怒りが込みあげてきたらタイムラグをおく
怒りが湧き起こったら、タイムラグを置くというのはアンガーマネジメントで繰り返し解説していることの一つです。
瞬間湯沸かし器のように怒り→ぶちまけるの一直線では、下手をすると人間関係を破壊してしまう危険性を秘めています。暴力や事件に発展してしまうと、一時的な感情で全てを失うことになりかねません。
一度その怒りの場から離れる・外に出る・違うことを考える・深呼吸してみる・夜ご飯の献立を考えてみるなどの気分転換はとても効果的なのです。
アドレナリンが出た後、沈静化していくのは5秒後からと言われているので、怒りが沸いてきたら秒カウントしてみる5秒・6秒ルールなどを聞かれたことがある人も多いのではないでしょうか。
時間を置くと冷静になることができます。試してみてね!
嫌われてもいいという勇気を持つ
さて、B子さんが書いたメールの内容を拝読すると、我慢を教えられていたからか、内容はさほど過激ではありませんでした。
実に淡々と的確に自分が感じた、されて嫌なことを綴っていました。普段は愛想笑いをしながら曖昧に話すことを、にこりとも笑わずにハッキリと伝えているような文章でした。
気まずさを減らしたい気持ちと、言いにくさから笑って遠慮気味に話す癖のある人こそ、大事なことは笑わずに話すトレーニングをしてみてください。
落ち着いた口調できちんと伝えてみましょう。話し終わったら「~~ということなんだけど、ごめんね。ハッキリ言っちゃって」で締められたら完璧です。
笑顔も最後ならOKです。
相手は思うより気にしない
その後、B子さんは思いきって、作成したメールを同僚に送りました。
結果は「B子さん、勝手なことばかり言ってごめんなさい」という反省と謝罪の返信があったそうです。
「なんかすごくスッキリしました!こんなこと言ってもいいんだ。言えた自分にも感動しました。相手は怒らないんですね。びっくりです。」
長年培われてきた我慢の精神から少し離れることが出来て心が晴れ晴れとしたと言います。
いじられても何をされても言い返さないニコニコした人に対してエスカレートした言動をする人って存在します。
きちんという時は言いますよ!という姿勢を相手に見せるのは生きやすさと言う意味でも、とても大切です。
怒りを適切に伝えることが出来れば普段おとなしくても一目置かれるので、気に障ることを言われる回数も減ります。是非自分の心を守るために淡々と表現してみましょう。伝えられた相手はさほど気にはしません。
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