結婚10年目にして…運命の「彼女」との出会いでレズビアンに

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-09-24 06:15
投稿日:2021-09-24 06:00

人妻なのに…感情をコントロールできない

ときめいている自分がいた(写真:iStock)
ときめいている自分がいた (写真:iStock)

――素敵なご両親ですね。

「はい、本当に温かな家族に恵まれました。義父は代々続く造園業をして、夫はその手伝いをしています。義母も健康で、明るく面倒見のいい性格。家事は義母が完ぺきにこなしてくれるため、私は週3で総菜屋のパートに出ています。夜、知人とカラオケや呑みに行くことも文句を言わない自由な家庭で、本当にありがたいです」

――で、呑みに行った先で、運命の彼女A美さんと出会ってしまったんですね。

「はい、出会ってしまいました。その日のうちにLINEを交換して、『おはよう』『おやすみ』はもちろん、『今度、いつ呑みに行こうか』『いいイタリアン見つけたよ』などと毎日連絡を取り合いましたね。彼女からLINEが来るたび、ときめいている自分がいました。

『自分は人妻なのに』と理屈ではわかっていても、感情がコントロールできないって、こういうことだな……と」

――続けて下さい。

「5回ほど呑みに行った時でしょうか、その日のA美はいつもと違って緊張している様子でした。メイクもいつもより気合が入っている感じ。気のせいか、香水もいつもつけている柑橘系ではなく、もっと官能的な香りで……。

 で、いつもよりボディタッチも多く、バーで腰を抱かれて『W子のこと、もっと深く知りたい』と、耳もとで囁かれて……。潤んだ美しい瞳に見つめられて、私、真っ赤になって『私も同じ気持ち……』と、うなずいてしまったんです。

 続きは次回。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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