「レンズ豆のスープ」旬の新玉ねぎでつくるエチオピア料理

コクハク編集部
更新日:2020-05-17 06:00
投稿日:2020-05-17 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワンダサンさんに、シンプルな素材でつくる「レンズ豆のスープ」のレシピを教えていただきました。

バターを加えたようなコク

合う酒=ビール、ワイン、焼酎(C)コクハク
合う酒=ビール、ワイン、焼酎 (C)コクハク

 タマネギを使わない料理はありません。エチオピア料理はタマネギが定番で、どの料理にも必ず使い、甘味のポイントになっているといいます。

「エチオピアは一年中、同じタマネギだけど、日本は今が新タマネギのシーズンでしょ。スープにするといいよ」

 スープの主役は、レンズ豆です。レンズ豆は、あらかじめ茹でておきます。ニンニクとタマネギを炒めて、タマネギが透き通ってきたら、水と一緒にレンズ豆を加えて煮ます。味つけは塩だけ。ひとつまみ程度を好みで加減して。

「彩りでピーマンを入れるといいよ。シャキッとしている方がいいから、水を加えた後に投入すればいい」

 食べてビックリ、バターを加えたような奥深いコクを感じます。でも、バターは使っていません。味つけは、ニンニクと塩だけ。ビールはもちろん、深いコクがあるから、芋焼酎やフルボディーのワインにも合うんですね。

【材料】

・レンズ豆 100グラム
・タマネギ 3分の1個
・ピーマン 1個
・ニンニク 1片
・塩 少々
・水 100㏄
・サラダ油 小さじ1

【レシピ】

1. レンズ豆を茹でる。
2. みじん切りにしたニンニクと粗くみじん切りにしたタマネギをサラダ油で炒める。
3. 2に100㏄の水を加えたら、レンズ豆を投入して煮る。塩を少々。メニューの名前はスープだが、水分量は豆が浸る程度でいい。
4. 乱切りにしたピーマンを加えて、歯ごたえが残るタイミングで火を止めたら出来上がり。

本日のダンツマ達人…ワンダサンさん

▽ワンダサン
 エチオピア出身。東京・新宿のアフリカ料理店「ローズ・ド・サハラ」で腕を磨き、2008年2月に独立。「お母さんに時々送ってもらう」というエチオピアのミックススパイス「バルバル」を巧みに使用する料理で、スパイス好きをうならせる。

▽SAFARI
 ワニやダチョウ、カンガルーなどアフリカならではの食材もメニューに並ぶが、野菜たっぷり、油控えめのヘルシー調理。特に「ドロワット」は、タマネギとチキンのみのシンプルなカレーながら、複雑な味が印象的でランチの看板メニュー。東京都港区赤坂3―13―1 ベルズ赤坂2階。

(日刊ゲンダイ2018年6月19日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


KALDIの特売白ワインが神旨!たまごサンドに合うワインってどんな味?
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-04-24 06:00 フード
JR新宿駅構内イイトルミネで大行列!「羅家 東京豚饅」は何十分並ぶ
 都内話題のグルメスポットといえば、ここ。4月17日にオープンしたばかり、JR新宿駅のエキナカ商業施設「イイトルミネ(E...
飲みながら作っちゃう? タイ版“酔っ払い炒め”こと「パッキーマオ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「オールドタイランド」のウィラサック...
タイ風鶏から揚げ「ガイ・ガティアム」ビールが止まらない!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「オールドタイランド」のウィラサック...
「冷しゃぶのさっぱり野菜ソースがけ」簡単なのにひと手間感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・八丁堀の「串粋」の吉田正則さんに、ソースが...
デニーズの新モーニング、気配りがニクい!味・ビジュ・コスパの三方良し
 一日の計は朝ごはんにあり! 3月5日に、メニューの改定が行われたデニーズでヘルシー&おしゃれなモーニングを見つけました...
ファミマのPBと「神の雫」が合体!“名ばかりワイン”か否か購入ルポ
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-04-10 06:00 フード
スープも絶品「3種の貝のビール蒸し」いろんな銘柄でお試しあれ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・茅場町の「ギョバー茅場町店」の菊地博さんと...
「パルミジャーノサブレ」おなじみの粉チーズが簡単おしゃれに変身!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は京都・梅小路京都西の「西洋茶屋 山本」の山本智弘...
「紫キャベツのアチャール」はスピードが命!クミンシードで酒が進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・茅場町の「ギョバー茅場町店」の菊地博さんと...
“パン賢者”木南晴夏さんイチ押しの「キャロットケーキ」にありつけた!
 パン好きな女優といえば、木南晴夏さん。木南さんイチ押しの“神奈川NO.1店のキャロットケーキ”にありつく日を虎視眈々と...
“おいしくない”ペットボトルワインが進化していた!アレンジもご紹介♡
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-03-27 06:00 フード
山形県民の常備ソウルフード「味染み玉こんにゃく」はあたりめがマスト!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・下北沢の「大衆酒場 こみじ」の天津真弓さん...
これぞ正真正銘のジンジャーライス! ショウガ好きも満足させる唯一のコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・芝大門の「都映」の水谷大輔さんに、This...
ベトナムの定番「茹でキャベツ×茹で卵のヌックマムだれ添え」はヘビロテ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の「ベトナム料理★ビストロ オーセンテ...
KALDIのいちごスイーツALL500円以下!春満喫、レジ前まで気が抜けん
 まだまだ寒い日もありますが、ふいに花の香りが漂ったり、日の長さにハッとしたりと、着々と春が近づいてきているのを実感しま...