いに沸いた。
長濱不在初ライブの「世界には愛しかない」
初日には学業のため約1年休業していた原田葵(20)が復帰するというサプライズがあった。しかし、このライブは19年3月に卒業を発表していた長濱ねる(21、同年7月末卒業)が、初めて不参加となったライブでもあった。
以前の記事「平手友梨奈の悲劇を支えた 長濱ねると欅坂46メンバーたち」にも記したが、平手は1曲目の「世界には愛しかない」の“君”を長濱のことと捉えていた。同曲の歌い出しのポエトリーでは平手から長濱へとタッチして歌い繋いでいくのだが、このライブでは初めて長濱不在により、平手が長濱にタッチすることはなく別のメンバーが代理を務めた。
8曲目の長濱を中心とした3人組ユニット曲「バスルームトラベル」では、ユニットメンバーの尾関梨香(22)、小池美波(21)をセンターに、特別演出で全メンバーも登場した。平手はステージ1番端の後列で、可愛らしすぎる振付けとは裏腹に1ミリも笑顔を見せなかった。
この3カ月前、4月のグループ3周年記年大阪公演で長濱が歌うソロ曲をメンバー総出で盛り上げた際の平手の笑顔やはしゃぎっぷりとは正反対だった。
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