浅草でやきとんを喰らう!
前々から気になっていた「やきとん たくちゃん」(東京・浅草)へ。大ヒット! ねぎまもせせりも1本150円というお財布に優しい“下町価格”ですが、素材も火入れも抜群。いずれもきれいにみっちりと串が打たれており、アツアツを頬張る幸せたるや……。
「つくねは、生ピーマンと一緒に食べるのがうまいんだよ」
赤ちょうちんの師匠と崇める方から教わって以来、つくねを注文する際は、許す限り、ピーマンも一緒にお願いするように。ピーマンの上につくねを乗っけて一緒に食べると、あら不思議。なんとも贅沢な気持ちになるんです。
で、たくちゃんでは、「つくねに生ピーマン付けますか」と、お店の方から聞いてくださいまして。もう、完璧だ……。
「山川鶏男」との出逢いはほろ酔いだった
気分を良くして、ほろ酔いのまま、ななめ向かいの日本酒の立呑みバー「洒落者(しゃれもん)」にハシゴすると「山川鶏男」に出合いました。ヤマカワトリオ。
山形県内にある4つの蔵元が結成したユニット「山川光男」をご存じでしょうか。
・山形正宗(水戸部酒造)
・楯野川(楯の川酒造)
・東光(小嶋総本店)
・男山(男山酒造)
ユニット名は、それぞれの蔵元を代表する銘柄から1文字ずつとって付けられたもので、2016年に発売された「山川光男 2016なつ」を皮切りに20本以上の“銘酒”が産声を上げています。
2021年は「肉との遭遇」をテーマにいくつか出しており、直近は「鶏肉」との相性が抜群だという一本をこしらえたそう。だから、「山川鶏男」。鶏男の前は、「羊男」「豚男」「牛男」も発売していて、飲んでみたいなあと思ったら、洒落者さんでは、残念ながら完売でした。飲めないとなると余計に飲んでみたくなる(苦笑)。
とにかく遊び心とユーモアに溢れたプロジェクトですが、もちろん、お味も間違いなし。毎回ホストとなる蔵元があり、鶏男は男山酒造さん。ひと口に含むと、フルーティーで軽やかな口当たり。焼き鳥に合うだろうなあ、これ。
やきとんに戻りたい。ブタだって合うよ、絶対に! と思う酒池肉林の夜。そして、これから山川光男にずぶずぶにハマる予感しかしないのでした。
(編集O)
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