落ち込む時こそ口角を上げて 幸せホルモン作る“笑顔”効果

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2019-03-26 06:16
投稿日:2019-02-23 06:00
 いつもニコニコ、口角がキュッと上がっている女性って、同性から見ても魅力的ですよね。でも、実際はというと、そんなに人生楽しいことばかりではありません!バカみたいに笑えない、と思うことも多々あるでしょう。でも「笑顔」の持つ効果ってすごいんですよ。「最近、思い切り笑えていない」と思うあなた、まずはチェックしてみてください。

笑顔でキレイになれる!セロトニンとの関係

 美容や健康にも深い関わりを持つホルモンですが、中には「幸せホルモン」と呼ばれるホルモンがあるのをご存知ですか?実は、笑顔には、その幸せホルモンを分泌させる働きがあると言われているのです。詳しく見てみましょう。

幸せホルモン「セロトニン」とは

 そのホルモンの名前は「セロトニン」と言います。セロトニンとは脳内の神経伝達物質の1つで自律神経のバランスを整えて精神を安定させ、さらには、ストレス解消や安眠効果までも与えてくれるものです。逆にセロトニンが不足してしまうと、疲れが取れにくくなったり、うつ病を発症するリスクが高まるとも言われています。

 つまり、セロトニンを増やすことが、美容や健康を保つカギを握っていると言っても過言ではありません!

セロトニンを分泌させる最も簡単な方法が「笑顔」

 セロトニンの分泌を促す方法は、実はいくつもあります。

 例えば、太陽光を浴びる、運動を行う、好きな人とスキンシップを行う、セロトニンの材料になるトリプトファンを含む食材を摂るなど。

 でも、一瞬でセロトニンを分泌させる、もっと簡単な方法があります。それがまさに「笑顔」を作ること!

楽しいから「笑う」のではなく、笑うから「楽しく」なる

 笑顔を作ると言ったって、「楽しくもないのに笑えない」と思う方もいるでしょう。

 でも、そんな時こそ無理にでも口角を上げて笑顔を作ってみてください!なぜなら、人の脳は単純で「口角を上げる=楽しい」と判断してしまうから!

 つまり、楽しいから「笑う」のではなく、笑うから「楽しく」なるのです。

笑顔で得られる+αのメリット

 笑顔を作ると、他にもさまざまなメリットがあります。

1. 表情筋が鍛えられる

 笑顔によって肌の土台である表情筋が鍛えられるため、シワやたるみの予防になります。顔の筋トレが流行っていますが、笑顔こそが最高のエイジングケアになるかもしれません。

2. 周りも楽しくなる

 人間には他人の行動を見て同じ行動をしてしまうという、「ミラーニューロン」という細胞があります。自分が笑顔でいると周りの人も自然と笑顔になるため、職場や家庭環境をより良くすることができます。

3. デキる女性に見える

 周りにいるデキる女性を思い浮かべると、笑顔が素敵だと思いませんか?

 アメリカの研究では、笑顔は周りの人に好感を与えて「能力があるように見せる効果がある」という結果が出たそうです。もちろん、見た目だけで能力が伴わないとダメな場合もありますが、チャンスを掴む可能性は大いに上がるはずです。

あなたは1日に何回笑っていますか?

 この記事を書きながら口角を上げ続けているのですが、頬がピクピクと痙攣しています。そう、笑顔を保つって意外と疲れます!でも、なんとなく楽しい気がしてくるのは、単純だからでしょうか。

 ところで、数年前のCMで「子供は1日に400回笑う、対して大人は15回笑う」のようなキャッチコピーがありました。「最近笑っていないかも?」と思う時こそ、無理にでも口角を上げて笑顔を作りましょう! パッと前向きな気持ちになるのを感じるはずですよ。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


この斜面を登った先には、また斜面が… 2023.1.9(月)
 同じ苦難でも、先が見えるよりも、見えない苦難のほうがつらい。  この斜面を登った先には、また斜面があるのだろうな...
毎日ちゃんとお腹が減るってすごいこと 2023.1.8(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
仕事、趣味、恋愛…今年こそ逃げ癖を直したい! 5つの克服法
 仕事でトラブルを抱えると、誰だって嫌になりますよね。社会人ともなれば自分で一つひとつ解決していくことが求められるはずで...
「当たってくじけろ」とハッパ!間違い慣用句のやらかしLINE
 普段何気なく使っている「慣用句」。上手に使いこなすことができれば、周囲に知的な印象を与えられますが、ちょっとしたミスで...
金欠なのにウニイクラ丼を求めた40女の末路 2023.1.7(土)
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。  っていうかね、新年早々ね、やばいんですよ。 ...
今年は自信をつけたい!残念な目標を上手な目標に変えるテク
 新しい年がスタートしました。早速ですがみなさん、今年の目標を決めましたか? まだなら、自信がつくような上手な目標を立て...
夜も更けてそろそろ眠くなってきた 2023.1.6(金)
 終わらせたい仕事があって、帰宅時間が遅くなった夜。冷えた空気の中、コートの襟を立てて帰り路を急ぐ。夜も更けてそろそろ眠...
【2022年アツかった記事】イオンのど真ん中にフェムテック専門店!「性」商品はタブーなんかじゃない
(2022年8月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)   ※  ※  ※  このところ、フェ...
【2022年アツかった記事】なるほど納得!「若さ」についてイヤミを言う人の残念な正体
【愛のスナック どろんぱ】 (2022年3月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※  ※  ...
お腹も“たまたま”も出し惜しみなし! 解放感を満喫にゃん♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
デート中にやらかした…赤っ恥「トイレ失敗談」を告白します
 人間は、きっと誰でも人には言えない恥ずかしい「やらかし失敗談」を持っているはず。今回は数あるシチュエーションの中でも、...
花屋がお宅訪問で実感!「お金持ちになるための12の約束事」
 あけましておめでとうございます。  2022年が良い年だった方もそうでなかった方にも、2023年という新しい年が...
作家・重松清さんの愛情、時々イジリまじりのメッセージ
「日めくりコクハク」でおなじみ、写真家・Koji Takano(髙野宏治)さんの個展「めくりゆく日々」が1月7日~15日...
2023-01-04 06:00 ライフスタイル
この「動きたい」気持ちに素直になりたい 2023.1.4(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「今の仕事、辞めます!」女性が退職を決める8つのきっかけ
 仕事をしていれば誰だって、一度や二度は「辞めたい」と思ったことがあるでしょう。一時の感情で収まればいいけれど、中には辞...
【2022年アツかった記事】何コレー! 天然オブジェの“最高峰”「旅人の木」は見たら即買い!?
【笑う花には福来たる】 (2022年10月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)   ※  ※  ...