引退したホストたちはどこで何をしていると思いますか?

内藤みか 作家
更新日:2019-09-14 05:59
投稿日:2019-02-24 06:00
 ホストクラブのホストは、いつまでもホストを続けているわけではありません。最近は30代のホストも増えてきましたが、多くは20代のうちに引退してしまいます。ナンバーワンホストが電撃引退することもあれば、誰からも指名されないまま淋しく去っていくホストもいますが、彼らは第二の人生としてどんな道を選択しているのでしょうか。

なぜ退店するの?

 私は1999年に「ノストラダムスの予言が的中して世界が滅びるのなら、その前にホストクラブに行っておきたい!」と思い切って足を踏み込み、世界が滅びなかったのでそのまま遊び続けています。ホストクラブ通い歴が20年にもなるので、退店していくホストを大勢見てきました。あくまで私が見聞きした事例ではありますが、それを書いてみます。

 彼らの引退理由は、人によって理由はさまざまです。「目標金額を達成したから」と潔くナンバーワンのまま引退し、都内にマンションを購入した強者もいれば、お酒の飲み過ぎで体を壊して辞めていく人もいますし、好きな女性が出来て、彼女がホストをやめてほしいというので退店を決めた人もいました。

華々しさの行く先

 引退後、彼らはどんなことをするのかというと、それもまた人それぞれです。自分で会社を興し、事業を始める人もいます。内容もエステなどの美容関連だったり、ファッションブランドを立ち上げることもあれば、バーや飲食店を始める人もいます。見ていて賢いなと思うのは、今まで属していたホストクラブの関連業種を始める人が多いのです。

 バーや飲食店は、ホストクラブの近くにオープンすれば、同伴やアフターなどで寄ってもらえるでしょうし、エステで彼らを脱毛することもあるでしょう。今まで慣れ親しんでいた業種だからこそ、どういうところにニーズがあるのかもわかるし、仕事しやすいのでしょう。もちろん、ホストクラブの経営者や幹部となり、裏方に徹することにした人もいます。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


断捨離で社会貢献 「古着deワクチン」レポ 2021.10.22(金)
 整理整頓が苦手です。特に洋服。気が付くとクロゼットはいつもパンパン。そのくせ着る服はいつも一緒という残念な事態に。この...
あなたは大丈夫…? ”不幸中毒”になっていたお客さんの話
 自分のことを「不幸だな」「不運だな」と感じることはありますか?もちろん生活の中でそんなふうに感じる瞬間はあると思います...
猫は「きもちいい」の天才! 日差しにウットリ“にゃんたま”
 猫は「きもちいい」の天才です。  きょうは柔らかな日差し。ただでさえ気持ちの良い日なのに、にゃんたま君は背中を伸...
「ガーデンシクラメン」攻略法! 間違った園芸方法に決別を
 10月も半ばともなると、あんなに暑かった夏もいつの間にか過ぎ、早くも年末のカウントダウンがはじまった気がいたします。 ...
シングルマザーになったら突然色眼鏡がかかってしまう不思議
 はじめまして。シングルマザー3年目の孔井嘉乃です。私には、6歳になる息子がいます。  家庭の事情はそれぞれあって、離...
GU「スタイルヒート」で“ダサ見え”を解決 2021.10.19(火)
 すっかり肌寒くなり、朝晩冷え込んできました。気温が下がってきたら活躍するのは、ヒートテックですよね。急激に気温が下がっ...
男同士の方が楽しいの? 尻尾を絡ませる“にゃんたま”君たち
 美にゃんな三毛猫のお嬢さんと見つめ合うにゃんたま君。  スマートなお尻を見せつけて、自分の魅力をアピールしている...
なにが違うの?努力して憧れの存在に近づける人と遠ざかる人
 皆さんには憧れの人はいますか? 仕事ができる先輩や上司、友人や家族、著名人の名前をあげる人もいるかもしれません。私はた...
プロレスごっこで力加減を勉強中!“にゃんたま”兄弟をパチリ
 きょうは、プロレスごっこに夢中なにゃんたま兄弟。これは格闘の練習です。  獲物をつかまえる時の練習にもなっていて...
花と色の相乗効果! ビタミンカラーで心も身体もポジティブに
 猫店長「さぶ」率いる我が花屋は、カントリー風情たっぷりな立地でありながら、なんだかんだで毎日のように外国人のお客様がご...
ムカつきながらも息子の前では「パパを立てる」と決めたこと
 はじめまして。シングルマザー3年目の孔井嘉乃です。私には、6歳になる息子がいます。  家庭の事情はそれぞれあって、離...
褒め言葉を理解? ドヤ顔する猫がかわいい 2021.10.12(火)
 猫の知能は1歳半~2歳半の子ども程度だとされています。一説によると、80語くらいの人間の言葉を認識できるそう。彼らが覚...
“にゃんたま”をくんくん…この匂いは間違いなく我が息子!
 あらゆるものをくんくんしたがる習性は、野生時代からの名残。  きょうは先輩に、にゃんたまω付近をくんくんされてド...
結婚式のご祝儀のマナーは? 相場・書き方・渡し方まで解説
 友人や親族の結婚式にお呼ばれされたはいいものの、ご祝儀の渡し方のマナーを忘れてしまい、毎回「どうだったっけ?」と迷う人...
経験や資格じゃない!自分に向いてる道を見つける簡単な方法
 仕事でも家事でも「なんかこれ自分に向いてないかも……」と思ってしまう時ってありませんか? 私も少し前まではそんなことを...
「菜々緒ポーズ」みたい? “にゃんたま”の魅力たっぷりの1枚
 こんな写真が撮れたらガッツポーズ!  きょうは、私が一番好きな「にゃんたまωポーズ」です。  にゃんたまω...