体重が安定しない5つの理由…ダイエットで乗り越えるべき壁

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2020-11-08 06:00
投稿日:2020-11-08 06:00
 ダイエットに挑戦して体重が順調に落ちてきていたのに、あるところで体重が停滞してしまうことってありますよね。さらにその後、すぐに体重が元に戻ってリバウンド……。実はこの「体重が安定しない期間」は、ダイエットを頑張った人が最初に乗り越えるべき壁なんです。正しい知識で、この“魔の期間”を乗り越えて、健康的な体を手に入れましょう!

痩せて太っての繰り返し…体重が安定しない5つの理由

 ダイエットを始めた当初は、比較的順調に体重が落ちていくことも多いものです。でも、そんなダイエッターに最初に襲いかかるのが「体重の停滞」からの「リバウンド」。どうして体重は安定してくれないのか? その理由をチェックしてみましょう!

理由1. 体が飢餓状態だと判断しているから

 ダイエットを順調に続けていて、やり方を変えていないのに体重の減少が止まってしまうのは、いわゆる「ダイエットの停滞期」と呼ばれる時期。

 実はこの時、急激に体重が減ったことで体は「飢餓状態に陥っている!」と判断しているそうなんです。この状態になると体を救うため、「グレリン」と呼ばれる空腹ホルモンが増加。逆に「レプチン」と呼ばれる満腹ホルモンが減って、一気に食欲が戻ってしまうと言われています。

 つまり、この停滞期に油断して食べ過ぎてしまうと、いとも簡単にリバウンドしてしまうのです。

理由2. 食事制限のみで筋肉量があまり増えていない

 食事を減らせば、当然体重は減っていきます。でも、上記でご紹介したように、ダイエットの停滞期になってしまうと、少ない食事でも栄養の吸収が良くなってしまうため、今までと同じ消費カロリーでも太りやすくなってしまうのです。

 食事制限だけではなく筋トレも組み込んだダイエットなら、体温維持や、呼吸、消化など、生きていくために最低限必要なエネルギーである「基礎代謝量」を消費する割合をあげることができます。停滞期でも筋肉がカロリーを勝手に消費してくれるため、停滞期の影響を最小限に抑えることができるでしょう。

理由3. 朝食を抜いている

 痩せたいからといって、朝食を抜いていませんか? 実は、朝食を抜いたり、起床後に時間が経って食べたりすると下がった血糖値の状態が継続するため、午後に甘いものを食べたくなってしまうのです。

 しっかりと朝早くに朝食を食べれば代謝を上げることにもつながるため、結果的に朝食は食べたほうが体重を減らすことができるという訳です。

理由4. 睡眠が足りていない

 体は睡眠が足りていない時、空腹ホルモンが多く分泌されると言われています。そのため、寝不足だとお腹が空いてしまい、ついつい食べ過ぎてしまいがちに……。

 また、睡眠不足では“ダイエットホルモン”とも言われる「セロトニン」というホルモンの分泌が少なくなるので疲労やストレスを感じやすくなり、炭水化物や甘いものを体が欲してしまうようになることも、体重が安定しなくなる原因でしょう。

理由5. 周りの環境に誘惑が多い

 どんなにダイエットを頑張っていたとしても、毎日家族が真横で美味しそうにケーキを食べていたら、「私も食べたい!」となるのは当然です。本気でダイエットするためには、周りの環境を整えることも大切。周りの人にも協力してもらえないか、聞いてみると良いですね。

体重を安定させるためには? 停滞期を乗り越える4つの方法

 体重が安定しないのには、さまざまな理由がありましたね。そこで続いては、停滞期を乗り越える方法をご紹介します!

1. 体重が定着するまで1カ月を目標に我慢

 体重の停滞期はダイエットを始めてから1カ月前後、もしくは今の体重に対して5%以上の体重が落ちた時に始まると言われています。そしてこの停滞期は、1カ月前後で終わるそうです。

 どんな人も必ず通る道なので、停滞期になったらそこから1カ月は踏ん張ってみてください。停滞期が終われば、本格的に体を変えていくことができるはずです。

2. メニューに筋トレを加えてリバウンド防止

 ダイエットメニューに筋トレを加えてみることも、おすすめです。停滞期になると、体は基礎代謝量を低下させてしまいます。でも、体に筋肉がつくと安静にしている時でもカロリーを消費してくれるようになるため、リバウンドを予防することができるのです。

 単純に「食べない」食事制限のみのダイエットは、手っ取り早く痩せるためには有効かもしれませんが、リバウンドの可能性も大きいので要注意ですよ!

