スチーマーの使いすぎは乾燥のもと?美肌になる正しい使用法

七海 ライター
更新日:2020-02-21 14:22
投稿日:2020-02-06 06:00
「美顔スチーマーを毎日使っていると女子力が上がった!美意識を高くするのは大事だな~」
 最近流行っている“美顏”のためのスチーマー。寒い毎日、テーブルにスチーマーから湯気を出して浴びているのに、逆に肌が乾燥してしまうことがあります。
 せっかくスチーマーを使うなら、正しい使い方を学んで美しい肌を手に入れましょう。

スチーマーを浴びるだけでは美肌にならない理由とは?

 スチーマーを使っているのになぜか肌荒れが治らない、相変わらずニキビができる……とお悩みの皆さん! それは、スチーマーの役割を誤解しているからかもしれません。

 スチーマーを使えば使うほど肌にやさしい!と思っていませんか?

 実は毎日使うと肌の角層が傷み、バリア機能が乱れ、敏感肌になりやすくなるリスクがあるんです。

「肌の水分量が上がった気がする!」と水蒸気を浴び続けた肌を触ると、確かにしばらくは柔らかくなっているのですが、過多に浴びていると今度は水分が蒸発していきます。

 そのプロセスで、自分の肌がもともと持っていた内部の水分も一緒に出て行ってしまうので、トータルでは赤字になってしまいます。つまり、かえって乾燥に拍車をかけてしまうんです。

美肌になるためのスチーマーを使うときの正しい方法って?

「浴びれば浴びるほどわたしの肌は赤ちゃん肌になるはず!」

 いえいえ、思い込みは危険! きちんと正しい使用方法を知っておきましょう。

洗顔のあとに使う

「スチーマーを使うと毛穴が開くから、汚れも落ちやすくなるかな?」

 メイクをしている状態で毛穴がふわっと開くと、汚れが毛穴に詰まってしまう原因になります。必ず、メイクを落としてから使いましょう。

最初は毎日使うのはやめる

 肌に刺激し続けると、かえってストレスをあたえてしまうことになります。

 特に使い始めのころは、1週間に1、2回だけ使うようにしましょう。慣れてきたら毎日使っても問題はありませんが、何事もやりすぎは毒です。

浴びたあとはきちんと保湿する

 あまり長時間スチーマーを浴びることはオススメできません。

 パックも1時間以上つけていると肌がどんどん突っ張って乾燥していきますよね。

 スチーマーを浴びるのは20分〜30分にとどめて、きちんと保湿しましょう。

 化粧水と乳液をたっぷり肌につけましょうね。

水は毎回替える

 面倒くさがって「昨日入れたからいっか~」と水を替えていないと、雑菌が湧く恐れがあります。そんな水蒸気を浴びるなんて考えるだけでゾッとします……。

 億劫がらず、きちんと水は替えましょう。

まとめ

 使っていると美意識が上がるスチーマーですが、正しく使わないとかえって肌の乾燥を進めてしまいます。

 美容は過ぎると毒になってしまいます。ぜひ、使い方を見直してみてください。

七海
記事一覧
ライター
95年、雪国生まれ。元バニーガール広報兼ライター。大学3年の時にブログを始める。婚活と読書がルーティン。卒論は綿矢りさ。好きなタイプは高学歴童貞。13のマッチングアプリを駆使し、1年半で会った男性は100人を超える。

ビューティー 新着一覧


ブルドッグ顔におさらば! 3秒でできる若見え“メイク”テクニック。コンシーラー1本で激変するコツ【美容家解説】
 夏の疲れが、顔に出ていませんか? 鏡を見て、「なんだか不機嫌そう…」と感じるなら要注意! 年齢を重ねると、どうしても顔...
37℃の熱がダラダラ続くのなぜ? たかが微熱と放置しないで。日常に潜む「体温が上がる」生活習慣【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
えっ、納豆にタピオカも!? 実は“カロリーお化け”な食材4選。じゃあ、美容効果バツグンなおやつは?
 ダイエットの大敵といえば、「おいしい食べ物」ですよね。でも、完全に我慢するのは逆にストレス…。多くの人はできるだけ低カ...
汗が止まらない→頭痛や倦怠感の原因に。実はリスクだらけの多汗、自宅でできるセルフケア【医療従事者監修】
「服の汗染みが恥ずかしい」「毎日タオルが手放せない」こんな滝汗に悩んでいませんか? 汗はからだの正常な働きですが、多すぎ...
日焼け止めも日傘もめんどくさい! ズボラ女に捧ぐ夏の「美肌キープ」対策。高級コスメより大切なことって?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
そのダイエット、骨格タイプに合ってないかもよ。診断別に“理想の痩せ方”がある? ナチュラルは全身運動が◎【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
女性は“脱水リスク”が高い理由。猛暑で「喉が渇いた」時にはもう遅いって知ってた?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
髪の日焼け、忘れてない? 夏の紫外線対策とヘアケア方法をおさらいしましょ
 夏の強い紫外線が、肌だけでなく髪の毛にもダメージを与えるのをご存じですか? 毎日しっかりスキンケアしていても、髪がパサ...
ギリギリ…恥ずかしい“歯ぎしり”どうすればいいの~!? 睡眠不足や肩凝り、4つのリスクと対処法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
実は損する? 2wayコスメは「のっぺり顔」の危険アリ。かしこい買い方を美容家が教えます
 美容でも、節約を心がけたい! けれど、もしもその節約術が「間違いだらけ」だったとしたら…?  時短美容家の並木まきが...
「腸活」で“幸福感”が上がるってホント? 嬉しい4つの効果と手軽に始められる3つの方法【医療従事者監修】
 最近注目されている「腸活」は、腸内環境を整えることで免疫力や代謝、メンタルまでサポートしてくれる健康習慣です。  実...
粉薬×ジュースは“相性”があるってホント? 飲みにくい粉薬はこう対処するのが正解【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
日焼け止め、重ねたら「効果もアップ」するの? 下地を塗る順番も聞いてみた/医師監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
あっつ…夏の不眠、どうにかできない? 熱帯夜に「ぐっすり眠る」ための4つの方法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
去年の「日焼け止め」使っていい? 意外と知らない買い替え時期、あの場所での保管は極力避けて!/医師監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
「ジェネリック医薬品」って何が違うの? いまさら聞けないメリット・デメリット【薬剤師解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...