ここに来て注目…すぐに会える安心感「ご近所恋愛」のススメ

内藤みか 作家
更新日:2021-06-17 06:00
投稿日:2021-06-17 06:00
 コロナ禍は、多くの遠距離カップルを引き裂いてしまいました。会えない期間が続くと、愛情を持続させることはかなり難しくなってしまいがち。そのため、今、かなりの人が「ご近所恋愛」に注目しています。でも、どのようにしたら近場の恋が始まるのでしょうか。

遠距離恋愛のデメリット

 ウイルスによる全世界的自粛で浮き彫りになったのは、遠距離恋愛のもろさでした。どんなに遠くても、いざとなったらいつでも会えると言い聞かせていた二人の絆は、移動制限により一気に薄まってしまったのです。

 会えない日々が続くと浮気が心配になってしまうもの。LINEの返事がなかなか来ないと「誰か他の女と会っているんじゃないの?」と不安でいてもたってもいられなくなったり、彼の行動範囲をしつこくチェックしてしまい面倒くさがられたりとメンタルも不安定になっていきます。

 動画チャットで溝を埋めようとしても、リアルに会いたいという気持ちはなかなか消えません。半年以上も会えないでいると、寂しい気持ちが埋まらなくなり、どちらからともなく「あまり意味がないから別れよう」と関係を終えるカップルも少なくありません。

ご近所恋愛のメリット

 ここに来て大注目されているのが、ご近所恋愛です。何かあったらすぐ飛んできてれるような距離に恋人がいると、とても心強いもの。地震やウイルスなどの緊急時には、遠方の彼は、すぐに駆けつけてはくれません。けれどご近所の彼だったら飛んできてくれるのです。

 また、感染症流行が起きても、すぐ近くだったら移動することに気を使う必要もありません。移動に30分もかからないくらいの距離に住んでいる恋人とだったら、気軽に会いやすいのです。どんなにネットが発達しても、人々はまだリアルを求めてしまうのです。それは、人のぬくもりに触れることができるからなのかもしれません。

ご近所恋愛のきっかけは?

ご近所レッスン

 ご近所で恋を見つけた女性たちはどのような行動を取ったのでしょう。

 それにはやはり、リアルでの出会いが鍵となっていました。たとえばA子さんは街を歩いていてパンづくり教室を見つけ、時間もあるからそこに通うようになったのです。

 平日夜のコースだったからか、リモートワークで時間を持て余しているという男性も受講していて、毎週顔を合わせるうちに親しくなっていったのです。

ご近所サークル

 同じようにご近所サークルに参加して恋を見つけた人もいます。サークルでなくてもボランティアでもいいでしょう。

 B子さんはコロナ関係の情報を探して市役所や公民館でまめにチラシや貼り紙をチェックしているうちに、偶然写真サークルのメンバー募集告知を見つけて参加しました。

 そこは男性受講者のほうが多く、カメラの使い方を教えてもらっているうちに、ひとりの男性に特別な感情を抱くようになったのです。

常連がいる店

 そして、常連さんがいるようなお店での出会いもあります。C子さんはバーでなく、面倒見のいいオーナーがいるカフェで素敵な男性を紹介してもらえました。感染症流行時はパーティーやイベントは控え目かもしれませんが、個人と個人をつなげてくれるようなご近所の場をひとつ見つけておくのはいいことです。

みんなどうやって見つけてる?

 ご近所のイベントやスポットを見つけるコツは、B子さんのように公共施設のチラシや自治体だよりなどに載っている募集告知を見ることです。またはオンラインで今住んでいる町の名前とイベントなどを入れて検索するのもいいでしょう。たとえば「◯◯町、婚活パーティー」などと入れてみるのです。

 逆に、絶対にするべきではないのは、オンライン上に自分が住む街を書き込み「誰かお友達になってください」などと書くことです。連絡してきた相手は、本当はその街の住人ではなく、ただ女性と会いたいから嘘をついているかもしれないリスクもあります。できれば最初はイベントなど、他の人が何人もいるような場所で親しくなっていくほうがいいでしょう。

 絶対恋人を作るなどと頑張りすぎず、まずはお友達から始めるのがご近所恋愛のコツです。近所のお店の素敵な店員さんチェックから始めてもいいのではないでしょうか。この街にもかっこいい人が結構いるんだなと気づくだけでも、心に余裕が生まれるはずです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