3. ダイエットの内容を変えない

 体重が落ちなくなってしまうと、多くの人は焦ったり、メンタルが不安定になったりします。ここで、「今のダイエット方法は合わないんだ」と勘違いし、さらに激しい食事制限や運動をしていくと、さらに体は飢餓状態に……。

 満腹になりにくく、ひたすらお腹がすく状態になるため、余計リバウンドしやすくなってしまうのです。焦らず着実に、今まで続けてきたダイエット方法を続けてみましょう。

4. ダイエットを楽しむ

「人の価値は体重が全てではない」ということは、言うまでもありませんね。でも、肥満にコンプレックスを感じている人ほど、停滞期に過度なストレスがかかってしまうんです。でも実は、ストレスも肥満に繋がるんですよ。

 体はストレスを受けると、ストレスホルモンのコルチゾールを分泌します。コルチゾールは食欲を抑える働きのセロトニンを抑えて、さらに脂肪の合成を促進。つまりは、リバウンドに拍車をかけてしまうということ。

 小さな体重変化は気にせず、気楽に長い目でダイエットを楽しんでみると良いでしょう。

体重が安定しない人は“1カ月”を目安に乗り切って!

 体重が安定しない原因はさまざまですが、大きく見ると、体が自分を守ろうとしてくれているからとも取れますよね。そんな健気な体を健康にしてあげるべく、ダイエットは無理せず気長に続けることが大切だと言えるでしょう。

 辛い停滞期は1カ月を越えれば終わります。ゴールがはっきりわかっていれば、必ず頑張れるはずです♡

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


【美容のウソ・ホント】顔マッサージを毎日するのはOK?NG?医師3人の見解は/専門家監修
 SNSにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマでも相反する意見...
40代、ほうれい線が目立つよ…。王道人気のヒアルロン酸は回数限定!?【抗加齢学会正会員の女医が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長で抗加齢学会正会員の医師、増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉...
古い下着は運気を下がるだけじゃない!風水的には「寿命3年、処分時に感謝」、ビジュの見極めは?
 皆さんは、同じ下着を何年くらい使いますか? 半年で替える人もいれば、3年以上使っている人もいますよね。実は、風水では古...
40代こそおすすめ!進化続行中のオルチャンメイクで女っぷりを底上げしましょ♡
 オルチャンメイクといえば、どうしても可愛らしい印象が強くて「40代には向いていない」と思っている人は多いはず。でも、オ...
豊胸の覚悟までは…【薬剤師監修】30代からの理想のブラジャー選びと5つの育乳方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
産婦人科医の「腟ヒアルロン酸」セミナーに潜入! 感度が高まるって本当? 女性への実技も見学してきた
 目元のシワやほうれい線、眼頭下から頬中央まで斜め下方に表れるゴルゴラインなどを目立たなくさせる方法して、主流の美容整形...
ダイエットしてもバストキープは可能? 女性の永遠のテーマ、きれいに痩せる4つのコツ
 ダイエットしたいけれど、バストが痩せるのは嫌だと悩む女性は多いですよね。実際に、お腹の脂肪だけを落として、バストキープ...
40代美容家が無限リピする「お値段以上」ヘアオイル2品。うねりもクセも怖くない!
「ヘアオイル」の種類は多けれど「お値段以上」で「しっとりツヤツヤ」。この2つをクリアするヘアオイルって、案外見つからない...
全力共感!胸が小さい女性、胸が大きい女性「あるある悩み」攻防戦10選
「自分以外みんな巨乳に見える!」と感じながら生きている“貧乳”女性もいれば、「羨ましい」と言われるたびに、「いやいや結構...
“アレの元気”がない彼氏はEDかも?【薬剤師監修】二人でできる“勃起スコア”チェック&EDの改善方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
額と眉間のボトックスは、美容クリニックで最も多いクレーム!?【目元の美容医療に定評ある女医が解説】
 イートップクリニック院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問...
性生活にも支障が…つらい膣のかゆみと痛みは萎縮性膣炎かも【薬剤師解説】症状、原因、治療法は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代「秋のアイメイク」正解は? 必要最低限新調するだけで“ほんのり若返り”トレンド感【美容家解説】
 秋の訪れが近づいてきて、メイクやファッションにも季節感を取り入れたくなるタイミングです。秋アイメイクの最適解は?
まさか、乳がん?生理が終わったのに胸が張る…【薬剤師監修】気になる理由と受診の目安
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
アブラギッシュな40女がガチ愛用! 買ってよかったベタつきお助けアイテム3選
 今年の夏も暑かった! なんて、まだまだ振り返れないくらい9月に入っても暑いんですけど? 秋、仕事してくれよ…。9月半ば...
U-2000円のセルフまつ毛パーマで「サロン以上の満足度」ってマジ? 不器用女が苦戦した“ある工程”
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...