更新日:2020-11-20 06:00
投稿日:2020-11-20 06:00
故・手塚治虫巨匠の異色の名作「ばるぼら」が、遂に11月20日(金)より劇場公開が決定! 異常性癖に悩まされる人気小説家・美倉洋介を稲垣吾郎さん、ばるぼらを二階堂ふみさんが演じることで話題となっています。今回は原作とともに、映画をレポートーー。
「その女、女神か悪魔か」
(C)2019『ばるぼら』製作委員会
耽美派の天才として名声をほしいままにする小説家・美倉洋介は、アルコール依存症で自堕落なばるぼらを新宿で拾い、自宅に居候させます。ばるぼらは、ことあるごとに家を飛び出し行方知れずになるのですが、戻ってくると美倉は追い出すことができません。ばるぼらの奇妙な魅力にとりつかれてしまい、彼女がいると不思議と筆が進み、創作意欲をかき立てられるからです。
「その女、女神(ミューズ)か悪魔か」と称されるばるぼらは、男性を破滅に導く魔性の女という意味を持つ、ファム・ファタールかもしれません。
「痴人の愛」のナオミを彷彿とさせる存在
(C)2019『ばるぼら』製作委員会
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