元夫と比べちゃう…新しい恋に迷ったら思い出してほしいこと
 離婚後、新しい恋愛のチャンスがやってきた!?……と思ったのも束の間、元夫の方が自分に合ってたのかもしれないなぁ。そんな...
七味さや 2020-10-23 06:00 ラブ
ホストとはここが違う!“出張ホスト”にハマるとどうなるの?
 今、かつてないほどの出張ホスト人気が起きています。コロナ禍で夜の街に行きづらくなった女性たちが、マンツーマンで相手をし...
内藤みか 2020-10-22 06:00 ラブ
好きな人にLINE既読スルーされた…諦める前に実行すべきこと
 好きな人とデートに行った後、「楽しかったね!」とLINEしたのに既読スルーされた……なんて経験はありませんか? 多くの...
恋バナ調査隊 2020-10-22 06:00 ラブ
彼は営業マン?産業スパイの監視役?…加奈子さんのケース#2
 則夫の内縁の妻の連れ子が不憫で、養護施設に寄付をしたいと加奈子さんが言ったとき、則夫は最初、そのお金は預かれない、そこ...
神田つばき 2020-10-21 06:00 ラブ
結婚3年目の大ゲンカ、病院&実家避難も元夫のもとに帰った。
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2020-10-27 18:14 ラブ
教習所に英会話…なぜ女性は「先生」と呼ばれる男性に弱い?
 失恋した時や彼氏がいない時、「そうだ! 何か習い事をして自分磨きをしよう」という思考になることがあります。それはとても...
田中絵音 2020-10-20 06:00 ラブ
彼氏がいるのに好きな人ができた…どっちがいいか判断したい
 彼氏がいるのに好きな人ができてしまうと、本当に辛くて悩みますよね……。彼氏のことも好きだけど、新しい人のことも好きにな...
恋バナ調査隊 2020-10-19 06:43 ラブ
モテるメンズに聞いた 男性の脈なしサインと女子の挽回方法
 世間では草食男子の増殖に比例するように、グイグイ攻めることができる肉食女子も増えておりますね。自分から攻めずとも女性か...
若林杏樹 2020-10-19 06:50 ラブ
彼女を大事にする彼氏の意外な特徴5つ!愛され度チェック♡
 あなたの彼は、いつもあなたを大切にしてくれますか? 「大切にされていない!」と感じた人もいるかもしれませんね。でも実は...
恋バナ調査隊 2020-10-18 06:00 ラブ
彼、結婚する気ある?ない?イチ押し確認法
 メリさんこんにちは。今年30歳になる独身の女です。付き合って1年5カ月、1歳年上の彼氏がいるのですが、私は子どもが大好...
神崎メリ 2020-10-18 06:00 ラブ
倦怠期を越えれば…別れ話を繰り返す彼に耐える女性の心情
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2020-10-17 06:17 ラブ
別れ話を何度しても…結婚に前のめりな彼女に悩む男性の本音
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2020-10-17 06:16 ラブ
本当に離婚でいいの? 別居期間で歩み寄れた夫婦のケース
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。この人とはもう無理!やっていけない!と離婚が頭をよぎる人って多いはずです。本...
山崎世美子 2020-10-17 06:00 ラブ
彼氏の浮気はどこから? 男女別ボーダーライン&浮気サイン
「最近、彼の様子がおかしい」と感じても、浮気かどうかを判断する明確な定義はないので難しいですよね。実際、男女で浮気のボー...
恋バナ調査隊 2020-10-16 06:00 ラブ
何年も引きずるかも…? 離婚で陥る「最も怖いこと」とは
 離婚で陥りがちな最も怖いことってなんだと思いますか? 経済不安? 世間体? 色々あるとは思いますが、何年も苦しむような...
七味さや 2020-10-16 06:00 ラブ
寂しがり屋の男性と上手に付き合うコツ!悩み別対処法7選
 あなたの彼は「寂しがり屋」ですか? 寂しがり屋の男性はマメに連絡をくれ、2人の時間を大切にしてくれます。でもその反面、...
恋バナ調査隊 2020-10-15 06:00 ラブ