松本潤"初の医療ドラマ"で二宮和也にライバル心 切磋琢磨してきた「嵐」の2人がついに激突
来年春頃のコンサート・ツアーをもって活動終了する嵐のメンバー・松本潤(41)が、2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」以来約1年半ぶりに、地上波連続ドラマに帰ってくる。
総合診療医を描く「19番目のカルテ」は、TBS系日曜劇場枠の7月期に放送予定。この枠では2018年1月期の「99.9-刑事専門弁護士-SEASONⅡ」以来、松本の出演は約6年半ぶり。役者キャリア30年で初めて医療エンターテイメントに挑戦することになる。
ファンの期待が高まる中、芸能関係者の間では、どうして大河後の復帰作が日曜劇場枠なのか、なぜ今初めて医療ものに初挑戦するのか、など様々な憶測を呼んでいる。
同枠の医療ものと言えば、昨年7月期に放送された嵐・二宮和也(41)主演の「ブラックペアン」シリーズだろう。松本はこれに、果敢に挑戦状を突き付けたように感じるというのが、おおよその関係者の意見だ。
「業界的には、同枠の医療ものは二宮、司法ものは松本と、暗黙の色分けがされていましたから、松本の垣根を越えた今回の挑戦に、驚きを隠せないでいる関係者が少なくありません」(テレビ関係者)
■グループでアイドル路線の先頭を走ってきた松潤
二宮と松本は、役者という仕事において、お互いに強いライバル心を持っていると考える芸能関係者も多い。嵐の中で俳優として王道路線を走っていたのは、故・メリー喜多川氏が溺愛していた松本で、それは2002年4月期の「ごくせん」(日本テレビ系)、2005年10月期の「花より男子」(TBS系)を振り返っても一目瞭然だ。
一方の二宮は、2003年3月公開の故・蜷川幸雄監督の「青の炎」、同氏演出の舞台「シブヤから遠く離れて」や、オーディションに合格して出演したクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」等、アイドルの延長ではなく、正統派の俳優として仕事をしてきた。
筆者が以前、旧ジャニーズ事務所を退所した元アイドルを取材した際、その人物は「松本君は、相葉(雅紀)君や桜井(翔)君のドラマは度々スルーしても、二宮君のドラマは絶対に見逃すことはなかった」と語っていた。2人の特別な関係が透けて見えるような証言と言える。
では、仲の良い仲間でありライバルが、なぜこのタイミングで対立構造を公にしたのか。
「二宮は23年10月、松本は24年5月に、STARTO ENTERTAINМENTを円満退所したことで、仕事選びの足かせが完全に無くなりました。松本に関しては、昨年の野田秀樹の舞台『正三角関係』の出演で、"役者・松本潤"という意識も評価も見違えるほど成長したと言われています。そんな自信が、掟破りの医療ものに今回挑戦した動機ではないでしょうか」(芸能関係者)
役者としてバージョンアップした松本。TBS日曜劇場で果たして結果を出せるか。
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松本にとって今回のTBS日曜劇場は負けられない戦いとなるが、その理由では大河ドラマの評判が今一つ良くなかったからだ。関連記事【もっと読む】「どうする家康」大コケの松本潤が“開店休業”状態…視聴率が取れない主演を認める広告主はいない…では、「どうする家康」終了直後の本人の状況について伝えている。
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