会話が途切れる瞬間が怖い…口下手な人にオススメの会話術

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-06-25 06:00
投稿日:2021-06-25 06:00
 会話のキャッチボールが続かなくて気まずい……。そんな嫌な汗が出るような空気を味わったことはありますか? きっと誰しも一度は経験があるのではと思います。今回は会話が続かなくて悩んでいるという方からの相談にお答えさせていただきます。

無理に話題を探さず、気持ちを口に出してみて

 前回のお悩み相談は女性からでしたが、今回の相談者さんは男性です。会話のキャッチボールが続かない時に訪れるあの気まずい空気……私も良くわかります。

 水商売の基本は会話ですが、新人の頃の私はとにかく話が続きませんでした。相談者さんと同じく、自分より年齢が上の人が苦手で、会話が途切れる時間が長い。その空白を埋めたくて一方的に話しまくる。こうやって思い出しながら書いているだけで手汗が出るほどの焦りようでした。

 相談者さんは私とは反対に、じっと黙ってしまうとのことですので、今の自分の気持ちを呟いてみるといいかもしれません。「今日は疲れました」とか「早く飲みたいですね」とか。そんな他愛もないことです。話題を振るのが苦手な感じかと思いましたので、無理に話題を探さない方がいいかもしれません。

 また、漫画の中でのマキさんの接客ですが、あれは作り話ではなく実際にお姉さんがやっていた接客です。言葉がなくても、ただいるだけで心地よい空気感をまとっている人っているんですよね。相談者さんも、もしかしたらそんな雰囲気があるのかもしれません。

 その心地良さってすごく貴重だと思います。その良さは大切にしつつ、会話のきっかけを掴むような呟きをしてみてください。今回の回答が少しでもお力になりますように。

登場人物紹介

モジョ子
自信がほしい主人公。会話が続かず接客がうまくいかなかった時期のことを思い出していた。というか、今でもたまに続かず焦っている。相談者さんの気持ちが痛いほどわかる。

コミ
モジョ子の先輩。自分も最初はそうだったなあとお悩みメールを読んで懐かしくなった。

マキさん
どろんぱのナンバーワンホステス。話さない接客ができるベテラン。3人の子持ち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「写ルンです」が流行る若者のレトロブームは、何を写しているのか
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
寂しがる親との距離感、よい解決策は?大人になるほど複雑に
 みなさんは、親との距離感って考えながら付き合っていますか? ベタベタしすぎず、ドライすぎず、お互いを尊重し合えるのが理...
親ガチャにハズレた! 5つの苦い思い出とそこから一歩を踏み出す方法
 生まれる時、私たちは親を選べません。どんな親のもとに生まれるかは、ガチャガチャのごとく運次第。  大人になるにつれ「...
何が起こった? 街にあふれる人に少し違和感を抱いて
 いつも、穏やかな参道にただようちょっと物々しい雰囲気。  何があったかは分からないけど、思わずカメラを構えた。 ...
40女開運が気になるお年頃!金運UP「雑誌付録の財布」どう活用する?
 今回ご紹介する雑誌付録は、人気キャラ「マムアン」のインテリアBOXとフォーチュンアドバイザー・イヴルルド遙華さん監修の...
キッチンに馴染む 無印良品の「真っ白な消火器」買いました
 突然冷え込んで、一気に冬っぽくなってきました。この時期になると我が家の近所では見回りの小さな消防車が「カンカン」と音を...
ニャルソック発動中!カメラバックに夢中な“たまたま”の後姿
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
花にも高温の後遺症!パンジービオラ「茎がビローン」をバッサリde解消
 いきなりの寒さです。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、まぁまぁ暖地の神奈川にございますが、ここにきて例年通りの...
モテないのは「太ったから」ってさぁ 女友達の素直すぎるLINEにグサッ
 自分にも人にも素直な人は魅力的ですよね。言葉に計算や嫌味が隠れていないため、付き合いやすく感じるはずです。 ...
なぜ独身女性は性格に難ありと思われるの? “訳あり女”回避に大事なこと
「いいトシして独身の女性は性格に難あり」なんて言葉を聞くことがありますよね。独身の女性は「私も周りからそんな風に思われて...
すべてはそこから 人も食べ物も「相手を知る」と好きになる
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
子供も自分も波風立てずに守りたい! モンペア級要注意ママ友の見分け方
 子育て中はママ友との付き合いは少なからず避けられません。もちろん、気の合う人もいるでしょうが、中には要注意人物やモンス...
発達障害疑惑の長男が知能テストで高得点…医師の診断に母の心は晴れない
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
戦いごっこの兄弟を激写!純白のツー“たまたま”はまさにお宝
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
マウント地獄は住んでから…ゴミ捨て顔作りは当然!タワマン住民あるある
 華やかなイメージのあるタワマン生活。誰よりも高い場所から街の景色を見下ろせるのだから、とてもいい気分だろうなと想像して...
生活感がない世界が一閃切り開かれる瞬間をみた
 生活感がない世界が一閃切り開かれるよう。  巨大な建築物と、血管のように張り巡らされた路線と、時間に正確な鉄道と...