櫻坂46握手会不能のピンチ オンライントーク会は救世主に?

こじらぶ ライター
更新日:2021-01-16 06:00
投稿日:2021-01-16 06:00

個別トーク会のメリットまとめ

1. マジで2人っきり感

 実際に生で本人に会えたり手と手を触れる喜びは無いが、握手会に存在した秒数を測るスタッフ、指定のお時間が来た時メンバーから引き剥がそうとしてくるスタッフ、そして前後に並ぶヲタクが見えないので、画面越しではあるが“マジで2人っきり感”のあるトークを楽しめる(お時間が来た場合、自動的に強制終了なので“粘る”ことはできなくなったが)。

 ただこれはトーク参加中、周りに人がいないことが前提。筆者は家族にアイドルとのお話を聞かれるのは恥ずかしいので、トーク参加時には誰もいない物置部屋にコソコソと移動している。いずれも通信環境には充分気を付けて欲しい。

2. 創意工夫でサプライズが可能

 14年のAKB48握手会襲撃事件以降、握手会には荷物を預け完全に手ぶらでないと参加できなくなり、それまで可能だった「メンバーに物やメッセージボードを見せる」といった行為が禁止になっていた。 個別トーク会では画面越しなので再びそれが可能に。誕生日が近いメンバーにケーキを見せたり、メンバーが好きなアニメグッズを用意したり、トーク中のメンバーのグッズで埋め尽くされた部屋を見せて驚かせたりもできる。ちなみにペットなど動物はOKなようだが、人間は参加者本人以外トーク不可。

3. 移動や空き時間潰しの必要がなく快適

 主に坂道では関東・関西・名古屋の3地域でのみ握手会が行われてきたが、個別トーク会は日本国内ならどこからでも参加可能なため、会場までの移動費用・時間・労力が不要。

 またメンバー指定・事前申込の抽選制である個別握手会の場合、午前から夜にかけ1時間~1時間半刻みの6部制だった。仮に抽選で第1部と第6部のみ当たった場合、空き時間は長くて8時間以上。会場付近での時間潰しは苦行であった。

 その点、個別トーク会なら自宅で午前の第1部に参加し、午後は買い物に行ったりゲームしたりしながら過ごして再び夜の第6部に自宅から参加、といったことができるので空き時間の苦痛はほぼ無い。

4. ニックネーム設定OKで認知されやすい

 個別トーク会では事前にメンバーに呼ばれたい名前を都度入力し、メンバーにはこちらの顔と入力した文字が映るようなので、名前を認知される・呼ばれる可能性が高くなる。握手会で口頭での過度な認知の要求はメンバーの負担だったであろうが、それも軽減されているはずだ。

 必ずしも名前である必要はなく、質問文やメッセージを入力することもできる。ただしメンバーからは、「3行以上入力すると1行目が読めなくなるから2行に収めて欲しい」との要望があるようだ。

 以上が大まかな個別トーク会のヲタク目線でのメリットだが、メンバーにとっても物理的な被害に遭う心配はなく座りながらの対応なので、心身の負担は少ないのではないか(握手会では通例立って対応するのが丁寧と見られてきた)。

海外ファンが参加できるように

 櫻坂46の例を見る限り、100%とはいかないまでも売上げ面やファンとの親睦を深める点において個別トーク会は充分握手会の代替イベントとして成り立ちそうだ。

 ただ、今回は国外からの参加は規則違反として、既に海外発送代行サービス経由でCDを購入していた海外ファンが厳しく取り締まられたようだ。世界中に存在する熱い海外ファンのため、メンバーが望む海外進出を叶えるため、このトーク会に海外ファンが参加できるようになって欲しい。コロナ禍にオンラインで海外市場開拓ができればまさに彼ら海外ファンが救世主となるかもしれないのだから。

※改名時27カ国200人以上の海外ファンが参加した欅坂46(現・櫻坂46)応援動画。難解な日本語の歌で必死にエールを送る彼らがメンバーと対面できることを願う
こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


