万能タレの黄金比を覚えておこう
酒の肴にも、ご飯のおかずにもなる。“万能ツマミ”は、調理も楽だからうれしいですよね。
「観音開きにしたイワシに塩コショウを振り、小麦粉をつけてフライパンで焼いたら、万能タレと合わせるだけです」
魚をさばける人は自分で手開きに。できなければ、スーパーなどで観音開きにされたイワシを買ってくればOKです。それを用意してムニエル風に焼けば、ほぼ出来上がり。
北田さんはサニーレタスに添えて彩りよくサラダ風に仕上げていますが、切らずにそのまま食べてもいいのだとか。
「分量通りにタレを多めに作っておくと、冷蔵庫で保存が利くので、重宝します。このタレは、イワシのほか、サバやアジなど魚の種類を問いません。ご飯にのせれば、最高の丼になります」
北田さんの知人がタレを教わり、息子に丼として食べさせたら、その後はこのタレ以外で食べなくなったそうです。家族みんなの胃袋をガッチリつかむ一品。
万能タレの黄金比はしっかり覚えておきましょう。
材料
・イワシ 2匹
・塩 少々
・コショウ 少々
・小麦粉 適量
・油 適量
・サニーレタス 適量
タレ
・醤油 大さじ3
・みりん 大さじ1・5
・酒 大さじ1・5
・砂糖 大さじ2・5
レシピ
(1)タレを合わせておく
(2)イワシを観音開きにする
(3)2に塩とコショウを振り、小麦粉をつける
(4)熱したフライパンに油を引いて、3を中火で皮面から焼く。皮に焼き色がついたら、裏返して両面焼く
(5)4に合わせておいたタレを回しかけ、イワシに絡める。余ったタレは、冷蔵庫で保存
(6)一口大に切って、サニーレタスにのせれば出来上がり
本日のダンツマ達人…北田昌利さん
▽北田昌利(きただ・まさとし)
1961年、和歌山県出身。元シンガポール日本大使館公邸料理人。2000年に独立し、器ながやをオープン。地元の食材の販路拡大にも奔走する。
▽器ながや
六本木・東京ミッドタウンの裏にたたずむ日本料理店。“奥座敷”で本格的な和食が楽しめるとあって、常連客はネットにのせずお忍びで訪れる。夜はコースのみで8000円~。東京都港区赤坂9―1―7 赤坂レジデンシャルホテル1F。
(日刊ゲンダイ2021年4月21日付記事を再編集)
フード 新着一覧