コレステロール対策に“ライスミルク”を♪栄養士が教える魅力

時短美容協会 一般社団法人
更新日:2020-10-19 06:57
投稿日:2020-10-19 06:00
 ヘルシーかつアレルゲンフリー、コレステロールフリーと魅力的な要素をいくつも持つ「ライスミルク」。ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれていて、牛乳の代わりにもなるため、美容意識の高い女性たちから注目されています。
 今回は、時短美容協会に所属する管理栄養士の筆者が、ダイエット中の牛乳代わりやコレステロールが気になる人の日常的な飲み物としても最適な「ライスミルク」の魅力と、簡単にできるレシピを紹介しますね。

コレステロールが気になる人にもぴったり

「ライスミルク」とは、白米や玄米を原料とした植物性ミルクのこと。牛乳、豆乳に次ぐ“第3のミルク”といわれ、数年前からアメリカをはじめ海外でも人気を集めています。カロリーはというと、100mlあたり35kcal、牛乳は同じ量で67kcalあるため、とてもヘルシーなことがわかります。

 乳製品にアレルギーがある方は牛乳を飲めないですし、大豆にアレルギーがある方は豆乳を飲めないですよね。ライスミルクはアレルゲンフリーなので、そのような人でも安心して飲めるのも魅力。牛乳や豆乳のような独特な匂いが少なく、あっさりとした風味なので小さいお子さんにも人気があるんですよ。

 また「植物性」のミルクなので、コレステロールや乳糖は一切含まれていません。そのため、牛乳を飲むと胃腸の調子が悪くなる乳糖不耐症の方や、コレステロールが気になる方でも安心です。

 ライスミルクの原料は、白米もしくは玄米のどちらかですが、できれば美容効果の高い玄米をオススメします。玄米には豊富なビタミンB群・ミネラルのほか、白米の約5倍の食物繊維が含まれており、その食物繊維には肌荒れの原因となる食品添加物などの有害物質を体外へ排出する働きがあるからです。

 身体の中を綺麗にすればビタミンやミネラルの吸収率がアップし、さらなる美容効果も期待できますよ。

残ったご飯でできる「手作りライスミルク」レシピ

【材料】

・炊いたご飯(白米もしくは玄米)…100g
・水…500ml
・塩…少々
・砂糖もしくはハチミツ(入れなくてもOK)…小さじ1

【作り方】

 ミキサーに材料を全て入れ、米粒がなくなるくらい(約2分)攪拌すれば「ライスミルク」の完成です。
 
 思ったより、ずっと簡単だと思いませんか?

【応用編】米粉とライスミルクを使ったヘルシーパンケーキレシピ

【材料】2~3枚分

●米粉…80g
●ベーキングパウダー…4g
◇ライスミルク(市販のものでもOK)…100ml
◇オリーブオイル…5g
◇砂糖…10g

【作り方】

 1. ●をボールに入れ、よく混ぜます。

 2. 別ボールに◇を入れ、よく混ざったら●を合わせダマにならないようしっかりと混ぜます。

 3. フライパンを弱火で熱してオリーブオイルを敷き、生地を注ぎ入れます。

 4. 焼き色がついたら裏返して、フライパンの蓋を閉じ、3分ほど待ちます。

 5. フルーツなどと一緒に盛り付けたら、完成!

冷凍バナナとライスミルクで作るヘルシーアイスクリーム

【材料】2人分

・冷凍バナナ…1本
・冷凍フルーツ(ブルーベリーやイチゴなど)※なくてもOK…適量
・ライスミルク(市販のものでもOK)…30ml

【作り方】

 1. バナナの皮を剥いて、1センチの大きさにカットします。フリーザーバッグに入れたら、空気を抜いて冷凍庫で数時間凍らせます。

 2. 材料全てをミキサーに入れ、アイスクリームになるまで攪拌すれば完成!

ライスミルクをもっと料理に活用しよう

 私たちの食生活に欠かせないとされている“お米”。ミルクにすることでより身近な存在になり、日々の料理にも使いやすくなります。コンビニやスーパーマーケットなどでもパック入りの既製品が販売されているので、まだ飲んだことのない人も機会があればぜひ試してみてくださいね!

〈文・社〉時短美容協会所属/松本かおり・管理栄養士〉

時短美容協会
記事一覧
一般社団法人
「時短美容」を単なる「省略美容」「ながら美容」ではないものと定義し、多忙な現代女性が「美容の時間を効率的に確保するため」に欠かせない正しい美容知識の普及に努めるとともに、美容にまつわる正確な時短知識を有する「時短美容家」「時短美容協会認定美容家」ならびに、薬機法(旧薬事法)を遵守する「美容ライター」の育成および普及活動を行っています。
WEB:https://fastbeauty.biz

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


んー強烈ッ!100年の恋も冷める彼氏の体臭、我慢するしかないの?【薬剤師が解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
Over40のイマイチまつげは「プチプラマスカラ」で解決! 美容家がガチンコ愛用の優秀アイテム2選
 40代、50代と年代が上がるにつれて避けて通れないのが、まつ毛のお悩み。  若かりし頃と比べると、細くなったり短くな...
えっ、フェイスマスクは毎日しない方がいいの?【美容のウソ・ホント】医師3人の意外な回答/専門家監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
「まぶたのたるみ」原因と予防法。おでこのシワにボトックスが不向きな人は注意【目元の美容専門医師が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、...
VIO脱毛“つるつる”の後悔5選。ハードルまたいだけど「全部なくす」のは早すぎた?
 VIO脱毛は、ほかの部位と比べてハードルが高いと感じますよね。その一方で、毛を全部なくす「ハイジニーナ」にして、「やり...
30代でもう更年期?【薬剤師監修】原因不明のイライラモヤモヤ…「プレ更年期」の症状と軽減方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
聞こえづらさの“元凶”はあのイヤホン!? 【薬剤師監修】老化以外に考えられる意外な原因の正体
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代の“愛されボディ”ってなに? 自分をもっと好きになるための美習慣&エクササイズ
 40代になると、どうしても筋肉量が落ちてきたり、たるみが気になったりと20代と同じにはいきません。  でも、40代な...
40代の“好印象デート”はスニーカーorヒール、どっちが正解? 賢い選び方と注意点
 40代女性がデートをする時、スニーカーとヒール、どちらが男性から好印象を抱いてもらえるのでしょうか?「デートといえばヒ...
あー、「髪のうねり」で見た目も不満も爆発寸前! 薬剤師が紹介する毎日の簡単ヘアケア&セットテク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
毛剃りといえば貝印!VIO専用電動シェーバー2種を徹底比較。本田真凜のように肌の上を美しく滑るのか?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
JK界隈で流行りの「seju顔」とは何ぞ? アラフォーでも“違和感ゼロ”なメイクのコツ
 seju顔とは、インフルエンサーやタレント、モデルなどが所属する芸能事務所「Seju」が由来になっている言葉。元テレビ...
キスに集中できん!彼氏の塩対応はいやーな口臭のせい?【薬剤師監修】口の臭いの原因・セルフチェック・対策
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
老け疲れ顔の原因No.1目の下のクマ! 種類別、ヒアル顔回避の治療法は?【目元の美容専門医師が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、...
【美容のウソ・ホント】ほうれい線がマッサージで消えるって本当? 医師3人の答えは/専門家監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...