お風呂に活用! 栄養士が伝授“入浴剤になる”身近な食べ物3選

時短美容協会 一般社団法人
更新日:2020-01-10 06:00
投稿日:2020-01-10 06:00
 肌の乾燥が特に気になる冬は、顔も体も保湿を入念に行い、常にモテ肌でいたいですよね。入浴剤はお風呂で温まりながら保湿ケアもできるので一石二鳥ですが、高価なものも多いのがネック。そこで今回は、普段は捨てがちだけど入浴剤代わりになる身近な食べ物を、時短美容協会に所属する栄養士の筆者が紹介します。

1. お米のとぎ汁

 お米をとぐ際に出るとぎ汁には肌に良い成分がたっぷり含まれているため、そのまま流してしまうのはもったいない! とぎ汁に含まれるセラミドには肌に適度な潤いをもたらす作用があり、ビタミン類は肌の代謝を高めてくれるので入浴剤代わりにはうってつけです。作り方もとても簡単なので、ぜひ試してみてください。

 お米のとぎ汁は髪にも良いと言われているので、ヘアケアにも活用できますよ。

【作り方】
1. お米をザルに入れて軽く水で洗い、最初のとぎ汁はお米についている汚れも含まれるのでそのまま流します。
2. その後3〜4回しっかり洗い、その際のとぎ汁をボウルなどの別容器に移して保管します。

2. みかんの皮

 冬に旬を迎え、食べる機会が増えるみかんですが、実は捨てがちな皮にこそ肌に良い成分が含まれています。みかんの皮に含まれるビタミンAとCには美肌効果があり、リモネンという成分の保温効果で血行も促進されるので、体の内側からも美肌効果を得ることが期待できます。入浴剤の作り方もそこまで手間はかかりません。

 柑橘系の香りはアロマ効果もあるので、リラックスしたお風呂時間に導いてくれますよ。

【作り方】
1. みかん3〜4個分の皮を用意し、ワックスが付いている場合はしっかり洗います
2. 耐熱皿にみかんの皮を広げて電子レンジで両面を加熱し水分を飛ばし、カラカラになれば大丈夫です。

3. 緑茶のティーバッグ

 意外と賞味期限の過ぎてしまいやすいティーバッグは、期限が過ぎたからとそのまま捨てるのはもったいないので、モテ肌アイテムとして活用しましょう。

 緑茶に含まれるカテキンやビタミンCなどの成分は、美白や保湿効果、角質を柔らかくする作用があると言われ、乾燥肌や肌荒れなどの悩み改善に期待できます。

 すでにバッグに入っているものを浴槽に2〜3個入れるだけなので、手間いらずな入浴剤に応用できます!

まとめ

 冬場の肌ケアは保湿が大事。入浴剤を使えば、しっとり肌のための手軽なお手入れが叶います。

 お風呂上がりにはボディークリームやオイルを使うと、入浴剤による保湿効果を閉じこめる効果が期待でき、更にしっとり肌を目指せます。

 コスパのいい入浴剤を探していたみなさん、ぜひ家にあるものを上手に活用して、冬もモテ肌で過ごしてみてください。

<文・時短美容協会所属/Nozomi・栄養士>

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