嫌悪感がピークに達し…不毛な結婚生活に終止符を打った女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-08-20 06:00
投稿日:2021-08-20 06:00

人間としても尊敬できない

 しかし共同生活を送ってみると、夫のダメな部分ばかりが目に付くようになり、そのうちに夜の営みも受け入れることができなくなったというUさん。結婚生活は4年間続きましたが、1年目の後半にはレスになっていたそうです。

「それでイラついている夫を見るのが、また気持ち悪くて。私も、夫のことを男性としてだけでなく人間としても尊敬できないっていうのがつらかったです。

 夫と仲良くしている友人たちのSNS投稿を見るたびに、夫に愛情をもてない私がおかしいんだろうか……って悩んだ時期もありましたし。

 だけど、尊敬心とかって自然に湧き上がるものだから、『夫のいいところだけを見よう!』なんて決めても、その通りにはできなかったですね」

 コロナ禍で一緒にいる時間が増えたこともあって、Uさんから元夫への嫌悪感も最高潮に。顔を見るのも苦痛に感じ始めたことから離婚を提案すると、元夫は1週間ほど渋ったものの、意外とあっさりと承諾し、協議離婚へと至りました。

遅かれ早かれ離婚はしていた

「離婚できたときは、ホッとしたのとちょっと寂しかったのと半々くらい。コロナがなかったら離婚していなかったかって聞かれると、ちょっと複雑ですね。

 うーん、多分ですけど、遅かれ早かれは離婚していたとは思います。だけど、結婚5年目で離婚はしていなかったかも。一緒にいる時間が少なければ、もうちょっと我慢できたかもしれません。

 まぁ、そんな不毛な結婚生活を送っても、その先に何があるの?って感じなので、コロナ禍が離婚の背中を押してくれたのは結果的に良かったと思っています」

  ◇  ◇  ◇

 コロナ禍は、潜在的に存在していた男女の問題を、残酷とも言えるまでにあぶり出しています。異常事態でありながらも、ニューノーマルでもある今のご時世には、これまでとはまったく異なる男女模様も散見されます。コロナ禍によって、男女の恋愛観や結婚観も大きく揺らいでいるのが現実なのではないでしょうか。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


絶対に許せない! 妊娠中に夫が放った無神経すぎる言葉5選
 女性の人生の中でも“大仕事”なのが、妊娠して子供を産むことです。でも、つわりを乗り越え、10カ月もの間、さまざまな制限...
恋バナ調査隊 2023-04-18 06:00 ラブ
原因は自分にあるかも 男運がない女から抜け出す3つの改善法
 女性の中には、誰かと付き合うたびに毎回ダメ男に引っかかってしまう「男運のない女性」っていますよね。実は、彼女たちには4...
恋バナ調査隊 2023-04-17 06:00 ラブ
深入りする前に知っておこう! ロマンチストな男性の特徴4つ
 あなたは、ロマンチストな男性についてどう思いますか? ロマンチックな言動をする男性が好きなタイプの人もいれば、苦手な人...
恋バナ調査隊 2023-04-17 06:00 ラブ
「ごめん、今起きた」長期の二股はボロが出る!彼氏のクロ確定LINE3選
 いまの彼は、あなた一筋ですか? もしかしたら愛されていると思い込んでいるだけで、彼にはもう1人の彼女がいるかもしれませ...
恋バナ調査隊 2023-04-16 06:00 ラブ
不快?やや苦痛? 切実な問題!彼と体の相性が合わない時の対処法5つ
 男女が付き合う上で、体の相性はとても重要ですよね。体の相性が合わないと「一緒にいて楽しいし、大好きなのに、結婚に踏み切...
恋バナ調査隊 2023-04-16 06:00 ラブ
「追われる女」4つの特徴は案外簡単にクリアできそうですよ
 男性には狩猟本能があるため「あの子はどうしても手に入れたい!」と思うイイ女に出会うと、自分から積極的に追いかけると言わ...
恋バナ調査隊 2023-04-15 06:00 ラブ
世帯収入減なのに“エロ散財”し続ける夫にマジギレ5秒前の女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-04-15 06:00 ラブ
「『家庭でエロ』なら夫婦円満でしょ?」おもちゃに散財する夫の屁理屈
「冷酷と激情のあいだvol.138〜女性編〜」では、世帯収入が下がっているにもかかわらず、趣味である“エロ”への散財をや...
並木まき 2023-04-15 06:00 ラブ
「ゴムに穴を開けておいた」重すぎる“闇深”恋愛相談LINE3選
 よく人から恋愛相談をされる人は「信頼してくれている」と感じ、親身になって相談に乗っている人が多いでしょう。でも中には、...
恋バナ調査隊 2023-04-15 06:00 ラブ
アルバイトがきっかけで恋愛関係に♡ 年下男子や留学生とも
 アルバイトが恋愛のきっかけにならないと思っている人は、もったいない! 少し見方を変えると、出会いのきっかけはどこにでも...
恋バナ調査隊 2023-04-14 06:00 ラブ
四六時中ハッハッと呼吸する「筋トレにハマった夫」がうざい
 筋トレに励む男性って、身近に多くなっていますよね。コロナが流行して自宅で過ごす時間が長かった影響か、筋トレにハマる男性...
恋バナ調査隊 2023-04-13 06:00 ラブ
男女逆転?「女装男子」増殖のワケ&彼らの恋愛対象者に納得
 綺麗な女装男子が増えています。スリムな美男子がウィッグを付け、可愛いワンピースで装うと、女性に見えてしまうこともしばし...
内藤みか 2023-04-13 06:00 ラブ
奥手男子にアプローチして付き合いたい!避けたいNG行動は?
 気になる男性が奥手だった場合、どう皆さんはアプローチしていますか? グイグイ来てくれる人だったら、飲みに行ったり出かけ...
若林杏樹 2023-05-01 21:01 ラブ
愛称の“たん”がマシマシに…いつまでもラブラブな両親に共通する秘訣4つ
 年を重ねても仲の良い両親は、見ていて幸せな気持ちになりますよね! 自分もこうなりたいと憧れている人も多いでしょう。いつ...
「姪っ子の運動会で悟りました…」40代女性が結婚を諦めた瞬間に共感
 これまで必死に婚活してきた女性でも、40代に入ると「なんでこだわってたんだろう? 結婚しなくてもいいじゃん!」と悟る瞬...
恋バナ調査隊 2023-04-16 10:25 ラブ
稼いでよ…出世しない男性の特徴と操縦術、やる気スイッチは存在する?
 世の中には、同じスタートを切ったのに出世する男性としない男性がいます。出世しない男性と付き合っている彼女の立場になれば...
恋バナ調査隊 2023-04-11 06:00 ラブ