コロナで子育てのイライラ悪化…怒りをコントロールする方法

小阪有花 子どもの心スペシャリスト
更新日:2020-08-22 06:00
投稿日:2020-08-22 06:00

イライラしている時こそ自分の今と全力で向き合う

時限爆弾を抱えているようなもの(写真:iStock)
時限爆弾を抱えているようなもの (写真:iStock)

 自分のイライラと向き合う方法はいくつかあります。

 もし、現在コロナが心配でお友達との時間もとれず家に引きこもりがちになっているようであれば、積極的に人とコミニケーションをとるようにしましょう。

 直接会えなくても、電話やテレビ電話などを使って今の自分の感情を吐き出してください。相手の顔色をうかがわず、ありのままの感情を出せる相手と話すことで、気持ちに余裕がうまれます。

 また、相談したくても、その相手にも余裕がなく自分の話がしにくいという状況であれば、どこでもいいから1人になれる空間に移動し、1分でもいいので、心を空っぽにする時間をこまめに取り入れてください。

 その際、心に詰まったイライラを取り除くイメージをしましょう。深呼吸をし、心を無にすることで少し余裕が出てきます。

 たったこれだけのことで何が変わるの?と思うかもしれませんが、感情を放っておくことは、イライラを爆発させるカウントダウンを刻んでいることと同じことなのです。

イライラしていると思ったら、まずは立ち止まる習慣を

イライラをこまめに消化する習慣を(写真:iStock)
イライラをこまめに消化する習慣を (写真:iStock)

 些細なことに聞こえると思いますが、怒りは「だれか私のことを見て!」という心の叫びでもあるのです。

 怒りの感情が頻繁に湧き出る時こそ、相手を見るよりまずは自分を見つめるタイミングだと感じてください。

 自分を大切にすることはまわりを大切にすることと同じくらい重要なこと。

 今の世の中、辛いのは自分だけじゃないから……と、いろんなことを我慢していると思いますが、苦労に耐えられる器のサイズは人それぞれです。

 他者と比べることなく、まずは自分のイライラの原因と向き合い、こまめに消化していくことを忘れないでくださいね。

小阪有花
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子どもの心スペシャリスト
保育コンサルタント。アイドル時代の旧芸名は小阪由佳。「ミスマガジン2004」グランプリで芸能界デビュー。09年に引退後、保育園の先生を経て現職に。チャイルドカウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター、家族療法カウンセラーなどの資格を持つ。
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