「イカの詰め物」プリッとした歯ごたえで食感が気持ちいい!

コクハク編集部
更新日:2021-03-25 06:00
投稿日:2021-03-25 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k」の磯野伶さんに、おもてなしにもピッタリな「イカの詰め物」のレシピを教えていただきました。

冷蔵庫で寝かせると、うま味アップ!

 10センチ程度の小ぶりなヤリイカを選びましょう。扱いやすいからです。ワタがさほど気にならず、墨も味付けのアクセントになります。噛むほどにバジルの香りがふわっと広がって、プリッとしたイカの歯ごたえ、野菜のシャキシャキ食感が気持ちいい!

「余裕があれば、熱を冷ましてから1時間ほど冷蔵庫で寝かせると、味が深く入ってうま味が増します」

 味よし、見た目よし。白ワインがおいしい。おもてなしにもピッタリです。

材料

・ヤリイカ 4ハイ
・ズッキーニ 2分の1
・にんじん 3分の1
・たまねぎ 4分の1
・パプリカ赤黄 各4分の1
・バジル 4枚
・トマトソース 70㏄
・にんにく 2かけ
・白ワイン 適量
・エキストラバージン オリーブオイル 適量

レシピ

(1)イカを胴と足に分け、軟骨やワタが気になれば取り除き、足をザク切りにする。ズッキーニとパプリカは角切りに、にんじんとたまねぎはみじん切りにする
(2)サラダ油を引いたフライパンににんにくを入れ、香りが出てきたら、たまねぎとにんじんを加えて炒める。しんなりしてきたら、ズッキーニとパプリカを入れる
(3)全体に火が通ったらイカの足を加えて炒める
(4)塩コショウ(分量外)し、ひと回し入れた白ワインが飛んだら火を止める
(5)イカの胴にバジルの葉1枚と炒めた具材を詰め、つまようじを刺して留める
(6)湯気が立ち上る程度まで温めたフライパンにサラダ油を垂らし色がつくまでイカを焼く
(7)トマトソースを入れエキストラバージンオイルを回しかける

本日のダンツマ達人…磯野伶さん

▽磯野伶(いその・れい)
 1996年、茨城県生まれ。調理師専門学校を卒業後、上京。イタリアンのシェフを目指し、都内のイタリア料理店で3年ほど修業。若さと腕を見込まれ、Lamp+kのキッチンを任されている。

▽窯焼きバルLamp+k(ランププラスケー)
 天然酵母とイタリア産小麦を使用した生地を500度超に達する高温窯で焼き上げたピザがメイン、サイドディッシュも充実。窯焼きしたパスタや牛すじチーズカレーも人気。ペット同伴OKで、コロナ禍に優しいテラス席あり。徒歩1分のダイニングキッチン「Piccole Lampare&rooftop Sky Bar」(ピッコレランパーレ&ルーフトップスカイバー)の姉妹店。東京都墨田区業平1―22―5 1F。

(日刊ゲンダイ2021年3月19日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「シメサバとイチジクの前菜」切って盛りつけるだけでお洒落
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「海苔の佃煮チンジャオロース」具と絡む濃厚なコクと照り
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、意外...
赤提灯メニューを気軽に!「箱シューマイからのエビチリ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
「トンノ・エ・ファジョーリ」ツナ缶と白いんげん豆のサラダ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のイタリアン「トラットリア ブカ・...
「ザンギのアジアン風」パクチーの根っこを捨てずに活用して
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
うま味がジュワ~ッとにじみ出る「しじみ出汁巻き卵」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「仔羊のカレー煮込み 温玉のせ」卵を崩すタイミングに悩む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
生もと系の酒にぴったり「腐乳拌魚生(マグロの腐乳和え)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
「豚ひき肉とタケノコのレタス包み」パンチの効いた味と食感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
みかんが香る「鯛のカルパッチョせとか風味のビネグレット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
2つの新食感「生マッシュルームとプチヴェールのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
「カルボナーラ」多めの茹で汁でクリーミーな仕上がりに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
「鶏のタコ焼き風」ソースとマヨネーズとかつお節で風味良し
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川区の立ち飲み居酒屋「カミナリ3ダー」...
【エビマヨとアボカドのパリパリピザ】餃子の皮でお手軽に!
 前回はパクチー餃子をお伝えしましたが、餃子の皮って……余りがちじゃないですか? そういえば冷蔵庫に餃子の皮が余ってたな...
ぐっち夫婦 2020-01-15 15:10 フード
「寅王しいたけのラクレットチーズ焼き」味のポイントは酒盗
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
味わいに変化 「チーズの味噌漬け」3日目と7日目を食べ比べ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...