今さら感を覆したNHK「大奥」冨永愛、堀田真由以外の“掘り出し”役者
 昨年のわりと早い時期に、NHKがよしながふみ作の「大奥」をドラマ化するという発表がありまして、その時は「いまさら『大奥...
草彅剛「罠の戦争」で復活!山P、キンプリ脱退組も影響必至
 草彅剛(48)主演の「罠の戦争」(カンテレ・フジテレビ)が絶好調だ。草彅はSMAP解散後としては初めて民放で主演を務め...
こじらぶ 2023-01-28 06:00 エンタメ
Wおめでた発表の新田真剣佑と眞栄田郷敦 ポスト千葉真一はどっち?
 1月22日、兄弟揃って同時に結婚報告した新田真剣佑(26)と眞栄田郷敦(23)。2021年8月に亡くなった2人の父・千...
ポニテ好きの鈴木伸之は攻略簡単!?「忍者に恋は難しい」の楽しみ方も
この投稿をInstagramで見る 木曜劇場『忍者に結婚は難しい』【公式】??フジ...
不倫発覚の声優・櫻井孝宏は1000万円!芸能人への慰謝料請求なぜ破格
 人気アニメ『鬼滅の刃』の冨岡義勇役、『呪術廻戦』の夏油傑役などで有名キャラを担当してきた声優の櫻井孝宏(48)の新たな...
織田信長が乗り移った?木村拓哉の“俺様番宣”が楽しみすぎる
 映画の宣伝でこのところ頻繁にバラエティに出没している木村拓哉(以下、キムタクさま)を見て、つくづくイケメンだなあと感心...
2代目バチェロレッテが破局、“真実の愛”探しは次ステージへ
 Amazon Prime Videoで配信された“真実の愛”を見つけるため多数の候補者から未来の結婚相手を選び抜く婚活...
ryuchell「男性が好き」で物議!されど美しくなり開かれる道
 タレントのryuchell(りゅうちぇる=27)が10日、自身のYouTubeチャンネルを更新。「『性』に悩んだ学生時...
上戸彩・HIROに始まり土屋太鳳・片寄涼太に続くLDHのお家芸
 この年末年始もっとも驚いたのは、佐久間由衣(27)&綾野剛(40)、そして、土屋太鳳(27)&片寄涼太(28)の電撃婚...
14光で終わるの?“ビッグ姉妹”Cocomi&Kokiが一皮むける日
 大みそか放送の「第73回NHK紅白歌合戦」で、歌手の工藤静香(52)との母娘共演が話題になったモデル兼フルート奏者のC...
篠田麻里子まで…不倫騒動で復帰できる女性芸能人の境界は?
 元AKB48でタレントの篠田麻里子(36)が2022年12月28日、インスタグラムを更新。一部で報じられている不倫疑惑...
【2022年アツかった記事】木村拓哉の“超問題発言”でファンが詮索合戦…何が問題だったのか
(2022年7月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)   ※  ※  ※
こじらぶ 2023-01-03 06:00 エンタメ
【2022年アツかった記事】「モダンラブ・東京」2話がレス世代にぶっ刺さり…男と女のセックス観の違い、向き合い方を考える
(2022年11月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)   ※  ※  ※
【2022年アツかった記事】実は双子!藤木直人のイケオジ変遷 元祖花男、タッキーとのBLは隠れた名作
【燃えよ!イケメンファイル】 (2022年6月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※  ※ ...
高橋文哉、眞栄田郷敦、鈴鹿央士…2023年の活躍が楽しみ!
 2022年もあとわずかとなりました。おかげさまで「燃えよ! イケメンファイル」も順調に燃え続けております。1年の締めく...
年末年始くるぞ!M-1準優勝のさや香と博多大吉に思うこと
 先週の「M-1グランプリ2022」(朝日放送/テレビ朝日)ご覧になりましたか? 昨年の優勝者「錦鯉」のおかげで、今年の...